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travelnotes : domestic
岐阜→東総→長野(その2)
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外川行電車はマニアさん団体など、ぞろぞろ状態で発車。こりゃあすげえや。都市内交通としての機能がどこまであるのかわからないし、そもそも現在の銚子市の規模から「鉄道」という都市内輸送手段が必要なのかもわからないし。それでも途中駅の笠上黒生====ThisIsTheErrorMessege====で離合させてほぼ時間2本の運行を維持しているのは立派。
終点の1つ手前、犬吠駅で降りる。構内売店で噂のぬれせんべい====ThisIsTheErrorMessege====を売っていることを確認し、駅すぐ近くの回転寿司屋へ。有名な割にあまり前向きの評判を聴かない店なのだけど、食べてみて納得。シャリにキレがない。ネタも確かにデカいが積極的に安いわけでもうまいわけでもなく。ただ、アブラボウズやミンククジラなんてのが回ってくるのは面白かった。
食べ終えて、犬吠埼灯台へ。なんかこう、とても関東地方とは思えない場末感で、こりゃあ独りで単車でやってきてナルシス全開モードが似合うかもしれん、と思ったらカップルも結構多い。演歌ムードにひたっているのかしらん。土産物屋で銚電印のぬれせんべいを売っていたけど、せっかくだから直営店で買った方がと駅まで戻ると、売店は17時までの営業らしく閉店済。ぬかった!ぬかったあ!
こうなりゃ終点の外川だと1駅だけ電車で移動。あのう、21世紀の鉄道情景じゃないです。かつての本揖斐や美濃もたいがいなもんだったが、これはすごい、ラベルが違う。ぼくがまっさきに思い浮かんだのが日方駅====ThisIsTheErrorMessege====だった。で、銚子行電車で戻ると、銚子の1つ手前の仲ノ町駅にぬれせんべいがたくさん積まれているのが見えた。あれ!ほしい!あれほしい!と心の中でだだっこのように泣き叫びながら電車は終点の銚子へ。折り返しの外川行電車に乗る女子高生が携帯電話で写真を撮っていた。地元のコじゃないのかな。
東京=銚子は高速バスの方が1000円くらい安いし本数も圧倒的に多いのだけど、せっかく時間もあうし都心の渋滞も恐いしで特急『しおさい』に乗ることに。で、発車まで10分ちょっとあったので駅のKIOSK-NEWDAYSに行ったら、あっさり銚電印ぬれせんべいが買えてしまったのでしたとさ。ちゃんちゃん。買えたのは嬉しいんだけどね。最終の上り『しおさい』は新宿行なんで秋葉原で乗り換え、秋葉原で乗り換えと来たらうどんを喰うしかない!と行ってみると、「おくら・めかぶ・とろろ」が載った夏限定ねばねばぶっかけうどんがあった。これ、いいっ!とぞぞぞぞぞと食べて満足して浜松町のホテルへ。「Jリーグタイム」にギリギリ間にあった。終わったら風呂入って轟沈。


翌朝は7時前にチェックアウト。大門から大江戸線で新宿へ。単純に所要時間だけみれば山手線より早いから選んだのだが、「大江戸線は深い」ということをコロッと忘れていた。結局、実質所要時間は山手線と変わらず。どうせ鋳造は2次元ですよーだっ♪と書くと誤解されそうだな。

新宿で安い満腹を求める際にいつも利用していたカレーのイマサ====ThisIsTheErrorMessege====が朝7時から開いているとは!もっとも、立地が高速バスターミナルに近いので営業している可能性はあると思っていたが。朝っぱらからつい“ポークの大”を頼んでしまう。わはははは。
さて、新宿7:50発の長野行。ぼくの予約席は2C。通路側だ。まあ発券も遅かったし、しょうがないよなあと思いながら改札を受けると、後方の席はどどーんと空いているではないか。単純に前詰めで売ったに過ぎないのだ。途中乗車もないし、サクサク後ろの窓側に座ってウトウトしながら行くことにする。
横川SAでトイレ休憩。ここでびっくり、岐阜サポのT君に声をかけられる。彼も同じバスに乗っていたのだ。おやおや考えることは同じか。ぼくらは川中島古戦場で降りて歩くことにした。途中に“おぎのや”ドライブインがあったのでお約束の『峠の釜めし』。T君はざるそばまでオーダーして驚いたが半分でギブ。少しいただいたけど、すごいコシのそばだった。最近の岐阜隊のことをグチりつつ歩いていくと、見えてくる。警察車が2台もいるのには驚き。さすが、ダービーだ。
長野パルセイロ×松本山雅。松本ホームの試合では6,000人を動員したという。今日は長野ホーム。現在、北信越リーグはJSCが首位を走っていて、2位長野も3位松本も崖っぷち。なにせ地域決勝の北信越枠は1つしかないのだ。松本は全社北信越予選で勝ち残っているのでまだ有効な宝くじを持っているとも言えるが、長野はこの試合を落としたら事実上の終戦となる。そんな重注目のカードだけど、会場はキャパ3,000人程度の南長野運動公園。そこで長野運営側が行ったのは、500円のチケを当日券なしでホーム/アウェー1000枚ずつの限定発売にしたこと。そして、観客用駐車場もシャトルバスも長野側/松本側で別にしたこと。とてもじゃないが、これは地域リーグの運営ではない。


会場に着いたところでいきなり選別。「松本サポの方はこちらです」入口すら完全に違う。その先には生卵やらトマトやらを用意した血走った長野サポがお出迎え……ウソですごめんなさい。長野の運営さんは丁寧でした。問題が起きないように徹底した分離作戦を取ったらこうなった、のだろうね。
中に入ると、岐阜サポ数名。シーズン開幕前に岐阜と松本で練習試合があり、その時に山雅サポと交流が生まれたらしい。しばらくすると、G裏に結集していた山雅サポは太鼓隊を残して一度会場外に出る。そして円陣を組み、雄叫びを上げ、再び歌を歌いながら太鼓に合わせて列をなして再入場。このパフォーマンス、一昨年の地域決勝予選@大津でロッソサポもやってたけど、「ここぞ!」という試合で行うと効果大。ただ、会場が大きいと効果が落ちるかな。その点、大津球技も南長野も規模的にピッタリだ。
選手紹介。場内アナは松本側を低く小さい声で一気読みで終了。そして長野側ではアジテーションモード。その演出は悪くはないが、それでも松本側をもう少し聞こえる声で読んでもらえないだろうか?それから、両チームともリザーブを紹介しなかったのは、よくなかったね。さて、1人を除いて岐阜サポはみな松本側G裏で義勇軍に志願。そりゃ、あいつらが90分黙って試合を観てられるわけがねえってのは1月の鈴鹿で思い知ってますが(笑)。
試合は、ストロングポイントを前面に出す長野がいい流れ。ストロングポイント即ち要田勇一。昨年まで1部にいて点まで取っているヤツは違う。そこに兼子や大典が絡んでくる。レジスタ的に効いているのは貞富。一方の松本はガチャ====ThisIsTheErrorMessege====の1トップ。少ないチャンスを活かす構えか。前半はスコアレス。試合は長野ペースだったけど、サポのノリは真逆。なんで長野側はあんなにおとなしいのだろう。松本側は縦ノリを続ける元気の良さ。タイコ部隊にスネアー武装兵士がいるのはいいね。チャントも耳に残るモノが多く、高評価。


後半に入ってすぐに試合を大きく動かす出来事。Pエリアでシュート体制に入ったところを小田に倒されたのは竹内か?小田は2枚目の警告でSentOff。さてPK、蹴るのは土橋。バックスタンドから「土橋、今度は決めろよー!」の声が飛んでビビる。さては土橋、前回ははずしたな?!しかし今回はキチンと決めて先制。大騒ぎの松本側G裏。
10人になった長野は兼子を下げて中盤の栗原を入れる。10人で同点逆転を狙い攻める長野、受けてカウンター狙いの松本。前がかりの長野の後ろを左サイドの竹内が積極的に狙う。抜け出してシュート、GKが弾いたところを詰めたのは再び土橋。これで2点差。10人で3点取るのは絶望的だが、それでも長野はCKの際にGKまで上げて得点を狙う。おかげでセットプレー失敗を受けたカウンターでガチャに代わって入った白尾が唯一残った長野DFを交わして独走。サッカーでは珍しい、エンプティネットを揺らすゴールで3点。松本サポもまさか3点差で勝てるとは、ハーフタイムでもまったく思ってなかっただろう。一方の長野は、兼子を下げたのが結果としてどうだったのか。これで長野の優勝はかなり厳しいモノになったのか。一方の松本も、JSCへの挑戦権を得たに過ぎない。次はホーム最終戦でツバイ金沢を迎える。“ダービー疲れ”が出なければいいのだけれど。


帰りは岐阜サポのクルマに載せてもらう。途中、「梓川SAでそばを喰おう」と立ち寄ると、山雅サポが勝利の余韻に浸りまくっていた。当然だわなあ。話題はどんどん前向きになり、地域決勝の話にまでなる。おそらく山雅サポで「地域決勝を視たことがある」ひとはごく少数だろう。あの大会の独特な“流れ”を知っておくのは大切なことだ。もちろん、繰り返すが彼らはまだ何も得ていない状態なのだけど、この時の山雅サポは、楽観でなくポジティブ。悪くない。
ぼくは食堂で“わさびそば”と“わさびソフト”を食べた。どっちもなかなかいい味、そばのレベルはさすがに高いね。ここからは一気に中央道を走り抜く。「頼むから伊那で降りてローメンを味わってくれ」との鋳造の悲痛な願いは瞬間蒸発で却下。さらに「どこかに鋳造好みのローメン店があるはずだ、たかが2戦2惨敗でへこたれるな」との悪魔のような励ましも受ける始末。はうう。

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