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東北天皇杯予選はしごツアー(1)
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いつものように何気に各都道府県の公式サイトをうろうろしていた時だ。福島県協会のサイトに天皇杯予選のトーナメントスケジュールが載っているのに気づいた。『海の日3連休』の日月で試合が組まれていて、ふむふむこれは好都合。16日は浜通り====ThisIsTheErrorMessege====で2試合観て、17日は会津の喜多方押切川なんてマイナーなところで300ピッチ観戦達成というのも鋳造らしくていいな。おそらく16日のクレハのブロックはいわきアビラーション====ThisIsTheErrorMessege====が上がってくるだろうから、話題のクラブ====ThisIsTheErrorMessege====が5部勢相手にどこまでやれるか観るのは悪くないアイディアだ。17日も、これまた話題のユンカース====ThisIsTheErrorMessege====が勝ち上がってくると予想して、これでまったく無問題。
問題はどの切符を使うかだ。3連休なのでなるべく高速バスは使いたくないし、お手軽なのは土日きっぷ。この段階ではほとんどこのプランで確定していた。

ところが、JR東日本のサイトに行って愕然とする。土日きっぷは月曜が休みの日祝では使えないというのだ!その場合は3連休パスを使えというのだ!グリーン仕様だと3万円もするのだ。====ThisIsTheErrorMessege====函館まで行ける切符で福島近辺をうろうろしてどうするのだ。
こりゃあ、普通に切符買って動くかあ、いわき=郡山=会津は高速バスもあるし。しかし、高速バスは会津若松までは行くが喜多方には行かない。====ThisIsTheErrorMessege====結局はJRを使うことになる。本数も多くない。なんだかんだ考えているうちに、なんか面倒になってきた。
どうしようね……と悩んでいる時に、ふと気づいたのだ。福島県はこの3連休を天皇杯予選のために空けている。もしかして、東北各県全部がそうなのではないか?3連休パスは函館まで行ける。ということは、もし青森県予選もこの3連休で組まれていたら…?

しかし青森は県協会の公式サイトがない。ようやくたどり着いたのが青森市協会のサイト。その時はまだ情報が載っていなかったので、だめもとでメールで問い合わせてみた。天皇杯青森予選のスケジュールはありますか?
翌日、キチンとメールで送られてきた。それを視たぼくはフリーズしてしまった。17日月曜日に八戸工大のグラウンドで準々決勝が4試合組まれている。第3試合にヴァンラーレ八戸がシードで出てくる。このブロックにはリベロ津軽がいる。うまくいけば、南部×津軽の対決が視れる。

この時のぼくの心境は、ぼのぼの君が的確な表現をしているので引用しよう。

『ごめんねお父さん。ぼくは呼ばれているような気がするんだ』

かくして外堀はブルドーザーで一気に埋まった。16日に浜通りで2試合。17日に八戸で1試合。これで300ピッチ。かつて難攻不落を誇った敵地・青森で300ピッチ。ふはははは完璧じゃないか明智君。またいいことに、浜通りでの観戦後にちょうどいい時間に仙台行のスーパーひたちがいるのだ。ぼくに乗れと言わんばかりの時間に走るのだ。これに乗れば青森に夜8時に着ける。かつて、コジコジじゃからんから「うまい」と言われていながらチャンスがなかった青森国際ホテル『吉慶』のえびそばも喰える。翌日の八戸の第3試合は13時半キックオフ。うまい寿司を喰ってから行っても十分間に合う。完璧じゃないか。すべてはぼくの希望通りに進んでいる。
3連休パスは15〜17日の3日間有効。観戦予定もなく15日はリエゾンステージなのだが、時間もあることだし飯田線縦断で辰野に行くことにする。不肖・吉田鋳造、鉄道マニアを30年以上やっていながら飯田線は駒ヶ根=本長篠が未乗車なのだった。まじで完璧じゃないか。というわけで、単車で松本×長野を観に行った時====ThisIsTheErrorMessege====に村井駅で3連休パスを買っておいたのだ。

しかし、事態がぼくの計画通りに進んだのはここまで。出発直前に福島県協会のサイトに行って、いわきアビラーションが負けたことを知る。クレハと対戦するのはE-STARというクラブ。リベロ津軽も負けていた。ヴァンラーレと対戦するのは、ヴァンラーレサテライト。

ヴァンラーレ×ヴァンラーレサテ?

岐阜でも同じようなことが起きた====ThisIsTheErrorMessege====が、そのクラブのサポなら興味深い対戦だろうけど、そうでない人間にとって興味半減どころか8割減である。一気に萎えてしまったぼくは、八戸の観戦を第3試合から第1試合に変更して八戸大学の試合を観ることにした。岐阜に3時間早く帰れるし、2年連続県代表====ThisIsTheErrorMessege====の実力を知るのも悪くない、と無理矢理に理由をこじつける。
しかし、困ったことがあった。青森市協会から送られてきたデータでは、第1試合は10時キックオフ。ところが、その第1試合を戦う八戸大学サッカー部のサイトでは9時キックオフになっていたのだ。ああ青森は、青森はなぜこうまで私を苦しめるのか。すべてを信じ、すべてを疑う。青森サッカーとつきあうための鋼の掟。心するべし。もし10時開始なら1時間ヒマになることを承知で、9時に八戸工大に着くプランを考えねばならん。

かくしてようやく行動が確定した。
15日:豊橋から飯田線を北上。甲府経由で上京し、Sun'sSon氏と呑む。東京泊。
16日:常磐線で北上。クレハといわきGFではしご。Sひたち→はやて→S白鳥と乗り継ぐ。えびそばを食べて青森泊。
17日:朝早く八戸に向かい、工大Gで第1試合観戦。寿司食べて帰路に就く。岐阜着は21時近く。


15日朝、豊橋駅。飯田線ホームにのそのそと特急『ワイドビュー伊那路』の車両が入ってくる。出発前には禁煙自由席の8割方が埋まって驚くが、もっと驚いたのは豊川で数名が降りたことだ。しかも一人は指定席ブロックから降りたぞ。いいのかJR東海。
列車はたらたらと北に向かう。特急なのにたらたら、それはポイントの通過速度が25km/hに制限されているから。要するに飯田線は通過列車が走るような設計になっていないのだ。“渡らずの鉄橋”====ThisIsTheErrorMessege====を越えて、天竜峡では川下りの船を観ることが出来たが、基本的に旅路は退屈そのもの。

さらに厳しかったのが飯田から先だ。そもそも普通列車の岡谷行に2分接続なのに、特急が2分延で着いたものだからさあ大変。ペット茶を買うことすら許されずに乗車を急かされてしまう。JNRマークの扇風機が回る119系電車2連。ワンマン運転のため、無人駅で降りる客は一番前まで行かなければならないのだけど、そのルールが徹底されておらず、2両目から降りようとして反応しない戸開けボタンを押し続ける乗客がトータル10名程度。もっと広報活動しないとまずいんでないかい?定時確保が出来ない要因にもなると思う。
辰野まで来た。本来なら5分停車。30年前にここの駅前食堂で『鉄道公安官』の再放送を視ながら親子丼を食べた記憶があり、その店がまだあるか視たかったのだけど電車が8分延じゃあ手の打ちようがない。岡谷に着いた時には、電車に乗っていただけなのにヘトヘトになっていた。飯田線縦断は、喩え豊橋→飯田が特急利用だとしてもそれは『苦行』としか言いようのないものだった。まさに“1度はやりたい鉄道旅行”と言ったところか。

岡谷から“スーパーあずさ”に乗って甲府へ。ここでほうとうを食べるために途中下車の予定だったのだけど、なんかおかしい。甲府駅の案内放送がヒステリックな色を帯びている。なんでも、落雷やらなんやらの関係で甲府から先は電車が軒並み運転見合わせ状態なのだそうだ。いやいや、よくぞぼくの乗った特急を甲府まで運転してくれました。韮崎あたりで缶詰になったらえらいことだ。もしかして、ほうとう食べ終えて戻ってもこの電車がいるかもしれない。

いつもの『小作』の駅北口店で“茸ほうとう”をはふはふと食べる。夏限定のメニュー“おざら”====ThisIsTheErrorMessege====というのがあるのね知らなかった。食べ終わって駅に戻ると運転が再開していて、さすがにぼくの乗った“スーパーあずさ”はもう出発していたが、その次の“かいじ”が20分遅れで発車待ち。ちょうど出るところなので、ペット水をぎりぎりで買い込んで乗車。途中、続行ノロノロ運転はあったものの、40分遅れくらいで東京都にまで入ることが出来た。ぼくは立川で降りたのだが、驚いたのは立川から“かいじ”に乗る客が結構いることだ。移動喫煙室利用料金ということなのだろうか。禁煙車にも結構乗ってきたけどなあ。
南武線で登戸へ。小田急に乗り換えて百合ヶ丘。ここでSun'sSon氏と合流し、またしても監督の店『酔臥居』へ行く。

「あっ、おそろい〜っ!」

と、店に入るや否や“奥様”は岐阜隊のタオルスカーフをバナーのように見せる。ぼくも首から同じものを下げていたのでお返し。相変わらずお元気でいらっしゃる。と、今回で実は彼女は“奥様”ではなかったということが判明。いやいや関係各位には大変失礼いたしました。申し訳ない。お名前を伺ったので、今後は“酔臥居のAさん”と表記することにします。

前回も頼んだ厚揚げの青唐散らしをお願いするが、今日は栃尾焼というものが入ったというので、それを。そしてスタミナ納豆。そしてW杯観戦に行っていたSun'sSon氏が本場で買ってきてくれたパウリグッズの大展覧会。沢山たくさん買ってきてくれた。ありがとう。ワイルドカップ関連====ThisIsTheErrorMessege====のものはなかったそうだ。ユニやらなんやらいろいろあるのだけど、今回の大ヒットはこげ茶色のTシャツ。なんとなんと、2001-02シーズンのあの勝利====ThisIsTheErrorMessege====の記念Tシャツがまだ売られていたというのだ!これはもうでへへへへへへへへへへへへへへへというしかないシロモノである。
Sun'sSon氏は梅酒、ぼくは焼酎のお湯割りをひたすら呑み続ける。テレビでは、オールスターサッカーに続いて中田ヒデの引退特別番組。ぼくらの「どうせテレ朝だろう?」という値踏みは裏切られた。この番組の制作が周到に準備されていたことや、赤裸々に語った部分の内容を気にするひともいるだろうけど、渾身のドキュメンタリーだと言っていいだろう。ぼくらは2時間もの間、黙って見入ってしまった。ちなみに“酔臥居のAさん”も「ヒデに指導者は似合わない」という見解で一致。おそらく経営者として成功した後に、アペオスのCMでテレビに復活して「サッカーも上手いのだよ。私の場合はね。」と決めセリフ吐いてニヤッと笑ってくれるだろう。

さんざん呑んで店を引き上げ、新宿でSun'sSon氏と別れてぼくは板橋のホテルでそのまま轟沈。

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