cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
travelnotes : domestic
2005地域決勝予選はしご(1)
 home  index  prev next 

今年も気づいたら地域決勝の季節である。昨年から11月最終週に予選・12月1週に決勝になり、ぼくは第1土曜が休めない業種なものだから、決勝Lに貼り付けないならと11/25に年休を叩き込んでしまい、予選は3日間とも観戦することにした。だって、だって会場が南国吾岡山に、熊本大津では球技場のほかに陸上競技場も使うんだもん!
高知と熊本をハシゴするなら一般周遊券====ThisIsTheErrorMessege====……ってのは昔の思想。いまは“周遊きっぷ”くらいしか選択肢がない。いろいろ評判の悪いきっぷ====ThisIsTheErrorMessege====であるが、少なくとも本州=3島のきっぷなら片道どちらかで空路が使えるのはありがたい。熊本ゾーンの周遊きっぷに岡山=高知往復をプラスする。
会場が南国市なので高速バスはあまり使い勝手が良くない。====ThisIsTheErrorMessege====こういう時は鉄道会社のサイトを探してみよう。全国版時刻表には載ってない割引きっぷというのが結構ある。岡山=高知は高速バスという脅威があるので往復割引きっぷがないはずがないというぼくの読みは的中し、「高知観光きっぷ」というものがあることが判明。途中下車前途無効ではなく途中下車無効====ThisIsTheErrorMessege====であるらしいので高知からの帰りに宇多津でうどんというわけにはいかないのが残念だが、まあいいです。うどんは先日ドカ喰いしたしね。
というわけで周遊きっぷは行きが鉄路で帰りが空路。、大津は熊本空港にも近く、日曜の15時過ぎに試合が終わっても16:40の小牧行JAノLに乗ってサクっと帰れる。いいじゃないのさ。しかしぼくはにっぺりマイラー。となると、降りるべきは小牧じゃなくて常滑であるが、熊本19:55発はあまりに遅い。だから最初はJAノL小牧便を予約していた。
しかし、やがて生来の「みみっちさ」がむくむくと起動してしまい、やはりマイルはちゃんと貯めたい、熊本で時間があるなら北熊本でも行けばいいや====ThisIsTheErrorMessege====と常滑にっぺり最終便に変更。
それからなんである。U18の代表戦がKKウィングであると知ったのは。まさかまさか、国内で行われる代表戦で観戦会場を増やせるチャンスがあるなんて思ってもみなかった。ぼくがこれまでに視た代表戦は、長居のブラジルワールドツアーに新横浜のダイナスティ。まあ、ある意味「どうでもいい」試合ばかり。それに引き替え、今回はU18ではあるがアジア予選。紛れもなく「絶対に負けられない戦い」====ThisIsTheErrorMessege====であり、しかも相手は格上の北朝鮮。====ThisIsTheErrorMessege====朝鮮民主主義人民共和国国歌がナマで聴ける!しかもしかも後援会会員は入場無料だそうで、いやいや外堀は鮮やかにすべて埋められてしまった。日頃はユースは視ないと宣言している鋳造だが、欲望とプライドを天秤にかけた瞬間に欲望の方に傾いてしまった。局所的非常事態というヤツだ。


2005年11月25日 金曜日

地域決勝は第1試合が11:00で第2試合が13:15開始なのだけど、この金曜の南国吾岡山だけは1試合しかないのに13:15開始。もしかして静岡の選手は前泊ではない?まさか、ね。おそらくは協会関係者が前泊を嫌がっただけではないかと。ぼくも前泊の必要がないのはありがたい。旅支度は事前にある程度は済ませてはいたが、水曜が当直だったので当然木曜は明け。夕方に帰宅して鍋食べたらガコガコ寝てしまい、細かな仕度は出発直前になってしまいバタバタ。
岐阜から米原までは在来線。上にも書いたが帰りは空路なので単車を岐阜羽島に停めておくと回収がやっかいなのと、新幹線で岡山に行くなら羽島からより米原からの方が特急券が安い====ThisIsTheErrorMessege====から。あくまでみみっちい鋳造である。とほほ。
岡山で新幹線を降りる。どやどや降りるビジネスマン。今日は金曜日。まだ9時前だもんな。旅先の日常とぼくの非日常。岡山駅の窓口で件の『高知観光きっぷ』を買う。
瀬戸大橋線ホームには新幹線ホームの喧噪はまったくなかった。松山行『しおかぜ』が停まっているが、乗客もまばら。やはり高速バスはかなりの脅威になっているね。反対側のマリンライナーホームには『(四国)高松』の表示。なんでわざわざ?ああ、備中がある====ThisIsTheErrorMessege====からなあ、と何気に写真を撮ったところ、乗務を終えてホームを歩いていた女性車掌が画角に入った。こっちは何も気にせずそのまま売店で物色していると、数分後にその車掌がわざわざやってきて、ぼくの顔を覗き込んで「私にレンズ向けられてましたかぁ?」と訊くのだ。「案内掲示撮っただけですが」と応えると、「かしこまりました」と紋切り調で言って離れていった。あまりの不意討ちに名前も確認出来なかったが、ちょっと待てやゴルァ!その場合の返事は「失礼致しました」だろう?こうして打っていても腹が立つ。そいつの顔をドUPにしてここで晒してやりたいところだが、その場でもあまりに腹が立ったのでデジカメ操作して画像を消してしまったのだ。不覚!やいJR西日本、もう2度と車内精算してやらねえからな覚悟しろ(←せこい)。

結局、売店でも何も買う気が起こらず、『南風』で後免へ向かう。3両と聞いてたじろいでしまったが、1両半しかない自由席がフルに埋まる程度の乗客数。もはやその程度なのね。進行左側に席を取ったので箸蔵の眺望====ThisIsTheErrorMessege====も見えず。小歩危峡を少し愉しんだ程度。
後免で今日の岡山→博多の指定券を叩いてもらう。すでにレールスターは抑えてあるが、買ったときは禁煙は満席だったのだ。果たして、禁煙は残席1。髪の長い女性駅員さんは「をっ!」と小さく叫んだ。いやいや、なかなかノリのいい方じゃないか。岡山での怒りがこれで中和された。ありがとう。ぼくの他に後免では背広組が数人降り、迎えのクルマでそそくさと出て行った。協会の関係者かな。
コンビニも見あたらないので駅前のスーパーで買い物を済ませ、南へ歩く。weblogにも書いたけど、吾岡山会場は平野の中にぼこーんと残るAyersRockみたいな山のてっぺんにある。すぐ下のバイパスからてっぺんで翻るJFAの旗を見たときには「あそこまで上がるの?」と軽く絶望してしまった。クルマで上がる道は西から南に回り込むようにあるらしいが、ぼくは東側の登山道をえっちらと登ってようやく会場着。もういやっ。
静岡側の方が観戦者が多いか?高知側はいつものサポさん他数名。ぼくはベンチのある静岡側で観戦したのだけど、びっくりするくらい高知が上がって来ない。攻撃は前4人に任せたっ!って感じで、Pエリア付近にまで攻め込んでいるのに自陣に5~6人いたりもする。司令塔・寺尾もPエリアで勝負する機会が少ない。少なすぎる。静岡の攻撃力が恐いのだとしても、あんまりでないかい?そんな“屁っ放り腰”の高知だけれど、静岡のCBがこれまたザルザルもいいとこで、FWにスルーパスをサクサク通されてピンチを迎える。正直「これが東海1位×四国1位の戦い?」という印象は否めない。
高知はGKに絶対の自信を持っていて、持久戦で90分終わらせて「PK戦に引きずりこめぇ~っ」って方針====ThisIsTheErrorMessege====だったのだろうか。しかし、それも後半開始早々に退場者を出してしまってはプランも何もあったもんじゃない。結局2-0で静岡が順当に勝利したのだけど、このザルザルCBではかまとんかちの攻撃陣でもなんとかなるかもしれない。そうそう、毎年恒例“静岡の緊急補強”だけど、今回の韓国人選手2名は、なかなかいいんでないかい?CB2枚だという情報だったけど、2人とも中盤でプレーしてた。引き目の金に前目の趙。特に趙はいい動きをしてボールにもよく絡んでいた。

同じ登山道をひいひい言いながら降りて、歩いて駅まで。ちょっと寄り道して後免町====ThisIsTheErrorMessege====に行ってみると、最新鋭電車『ハートラム』が出て行くところだった。背後にごめん・なはり線====ThisIsTheErrorMessege====の駅。せっかくなので一駅だけ乗ってもいいけど、列車を待つよりはJRごめん駅まで歩いた方が早いし、その方が自由席に座れる確率も上がる。なもんで街をタラタラ歩いてJR駅まで。
岡山行自由席は2両あって、禁煙の通路側に座ることが出来た。やはり疲れがあるのだろう、途中何度となくウトウト。箸蔵の眺めだけはなんとか愉しむ事ができた。
岡山からはレールスター。やはり指定席は快適だ。しかし周囲がみなビジネスマンなので正直言って落ち着かない。11月下旬の19時だから外は真っ暗だし、そもそも山陽新幹線で車窓を期待する方がどうかしてる。博多に着くと、『北九州市小倉在住』freemind氏と待ち合わせ。

氏いきつけの『五味五感』に連れて行ってもらう。路地裏にひっそりとあるカウンターだけの小さな店。飲み屋兼ラーメン屋、あるいはその逆?白子焼や地鶏をいただいて愉しむ。ビールのあとはそば焼酎をロックで。大きめのグラスになみなみと注いでくれる。氏は翌日の甲府×福岡at小瀬が心配だという。「昇格を決めた福岡の連中はいまごろ石和温泉あたりで酒池肉林なんではないか?そんなんで甲府を叩いてくれるのだろうか」とは『べ』サポなら当然の発想と言えよう。もちろん、自身が駆けつける七北田の京都戦での『べ』の勝利はカケラも疑っていない。柏×みうみうの話題の少しは出るが、彼にとって日立台の試合はあくまで「『べ』の入替戦の相手が決まる試合」なのだ。そういう“原理主義”的スタンス、少々羨ましい。
ぼくの明日朝が早いので宴は1時間半くらいで終了。締めはラーメン。freemind氏は「とにかく醤油ラーメンを食べてくれ」という。「日本一だ」とまでおっしゃる。九州まで来て醤油ラーメン?と一瞬思ったのだが、食べてみて驚愕。まさかとんこつの本場・博多でこんな正統派醤油ラーメンが食べられるなんて!ぼくは氏と違って魚系ダシが強い方が好みなので日本一の評価は出来なかったけれど、いつも必ず立ち寄る「一蘭」を今回は堂々と見送れるだけの価値があるクオリティだった。23時過ぎにホテルに行き、風呂に入って轟沈。

 top  prev next