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夏の北海道Lはしごツアー(3)
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日曜日。7時半にレストランに降りていったら数人が行列を作っていた。朝食バイキングを例によって詰め込む。すまんな、そういう風に躾けられているんだ。千歳とは宿代そのものが違うので比較するのはかわいそうだが、おかずのレベルは段違い。函館イカの豆板醤漬がうまくてうまくて、何倍でも呑めるわ(笑)。
がふがふ食べて、4条9丁目のバス乗り場へ。すぐ近くに中央バスのターミナルがあったので寄ってみた。札幌行が時間2~3本。すごいもんだ。もっと驚いたのが中央バスは旭川でもローカルをやっていたこと。====ThisIsTheErrorMessege====エリア広いねえ。
やって来た道北バスの高砂台行に乗り、終点まで。そこからだいたい2km近く離れたところに目指す富沢サッカー場がある。終点のバス回転場で何が驚いたって、注意書きに書かれていたのが「ゴミを捨てないでください」ではなく「雪を捨てないでください」だったことだ。
もう一つ驚いたのが、富沢サッカー場までの道程。一方的な下り坂なのだ。考えてみれば、高砂『台』から富『沢』に行くのだから下りになるのは当然なのだが、地図を視ても恥ずかしながらまったく予想していなかった。これは帰りは上り一方になるということで、バスの発車と所要時間に気をつけなければ。
ACSCとベアフットの試合。前日に続いてベアフットの観戦となるが、仕方がない。ACSCは、YSCC====ThisIsTheErrorMessege====みたいに凝った名前の略称なのかと思ったけど、単にAsahikawaCitySoccerClubの略だとか。スタッフさんが「ACミランと違います」と笑うので「ManchesterCityのようですね」と応えた。ACFCならパーフェクトだったのだが。バック側に応援旗をつけていたマネージャー娘さんに訊いたのだけど、ACSCの今シーズンの成績はあまり芳しくないらしい。
試合開始。ACSCの苦戦、さもありなん。DFがゴール近くで左右に振られると全員ボールウォッチャーになってしまう癖があり、2失点は取られるべくして取られたかなという感じ。攻撃の際も、人数はいるけどいるべき場所に人がいない。ボランチがFWを追い越してGKを1対1になって叩き込んで1点差にしたゴールは見事だったが、全体として残念ながら4部の標準仕様に届いていない。前日のサンクくりやまとはレベルの差は明らかだった。

観客は10人くらい。かわいい子犬を連れているご夫婦が近くにいたんだけど、この子犬がもうかわいくてかわいくてもう、もう、もうぅぅぅぅぅぅぅ!名前は「ヒポちゃん」5ヶ月。甘えん坊で暑がりで、ご主人の影に入って暑さしのぎ。カメラ向けるとカメラ目線で応えてくれた。で、このヒポちゃんの飼い主であるご夫婦がまたACSCについて詳しくて。でも、選手のうち何人かは札幌から通っていると聞いた時には驚いてしまった。試合は2-1でベアフット勝利で終了。ACSCは残留が厳しくなってきた。一方のベアフットは、内容的にパッとするところがないなかで下位との対戦ということもあったが2連勝。上位でシーズンを終えられそうだ。ところで、木島敦はまだベアフットにいるのだろうか。====ThisIsTheErrorMessege====
高砂台と富沢の間にはソフトクリームスタンドがある。行きすがらの時は開店準備中だったけど、帰りがけの時にはクルマが停まっていて買い求めている。うまいんだろうか。ってんで、暑いこともあるしぼくも牛乳ソフトを買い求めてみる。おおっ、クリームが濃いぞ。口当たりはソフトだが味の方は全然ソフトじゃない。これはなかなかでないか?クリーム屋と同じ敷地にあるそば屋にも結構な数のクルマが停まっていた。
帰りも高砂台では芸が薄いし、時間もないわけじゃないので峠を越えて神居まで歩いて降りた。途中、旭川の街並が見えるあたりは夜なら綺麗なんだろうが、富沢からの帰りはともかく行きは高砂台から下り続ける方が圧倒的に快適だろうな。
下り切ったところにバス停があった。時間3本。おお、高砂台より本数が多い。10分待てばバスが来るな……とバス停をみたら旭川電軌ではないか!実は、行きしなに「帰りも高砂台からだもんな」と応援の意味を込めて道北バスのバスカードを買ってしまったのだ。旭川クラスの街に都市内輸送のバス会社が2つあるのは、まあいい。しかし、カードシステムが導入されていないならともかく、2社が別々のカードシステムを使っているなど暴挙もいいとこではないか。行政はいったいなにをやっておるのだ。旭川電軌と道北はよほど仲が悪い====ThisIsTheErrorMessege====のだろうなあ。でも、仲の悪さでは業界に轟き渡る長崎だって、。県バスと長崎バスは統一カードシステムを使っているぞ。====ThisIsTheErrorMessege====ぷんすか。

せっかく買った道北バスカードを死蔵させるのももったいないので、3分ほど歩いて道北のバス停まで行き、中心部へ。あと1時間ちょいある、ってんでここは旭川ラーメンだ。ここまで来て『んめーら火頭山』====ThisIsTheErrorMessege====に行ってもしょうがないので、まずはネットで調べた『蜂屋』へ。日曜の13時近くってのは混み混みタイムのはずだが、相席ながらサクッと座れてしまった。しょうゆラーメン。「油は多めにしますか?」と訊かれるので、それがデフォルトならとそうしたのだが、出てきたラーメンにびっくり。この焦げた苦みは何?どうやらこれがこの店の売りらしいのだが、ぼくはだめだあ。
というわけで、口直しが要る。大盛りにしなくてよかった。2軒目の『青葉』へ。件の『んめーら火頭山』はがらがらなのに、こちらは行列が十数人。やれやれ、盛者必衰とはいえ怖いねえ。まあ時間もあまってるわけではないし、時間かかるようなら諦めて駅に行こうと思っていたら、店のおばちゃんがやって来て「ダンナさんで昼の部は終わりね」と言うではないか。どうやらスープが尽きてしまったようで、次の営業開始は2時間後。で、おばちゃんは「ぼくの後ろに並ぶ人がいたら『自分で終わりだ』と言って欲しい」と言うのである。これは面白い。外見はいかにも「残念でした」という表情しかし内面は喜色満面で「ぼくで終わりだそうですよ」と10人くらいに声をかけただろうか。ほとんどが観光客で、いきなり不機嫌になる娘どももいたけど、地元のおっちゃん風の男性は「ああ、しゃーないな」という感じで離れていった。慣れっこなんだろうね。ぼくの前には若夫婦ライダーがいて、全国各地で「走って喰って」をやっているそうなので讃岐うどんの話で盛り上がってしまった。で、ようやく食べられたラーメンにまたびっくり。こんなもんなの?あまりに王道というか普通のしょうゆラーメンで、これのどこに行列するだけの魅力があるのだろう。讃岐うどんだと「これは違う!」というのは食べてすぐにわかるのだが。

というわけでサクサクと食べてしまい、『青葉』に並んだときにはなかば諦めていた14時発の“スーパーホワイトアロー”で千歳機場に行き、飛行機を予約の1本前のに替えてもらい、土産を買ったらあとはラウンジでうだうだ休憩して帰ってきた。千歳のラウンジは1時間しかいられないのね。

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