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travelnotes : domestic
夏の北海道Lはしごツアー(1)
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このケンカ買わねばまいね====ThisIsTheErrorMessege====というわけで夕張なのである。翌日は旭川で、4年連続の道L観戦とあいなった次第。夕張が土曜日10時のキックオフではレンタル単車というわけにもいかず、公共交通機関での移動。

まずは金曜夜のにっぺりで千歳へ。仕事を定時で抜け出して常滑に行き、意地でもラウンジでただビール呑んでやる!====ThisIsTheErrorMessege====と缶ビール1本空けたらもう搭乗時間だ。おかげで千歳着21時半で晩飯もまだ。気分はもう「どれでもいいから適当に」====ThisIsTheErrorMessege====状態で、千歳駅前のラーメン屋に飛び込む。タンタン麺がお勧めらしいのでそれを頼むと、名古屋や岐阜で出てくるラー油を敷いたようなスープじゃなく、肉味噌麺のようなとろみのついたスープでそんなに辛くない。もっとも『地獄何丁目』みたいなオプションはあったようだけど。なんでも「行者ニンニク」というものを使用しているそうなのだが、それほどニンニクの刺激もなかった。
はふはふ食べて腹一杯。ホテルに投宿し、チェックインして風呂入ったら即轟沈。
……のつもりだったのだ。ところが全然寝付けない。持参の誘眠薬飲んでも効果なし。これは間違いなく、あの「行者ニンニク入りタンタン麺」のせいだ。見かけによらず強者。たしか、店に貼ってあったタンタン麺の案内には『性力アップ』と書いてあったと記憶してるが、看板に偽りなしということか?そちらの方面は試してないのでわからないが、桃園ラーメン恐るべし。いまだに料金掲示が外税なのもご愛敬か。

翌日、寝不足ぼそぼそ状態で朝食バイキングを例によって詰め込む。すまんな、そういう風に躾けられているんだ。千歳から南千歳、ここで“スーパーとかち”に乗り換える。
夕張行の単行ディーゼルカーはがらがら、を想定していてそれはほぼ予想通りだったけど、予想外だったのは途中から客が乗ってくること。沼ノ沢でも南清水沢でも乗ってくる。いまの夕張駅に何があるってわけでもなかろう====ThisIsTheErrorMessege====に、って今日は何かイベントがあるのだろうか。ぼくは清水沢で降りたのでわかるはずもない。しかし、まったく完璧に予想外だったのは、清水沢に駅員がいたことだ。
外に出ると、新さっぽろ行バスがちょうど通りかかるところ。慌てて手を挙げてバスを止め、乗せてもらう。予定していなかったバスに乗れたおかげで、夕張平和公園には試合開始前に着くことが出来た。もっとも、予定していたバスでも開始直後くらいには着けたのだけど。
夕張平和運動公園。ひょっとしたらもしかして、ここを拠点に全国リーグを戦っていたかもしれないベアフット====ThisIsTheErrorMessege====は、アウェーとしてここでサンクくりやまと戦う。もっとも、夕張ベアフットからいる選手が何人いるのか、ぼくは知らない。球技場の後ろには赤い鉄橋が見える。夕張鉄道====ThisIsTheErrorMessege====の廃線跡。夕張という街は産業拠点だったのだ。現在は、財政破綻で全国に名を売ってしまう始末ではある。
試合開始。つないで崩すベアフットと、ロングボール一発で勝負をかけるサンク。4部にしてはなかなかのアーリークロスの精度を持つサンクはそれだけで決定機を何回も作ることが出来る。スタイルのまったく違うチーム同士で面白かった。しかし、サンクは2枚のCBの間にギャップが出来ることが多く、そこにショートパスを通されると致命的なピンチになる。しかし、ベアフットは「崩し切らないとシュートは打たない」という鋼の掟でもあるのだろうか、ここで打っておけば!というところでパスを選択する。しかし結局は後半になってからショートパスできっちり崩されて正面から蹴りこまれて先制され、これが決勝点でベアフットの勝利。
なのだけど、実は“幻の同点ゴール”があったのだ。飛び出したベアフットGKがサンクの選手ともつれてる間にゴール前にパスを出されて無人のゴールに蹴りこまれた。目の前に視ていた副審は特にアクションを起こさず、ということはゴールなのだろうが、ベアフットGKは退場も辞さない激怒ぶりでグローブを叩きつけて抗議。結局、主審と副審でもう一度確認してノーゴールになったのだが、サンクは納得いかないだろうなあ。
試合が終わって、市内バスで北上。「日祝・第2第4土曜運休」というバスがあって、今日は第5土曜だけどまあこれが動いてなくても少し歩けば“ユーパロの湯”という温泉施設の前からバスあるし、と思っていたらちゃんと動いていたので助かった。国道を跨ぐ廃線跡の鉄橋の下からバスに乗る。
夕鉄本社前でバスを降りた。札幌急行の次の栗山行に乗って、栗山で昼飯という計画。バスの時刻もちゃんとファンサイトで調べておいたし……って、栗山行のバスが、ないっ!なんでも夕鉄は5月にダイヤ改正をやってのけたようで、昼の栗山行が廃止になってるではないか!札幌急行が由仁駅を通ることを確認し、慌てて乗り込む。いや危なかった。平和公園で「乗れるし」とタカをくくっていた“ユーパロの湯”発のバスもこのダイヤ改正で10分早く発車になっており、もし平和公園のあたりで廃線跡歩きながらタラタラしてたら夕張の街中で途方に暮れて道端にしゃがみ込んで石ころ転がしながら涙にくれることになりかねないところだったのだ。
とは言っても、由仁に出るのが次善の策なのも事実。“栗山で昼飯”計画は頓挫してしまう。「栗山にはうまい店が多い」とのネット情報に期待していたのだ。いや、もしかしたら由仁だって隣り町なんだからうまい店の1つや2つ……といった希望は駅前でバスを降りた直後に蒸発した。ひと、いねーじゃん!いろいろな音が混ざり合う“雑踏の音”が存在しない。人が通ると人の足音が聞こえ、車が通ると車の走行音が聞こえる。それがどれだけ不気味なことか。駅前に、朝は喫茶店/昼は食堂/夜はカラオケバーといった風情の店が1軒あるだけ。ふえーん。しかしここまで来てしまった以上、列車の時間まで1時間以上つぶさねばならぬ…と絶望しつつ、夕鉄バスの隣に立つ中央バスの停留所の時間を視た時、ぼくは爆風に飛ばされながらコアファイターを見つけたアムロ====ThisIsTheErrorMessege====のような気分になった。「まだ動ける。」20分待てば、三川発栗山経由岩見沢行バスが来るのだ。これに乗って栗山に行けば、がふがふ喰えば狙っていた昼飯も喰える。北海道の片田舎で、まったく計算外のバスに乗れるなんて奇跡のようだ。

かくしてバスが来るまでの時間を由仁駅周辺を散策して過ごした。いかにも北海道の駅舎でございますといった風情の由仁駅舎は老朽化のためか8月に入ったら取り壊されるそうで、既に通信系の撤去工事は始まっていた。しかし、ホーム屋根の柱にも駅舎の柱にもこれでもかと「ゆに」「ゆに」「ゆに」「ゆに」とホーロー駅名板が打ち付けてあると、その下の広告はサッポロビールより三菱鉛筆の方が相応しいようにも思える。駅舎の反対側にはいかにも税金の無駄遣いでございますといった感じの交流館があった。バス停近くに貼ってあったけど、年間の開催イベントが数件。それでいいのか。もっとも、ぼくはこういう閑散地に住んだことがないからわからないのだけど。それより。その交流館で碧南市のグループの写真展が開かれていたというのはどうしたことだ。
やって来た中央バスに乗って栗山へ。車内に時刻表チラシがあり、開いてみてまさに驚愕。中央バスが札幌=栗山=夕張の輸送に参戦していたとは!もちろん中央バスが夕鉄ターミナルに入ってくるわけはないのだが、すぐ近くのテニスコート前を13時近くに出る札幌行があり、これに乗って栗山に行く手があった。逆に言えば、このバスがあるから夕鉄は栗山行をやめたのかもしれん。最近は旅立ちの前にネットで徹底してリサーチをかけていくのだけど、いやはやまだ修行不足でありました。

栗山駅前にバスが着く。やはり、由仁とは比べものにならないくらい活気がある。通る車の量が違う。交番で道を訊ね、お目当ての店『ひつじ八』====ThisIsTheErrorMessege====へ。ランチタイムも終わりに近づき、店もそれほど混んでなかった。これなら時間内に食べることが出来るだろう。オムハンバーグランチを頼むと、出てきたハンバーグの厚みにびっくり。とても、和菓子屋がシャレでやっている店ではない。オムライスも美味で質量そして価格的にも大満足。がんばって栗山で昼飯を喰った甲斐があったというものだ。数少ない列車に乗って、岩見沢へ。今夜の宿泊地は旭川だが、やっているなら行かねばならぬ。ばんえい岩見沢競馬。

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