cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
travelnotes : domestic
道楽三昧群馬の入替戦(1)
▲home ▲index <<prev next>>

かつては社会人サッカー不毛の地だった群馬。久しく地域リーグに参戦していなかった群馬から久々に撃って出たのは図南クラブだった。その筋のマニアには知られた面々を揃えた図南はそこそこやっていけるのでは?とぼくは思ったのだけど、伊勢崎で観た青梅FC戦でその認識は綺麗に拭い去られた。そして次々と現れる新興勢力の台頭。群馬FCホリコシの後塵を拝したと思ったらさらなる新興勢力・ザスパ草津が急追してくる。関東リーグを下位で終えた図南は2部制導入に合わせたリーグ再編====ThisIsTheErrorMessege====により、ザスパ草津と一発勝負の入替戦を戦うことになった。会場は敷島公園群馬県営サッカー場。
3連休の最終日。ぼくの手元にはJFL入替戦の時に購入して1日分余っている『のびのび』====ThisIsTheErrorMessege====がある。これは行けと言っているな。しかしルーティングで困った。せっかく冬に行くのだから信州経由でと考えたのだけど、信越線がしなの鉄道になっているのをコロッと忘れていた。「のびのび」が使えないではないか。となると飯山線ぶっこ抜き日本海に出るということになるが、前橋に着くのがかなりの深夜になる。東海道筋で行けば何の問題もないのだけど、それもちょっとなあ。どっかに立ち寄るところがあれば………なんて悩みながらTVチャンピオン「うどん選手権」を視ていたぼくはのけぞってしまった。そうだ、加須====ThisIsTheErrorMessege====行こう。佐野だって近い。まったく悩むことなどないではないか。


東海道筋の普通列車に語るべき要素など何もない。熱海までは雑誌読んだり音楽聴いたりうとうとしたりで過ごした。熱海で乗り継ぎ時間があるので昼飯にしよう。観光地仕様の食堂でなんたら定食を食べる気にはならないし、かと言って駅前のマックというのも。と坂をたらたら下りていくと路地を入ったところに場末っぽいラーメン屋。前夜にちょっと深めの酒をたしなんだのでタンメンにしたのだけど、良心的なやさしい味&値段でありました。やって来る客も土産物屋のおばちゃんやタクシー乗り場のおっちゃんだったし。

快速で東へ。普段は新幹線利用なので小田原以東は結構新鮮だったりする。時間もあるので江ノ電を冷やかすことにした。いま4連なのね。クサりが入っている江ノ島=腰越間を愉しみ、写真を数枚。それから歩いて湘南モノレールの駅へ。江ノ電の混み具合からは考えられない閑散ぶり。完全に地元民向けの交通機関だが、乗ってて面白いのはなんてったってモノレールの方だ。懸垂式====ThisIsTheErrorMessege====でしかも結構飛ばすので、カーブの際は遠心力で足下から振られることになる。地上の交通機関ではまず味わえない不思議な感覚。
大船から北へは、せっかくのチャンスなので湘南新宿ラインを利用してみる。大船の駅に「快速・籠原」なんてのが来るのは異様という他ない。かつて横須賀線が総武快速と直通運転を始めたとき、鎌倉あたりに住むおハイソな方々が「君津」とか「上総一ノ宮」とかの行き先にとまどったという話だが。もっとも、異様なのは何も東京だけではない。先日、天皇杯を観に橿原に行く際にJR木津駅で「快速・宝塚」なんてのを見つけて真剣にのけぞった。で、せっかく選んで乗った湘南新宿ラインだが、あまりの眠さに横浜から原宿近辺までの記憶がない。あらら、一番視たかった大崎を寝倒してしまった。
籠原行を大宮で捨てて東北線へ。久喜で、鉄研の後輩でスリムなカラダに似合わぬ食欲魔人のP君と落ち合う。加須はここから東武伊勢崎線で少し。着いたのは午後4時半過ぎだった。うどんは午前中に食べるものというのが讃岐での定説、つまり我々は最悪の時間に到着したように思えるかもしれないが、加須のルールは少し違う。開店時間は11時頃の店が多いし、閉店は19時や20時。しかも14時から17時頃まで店を閉めてしまうところもある。加須うどんには「夜の部」があるらしいのだ。
時間的な関係もあるので駅周辺の店に狙いを定め、まずは「吉野屋」へ。ここではざるうどんを頼む。出てきた麺のあまりの堅さに驚愕。麺聖さん====ThisIsTheErrorMessege====がネットで讃岐より堅い====ThisIsTheErrorMessege====と書いていたのを思い出す。剛麺好きの方にはここのざるはお勧めだ。次に訪れたのはは「中央食堂」。ここでは加須名物と謳うなす南蛮うどんに挑戦。もちろん麺は冷たいの。すると、水で締めたうどんと暖かい付け汁が出てきた。多少酸味があって、普通のざるうどんで使われるめんつゆともまったく違う。これは讃岐にはない食文化、新鮮だった。うどんも、先の吉野屋とはまったく違い細めのこんぴらうどん風。幅広く受けそうな感じ。最後はは「恵比寿屋」。ここが一番高かった。鶏もりうどんというのを頼む。やはり独特の酸味のある付け汁だった。立て続けに3軒食べて思ったのだけど、讃岐うどんが世間一般のうどんじゃないように加須うどんも世間一般のうどんじゃない。東京のこれだけ近くにこれだけのうどんを出す街があるのなら、もっと注目されていいように思うのだけど、どうだろう。
というわけで食欲魔人紀行・第1弾は終了。東武電車でさらに先に進む。もちろん第2弾は佐野ラーメンだ。館林で佐野線に乗り換えるのだけど、いやあ驚きました。1800系====ThisIsTheErrorMessege====がこんなところでクダ巻いていようとは。ま、確かに扉が少ないから都市圏では使えないけどね。
で、佐野ラーメン。これもネットで情報を仕入れターゲットを2軒に絞った。1軒目は田島駅前の「三井」。無人駅で、いかにも東武の田舎駅といった感じの駅舎は使われていなかった。駅から3分ほど歩くとその店があった。午後7時近くでまあまあの混み具合。ラーメンと餃子を頼む。ぼくはラーメンを語る言葉を持ってないのでうまいかまずいかの表現しか出来ないのだけど、うまかった。でも、讃岐や加須と違ってわざわざそのために岐阜から出てこようという感じでもなかった。30分後の電車で佐野市街を通り抜け堀米まで。ここの「針谷ラーメン」が今日の最終目的地。道に迷うかと思ったのだけど、駅前の道路に看板があったので道はすぐにわかった。歩いていくと、新しめの民家の向かいに場違いな感じの駐車場。果たして、その民家がラーメン屋だった。店の構えをしていない。讃岐でよく見かける光景で思わず喜んでしまうが、喜んだのはここまでだった。暖簾が店内にしまわれている。一応確認したが、今日はもうおしまいとのことだった。営業時間は20時で、いまは19時40分。ラーメン屋で営業が20時までというのもなかなかすごい。ここはいずれ再訪しなければなるまい。今年も栃木SCの試合を観に来るか。というわけで終わりよければというわけにもいかず、すごすごと佐野に戻る。
ホテルまで徒歩数分。チェックインし、ぼくらは佐野の街に出たのだけど、まーびっくり。なにがって、することがないのだ。駅からホテルまでの道のりの途中に、いかにも出なさそうなP屋があったのだけど、再びその近くを通ったときには閉まっていた。まだ8時半だぞ!駅近辺を歩いてみたが、賑わいというものはまったくどこにもなく、結局我々は唯一見つけた居酒屋チェーンでぼそぼそとビールを呑むことになった。この日は成人式をやったみたいで20歳あたりの若い連中が呑んでいたが、「他に行くところないから」といった空気感があった。針谷ラーメンは再訪したいが、正直言って佐野は2度と泊まりたくない街だ。さくさくホテルに戻って寝てしまう。

▲top <<prev next>>