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travelnotes : domestic
函館〜仙台(1)
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雑文で宣言した通り、4/21に仙台vs東京の試合を観に行くことにしたのだけど、せっかくなので土曜日もどこかで観れないかと探してみると、函館で札幌vs鹿島の試合があった。噂では札幌は相当ひどい状態らしくしかも相手は鹿島ということでサッカー的にはほとんど期待できなかったけれど、とにかく函館で観戦する機会は年に1度のコンサ戦かあとはブラックペッカー====ThisIsTheErrorMessege====戦ぐらいしかなさそうだし、実はぼくはまだ青函トンネルを通り抜けたことがないし、でもって12月の新幹線八戸開業に伴って東北線系統は相当の改変が行われるだろうし、現存する唯一のJRの昼行客車普通列車である快速海峡も存続の予断は許さないだろうし、と函館訪問の理由はいくらでも存在しそう。名古屋発の函館行き飛行機は8時前に出るので現地でかなりの時間が取れる。湯の川温泉でくつろぐことも出来るだろうし、安くてうまいと評判の回転寿司====ThisIsTheErrorMessege====も食べられるかもしれない。

名古屋空港を7:45に出る飛行機に乗るには、岐阜を6時ごろの空港バスに乗らないといけない。バイクで空港まで走ってしまえば早いのだけど、帰って来る日は雨だということなので仕方がない。トシを取って朝に強くなったとはいえ5時起きはさすがにつらい。
窓側の席が取れなかったので、機内ではずっと本を読んでいた。宇都宮徹壱氏の「ディナモ・フットボール」。反発と憧憬、栄光と没落の歴史を抱える東欧のクラブ「ディナモ」。実に面白いルポルタージュで一気に読み進んでしまうが、スパルターク・モスクワについて書かれた部分でぼくは立ち直れないくらい笑ってしまった。機内でバカ笑いするわけにもいかないので必死で笑い声をこらえたが、いやいやこれから不振極まりない札幌の試合を観に行くってのに、これかよ。====ThisIsTheErrorMessege====そんなわけで、気づいたら秋田まで飛んでいた。函館の気候は晴れ。
函館空港は実に小ぢんまりとしていた。ここがその昔に日本の防衛体制に大きなインパクトを与えた====ThisIsTheErrorMessege====舞台になったとはねえ。空港から湯の川温泉にバスで出る。空港から市街地には函館帝産バスと北都交通が共同運行。函館バスも入ってくるが、あくまで近所を走る市街バスが立ち寄るという感じで、真剣に空港利用客輸送をする気があるようには見えない。しかも、湯の川温泉までは市街バスより空港バスの方が30円も安いのだ。なぜだ?

湯の川温泉で外湯を探す。空港バスでもらった地図には宿しか書いてないし、ホテル前で客待ちしているタクシーの運将に尋ねたら「ここより谷地頭====ThisIsTheErrorMessege====に行った方がいいと思うよ」とまで言われる始末。あまり観光客に優しい場所ではないな。結局、住宅地の中にある大盛湯という銭湯風の外湯で休養した。湯温はちょうどぼく好み、塩分が強くかなりしょっぱい。そのせいかあまり長湯が出来なかった。
湯の川から函館駅まで移動する。普通の観光客はもちろん、鉄道マニアでも間違いなく路面電車を選択するはずだが、この時のぼくは違った。というのも、インターネットで函館市営バスが全面的に函館バスに移管されるという情報を入手していたからだ。既に移管作業は進んでいて、残る市営バスはわずか1系統だけ。これも来年3月末で函館バスになってしまう。これまで函館は何度か通ってはいたがいずれも連絡船と鉄道の乗り継ぎのみ。市内の移動も路面電車に頼っていたので、函館でバスに乗った記憶がない。ここで乗らないとおそらく函館市営バスに乗る機会はないだろう。

湯の川は函館市街東部の交通の要衝なのでバスも多い。どこから見ても東急の函館バスに混ざって、カラーリングセンスのない地味な色のバスも多く観かける。旧函館市営バスだ。しかし移管後なので会社名が「函館バス」に書きかえられている。唯一残る市営バス・6系統が来た。移管路線と区別するため、前面に「函館市営」と書かれたプレートが掲げられていた。市交通のサイトによると、全面移管後も「旧函館市営バス路線」と「もとからの函館バス路線」では、乗り継ぎ割引などのサービスで差別されるらしい。ちっとは住民サービスというものを考えないのだろうか。
現在、函館の経済の中心は五稜郭公園付近に完全に移動していて、湯の川から函館駅に向かうバスもほとんどが五稜郭を経由する。海岸経由のバス路線はこの唯一残った市営バスだけだ。40分間隔にしてはかなりの混み具合。駅前の百貨店・棒二森屋前でおおかたの乗客は降り、終点・函館駅まで乗った客はわずかだった。
函館駅。連絡船があった頃は間違いなく要衝だったはずの鉄道駅も、現在では街から取り残されたようにしか見えなかった。かつて似たような光景をどこかで見たことがある。浦項だ。あの街でも駅舎は街の風景の中でとても居心地が悪そうに見えたものだ。仙台までの乗車券、翌日の青森からの特急券を買う。JR北海道に少しでも貢献するために。乗車券だけで9,000円近くしたので腰を抜かしかけた。函館は遠い。

函館バスで昭和高台へ。ネットで仕入れた情報でも観光ガイドの情報でも、ここにある回転寿司屋が安くてうまいという評判だったので。店に着いたのはちょうど正午頃で、評判の店なら行列が出来ているかもと思ったのだけど、椅子の半分も埋まっていなかった。これはガセを掴まされたか?しかし、寿司を食べて納得。ここは穴場だ。観光スポットから離れているだけなのだ。絶品だったのがヤリイカ姿造り。220円の皿で回ってくるモノではない。ホタテや甘えびが120円、白魚にイクラに活えびが220円。ぼくもうだめです。中京圏で回転寿司に行けないカラダになってしまったではないかどーしてくれる。久しぶりに13皿も積み上げてしまった。これで2,268円だってんだから笑わせるよ。イカ漁が解禁になると絶品イカソーメンも食べられるらしい。

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