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かまたまぁれ前夜祭
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これだけ各地で地域リーグを視ていると、「もしかして1年で全9つの地域リーグを観ることが出来るのではないか」という気が起きてくる。で、最後に残ったのが四国リーグ。伊予西条を見逃したことで今年は無理かなとも思ったのだけど、ありがたいことにベンターナと高松の試合が延期になって10/30に砥部で行われることになった。未観戦会場だし、言うことなし。だから、この試合の観戦に他意はなかった。初めは直接松山に行ってもいいと思っていた。

ところが、ディープインパクトが「あれは馬じゃねえ」という走りで勝った翌日に地域リーグマニアを再びディープなインパクトが襲ったのだ。かかかかか、かまたまぁれ!「誰か止めるヤツはいなかったのか」という当たり前の感想が出て来るまで5秒以上かかってしまうくらいの衝撃。となると、ぼくが見に行くベンターナ戦は『高松FC』という名で戦う最後の公式戦ではないか。これは意を決して行かねば。未来のかまたまぁれを視るなら、やはり前日にはうどんを食べねばならぬ。話は決まった。

しかしなにせ先立つものが心配だし、今回はクルマを出してくれる同行者もいないので、公共交通機関を利用してのうどんツアーを考えた。朝8時に三宮を出るバスが理想。ちょうど昼飯時前に高松に入れる。となると、朝5時半に米原にいなければならぬ。そうなれば単車だ。自宅を4時過ぎに出ればよい。


で、3時50分に目覚ましをかけたのだが実際に目覚めたのは3時45分だった。この『狙った時間に目覚める』という領域においてはニュータイプの域に達しつつあると自分でも思う。雑文を載せてから4時15分に出発。穂積を通過するあたりで雨が降り出した。大型トラックが列をなす状態では一気に走り抜けることも出来ず、というより何より寒い。岐阜名物の不思議獣オヤスミフクロウ====ThisIsTheErrorMessege====の姿もなんとか確認した程度だ。
朝の5時20分。米原駅に“きたぐに”が入ってくる。ワイド周遊券があった頃はめちゃくちゃ世話になった夜行急行の自由席。でももうその世界に足を踏み入れる根性も体力もない。見送ってしばらくすると始発の普通列車がやってくる。うとうとしながら電車に乗って三宮まで2時間半。
三宮からは高速バス。雨が強くなる中、阪神高速が事故渋滞だとのことで山麓バイパス経由で神淡鳴道へ。西淡三原あたりだろうか、突然の渋滞が発生して驚く。どうやら対向車線でスリップ事故があったようで、トラックに積んであった廃材がこちら側の車線にも派手に散らばっていて、あぶないあぶない。巻き込まれたクルマも何台かあったようだ。それほどの遅延影響もなく、バスが高松駅に着いたのは定刻より5分早かった。


JR高松駅で「くるり〜ん」きっぷ====ThisIsTheErrorMessege====を買う。『讃岐うどんの食べ歩きにも』なんてキャッチコピー。まずは1駅だけ移動して香西へ。電車でうどん食べ歩きをするのは実は初めてで、普段の食べ歩きでは坂出丸亀善通寺近辺から出ることがないので、今回は高松周辺の店を重点的に攻めることにしている。
まずは香西駅から徒歩10分ほどの『池上』。ここは“どっちの料理ショー”にも出てきた名物おばあちゃんの店。しかしお昼直前なのに行列がほとんどない。うどんを温めてもらって生卵を落とす。いわば「にせかまたま」。今回は“かまたまぁれ前夜祭”なのだからどこかでかまたまを食べなければと思っていたのだけど、考えてみればまだ高松FCはかまたまぁれになっていないのだから「にせかまたま」でもよかろうと無理矢理こじつけ。つるっと食べてしまい、もう1杯。今度は冷たいのにしたのだけど、これはだめだった。好みの問題だと思うががもうタイプの麺はぼくは合わない。件のおばあちゃんが「おみやげうどんあるよ」と話しかけてきたのにも、ちょっとがっかり。
次は郷東橋近くの『源内』。資料にカレーうどんがお勧めとあったので頼む。量が多い。中腰系。もう少しコシの強い麺だといいんだけどなあ。
香西の3軒目が今回のうどん巡りの本命『はりや』。果たして、着いたときには20人近くが行列をなしていた。製麺所セルフなどではなく一般店なのでハケるのに時間がかかる。ぼくが座れたのは20分後。かしわざるとイカ天ざるが有名で、ほとんどのひとがこのどちらかを頼む。ぼくはなぜだか急に大盛りを食べなきゃいけないような気がしてきたので、イカ天ざるの大を注文したのだけど、これが大失敗。いやまずいんじゃなくて、量が多いの。全部食べるの、かなり辛かった。意外に麺は中腰系。で、この店が繁盛している理由には「店の雰囲気」が絶対影響している。若くてノリのいい大将と、ノリのよさなら大将以上の眼鏡のフロア担当は奥様かな?とにかくなんかいい雰囲気なのですよ。ここはもう一度来たいと思わせた。もっとも、次は絶対「大」は頼みませんが。
香西で3軒で5玉。予定では県庁近くの森製麺にも行くつもりだったのだけど、もうだめ。JRで高松まで戻り、コトデンで太田に行って「ここは絶対」と思っていた上田製麺へ。飛行機マニアたろう氏が午後1時過ぎに行って素晴らしい麺に出会ったそうだが、ぼくの時は普通の麺に感じた。かくして昼の部は終わり。もう喰えねえってんでコトデンで琴平に行き、今宵の宿・琴平パークホテルへ。向かいのマルナカでだし醤油を探すと、ちゃんとあった。それも、ぼくが坂出山下に行くと必ず買って帰る鎌田のだし醤油。いままで山下で譲ってもらってたけど、スーパーで買えたのね。ところで琴平パークホテルは本当にBSが視れないのな。土曜のJも速報Jも視れないし、夕方まで昼寝。


暗くなる頃に起き出して、今度は“夜のうどん”を愉しみに再び高松市街へ出る。いまだどことなくシュールな香りの残る片原町で降りてアーケード街を歩く。高松は、この規模の街としては中心街に活気が残っている方だと思うのだけど、それでも粛々と浸食は進んでいるらしい。今度はイオンが出てくる計画があるようで、再開発中の区画にはもう限界!みたいな意見広告が出ていた。
いつもの夜のうどん回遊では獅子街の『こんぴらうどん』を最後にするのがパターン。なぜなら『鶴丸』や『五右衛門』で喰ったあとは大抵呑みに行くからで、呑んだあとは『こんぴら』のさっぱり細うどんをツルッと行く。しかし今回は『こんぴら』では別メニューに挑戦したかったのと『鶴丸』が開店前だったのと、そもそも今夜は呑む予定がないので最初に『こんぴら』に行った。店内に“くろざとう”====ThisIsTheErrorMessege====が置いてあって驚く。
ここでは飛行機マニアたろう氏お勧めのしゃぶしゃぶ肉うどんに初挑戦。「シャブ肉一丁!」のかけ声も愉しいが、やはりぼくはこの麺ならざるを食べたくなる。次も新規メニューということで『五右衛門』では山かけを頼む。これはこれでうまい。でも、この店で食べる必要もないかもしれない。
さて、『鶴丸』だけは20時開店だ。あと30分はあるので近所を徘徊する。実はこの「夜のうどん街」は歓楽街でもある。スナックが集中する界隈はママさんやお姉さんの出勤時間帯だ。皆様お美しくていらっしゃる。歓楽街だけでも元気じゃなくっちゃ。居住地近隣・柳ヶ瀬の凋落を視るにつけ、真剣にそう思う。
開店と同時に『鶴松』へ。新規開拓にも疲れたので最後は順当にカレーうどんを頼む。ここのカレーは甘口で、ガツンと辛口を食べたい方には決してお勧めしないが、一度ぼくを含めて6人同時にカレーを頼んだこともあるくらいで人気は高い。
瓦町から電車で築港へ。眼鏡っ娘のかわいい駅員さんがお出迎え。コトデンは一度つぶれてから愛想がよくなったような気がする。最後はマリタイムプラザ====ThisIsTheErrorMessege====にあるネットカフェで30分、スイーツを。30分ネット使えてコーヒーと好きなケーキ1個で680円って、立地を考えたらかなりリーズナブルでないかい?これから高松回遊の際には立ち寄りたいね。

外に出ると、阪神地区から続々と高速バスが到着する。高松は既に港町ではないのかも。そんな中、バスターミナルに入ってきたのは新宿行夜行バス。多摩バスなんだね。半分くらいの入りでバスは出発していく。東京行の夜行バスはしばらく後でやって来る。外から見ると、マリタイムプラザの建物は高松より湾仔の方が似合いそうな雰囲気だ。
そろそろ琴平の宿に戻ろう。JRも使えるのだからと、多度津回り。ホームにはサンライズ瀬戸が停まっていた。夜汽車らしくない構えながら、そこはかとなく夜汽車の雰囲気が漂っている。サンライズ発車の数分後にぼくの乗る普通列車が出る。多度津乗り換えで琴平へ。旧参道を15分ほど歩いたらホテルだ。スパサカも視ずに沈没。朝早かったからね。


翌日、weblogにも書いた粗朝食を食べて、また琴平駅まで歩く。JRで一駅、善通寺で降りて25分歩けば高速善通寺バスストップ。待合室からなにから、ものすごい蜘蛛の巣で驚く。利用客もそこそこ多いだろうに。
松山行高速バスは8分遅れでやって来た。座席指定制じゃないのでちょっと不安だったが、座席の3割くらいしか埋まってなくて一安心。2時間も経たずに松山ICまで着いてしまう。
今日の観戦は砥部町総合公園。普段愛媛FCが使う、ぼくらが「砥部」と呼ぶ県立陸上====ThisIsTheErrorMessege====のさらに南だ。だったら、どう考えても高速バス利用が便利。安いし早いし、松山市街地の渋滞も回避できる。果たして、松山市から砥部方面のバスも10分近く遅れて来た。
死蔵資産になることを承知でい〜カードを買う。コトデンもirucaとかいうカードを出していたっけ。四国で共通利用可能にする算段はないのかしらん。このい〜カード、運賃1割引になるのね。でも、残高不足の時にデポジットから補充できないのはシステム的にどうなのかなあ。幸田口で降りて急坂を一気にガッツで上ると砥部町総合公園。土のグラウンドだった。
ベンターナ×高松FCの試合。高松側はサポさん数名、元気に声を出している。コールもまだ「高松FC」のまま。彼らはかまたまぁれをどう思っているのだろう。一方のベンターナは関係者数名。元気な高松サポを除けば典型的な4部の風景であり、また試合内容も典型的な4部のそれだった。四国リーグを毎年南国高知が制する理由もわかる。高松FC、いやかまたまぁれはその流れに棹を刺すことが出来るのか。これだけインパクトのある名前を披露したのだ、名前だけで終わっていいはずがない。
試合は前半にCKのこぼれ球を押し込んだ高松FCがそのまま1−0で勝利。終わると同時にぼくは競技場を後にした。これで今年は9地域リーグすべて観戦達成。よく動きました。路線バスで松山ICまで戻り、岡山行高速バスと新幹線を乗り継いで帰ってきた。岡山行バスは3列シートだったのでたっぷり横になって帰れたけど、それでも米原から自宅までは単車だったんで疲れましたね。

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