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travelnotes : domestic
山口県でサッカーを観る
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未観戦都道府県撲滅運動がいつ始まったのか、定かではない。気づいたら残り10県程度になっていたので、それじゃあ全都道府県でサッカー観戦という暴挙に挑んでみようか、と。しかし、残りわずかになってくると、適当に観に行った先が未観戦だった、などということはありえなくなってくる。つまり、狙ってそこに行かなければならない。山口県がまさにそれだった。J1もJ2もJFLもない。天皇杯1回戦か地域リーグを観るしか選択の余地がない。ここは天皇杯ではおおむね高校生が勝ちあがってくるので魅力はない。しかも、中国リーグに唯一参戦している山口教員団は当時最下位で、来年にはいなくなってしまうかもしれない。機は熟した。

土曜日。山口教員団の試合は日曜午後からなのだが、鈴木兄弟====ThisIsTheErrorMessege====がうまそうにうどんをすすっている====ThisIsTheErrorMessege====ところを見せられては黙っているわけにはいかない。しかしカネはないので、早起きして行けるところまでは在来線を利用することにした。西岐阜から大垣、そして米原と乗り換えて姫路までは新快速で一直線。のびのび====ThisIsTheErrorMessege====シーズン前なので通常の混雑の範囲内だ。姫路から上郡行普通電車で相生へ。岡山への峠越えは新幹線で1区間だけ飛ぶ。時間も早いし圧倒的にラクだ。岡山では2分接続の特急列車にダッシュをかけてなんとか乗車できた。これで予定より30分早く行動できることが出来る。
特急で丸亀へ。駅から徒歩5分の準S級指定店「綿谷」へ行く。11時過ぎだけど、まだ昼前なのでそれほど混んでいない。今日は短時間勝負なのでぶっかけ冷の大にする。いやあ、うまい。あまりの空腹に、ごまを入れるのを途中まで忘れていて、しょうがを入れるのは食べ終わるまで忘れていた。丸亀から1駅だけ戻って宇多津へ。これも準S級の「おか泉」まで10分程度歩く。ちょうど昼飯時にあたったので行列が出来ているかと思ったけど、ものの2分程度待つだけで座ることが出来た。ここではいつもの「冷天おろしの大」。税込み¥1000程度。讃岐うどんとしては高い方、しかし全国規模では平均の値段、しかも味は保証付。これなら¥1000出すよ私は。1時間で一気に4玉食べてしまい、満腹でふらふらになりつつ駅まで戻る。
坂出まで出て快速電車で岡山へ。時間があるので、広島までも在来線で行くことにする。倉敷あたりから女子高生の集団が乗ってきた。まずは化粧をして顔立ちを整えて・・・と、いきなり電車の中で着替え始めたではないか。もちろんおじさんが喜ぶようなタイプのものではなく、制服の上からTシャツを着て、それからもぞもぞと腕を動かしてTシャツの下で制服の上着を脱いでゆく。あまりに器用に着替えるのでびっくりしてしまった。車内のマナーもあったものではないが、これも時代なのだろうか。彼女らは福山や松永で降りていった。松永で遊ぶわけでもあるまいに・・・。
セノハチ====ThisIsTheErrorMessege====の坂を転がり落ちるように下っていって、広島に到着。思っていたより暑くない。最新型の電車====ThisIsTheErrorMessege====に乗って胡町へ。流川の歓楽街を南に行ったところにホテルがある。広島カープのチケットの前売券について尋ねたところ巨人戦でも満員になりませんよと乾いた返事だった。だったら楽勝じゃん、と荷物を置いてちょっと休憩してから出発。どうせたいした距離じゃないし、球場までは歩いていくことにする。
紙屋町には地下街が出来ていた。電車にベタベタ広告が貼ってあったのって、これね。でも、地下街大展開の街名古屋から来ると、騒ぐほどのものでもないような。バスセンターに上る。17時半にバスが一斉に出て行った。しかし、ここもかつてほどの賑わいはなくなりつつある。
隣は市民球場だ。まず外野自由席の当日券を購入し、時間があるので原爆ドームに行ってみた。市民球場の筋向いにある。市民球場の賑わいとドーム周囲の静寂がまざって、独特の雰囲気を作り出している。平和とはこういうカタチをしているんだとガラにもなく神妙になってしまう瞬間だ。
さて、開始30分前になったので入場しよう。すると、ホテル従業員のガラガラですよ発言はどこへやら、かなりの人が入場していた。マスコットの着ぐるみ人形が空気銃でグッズをスタンドに打ち込む。なかなかの営業努力だ。まだ日が沈む前のプレイボール。
試合そのものは四球も多いしエラーもあるしで大味な流れ。7回表に一発攻勢で阪神に逆転された広島が7回裏にこっちも一発攻勢で再逆転という、狭い市民球場ならではの展開。しかしほぼ満員の観客は大満足だろう。私も大いに満足した。私は広島ファンではない。満足したのは、いかにも日本のプロ野球といった印象に満ちていた市民球場の雰囲気だ。スタジアムではない。もちろんボールパークでもない。野球場や棒球場といった感じ。わかってもらえるだろうか。やはり野球は空の下でしたり見たりするものであって、屋根付ドームの中で見るものではないのだ。大杉勝男====ThisIsTheErrorMessege====も草葉の陰でそう思っていることだろう。
大いに満足したものの、9時半でまだ7回裏では、最後まで付き合う根性はない。7回終了で球場をあとにし、胡町に戻って、前回広島に来た時に行ったお好み焼屋へ。ビールは球場でさんざん呑んだので、そば肉玉焼きと烏龍茶にした。ここはソースがあっさりめで呑みすぎた胃にも安心なのだが、逆に物足りないと思う人もいることと思う。ホテルに帰ったものの、疲れと寝不足でシャワーも浴びずに寝てしまう。

翌朝、例によって早起きしてしまい、7時にはホテルを出た。宮島行きの電車で己斐====ThisIsTheErrorMessege====へ。JR西広島駅まで歩くと、ちょうど岩国行電車が来たところだった。岩国で小郡行き電車にちょうど接続、眠い中うつらうつらしながら海沿いを西に向かう。徳山に着いた。早すぎる。まだ10時前だ。12分停車ということで、駅前のバスターミナルで目指す緑ヶ丘運動公園行バスの時間を調べると、20分から30分に1本はある。これなら足に問題はないな。再び電車に戻り、乗車券の終点の防府====ThisIsTheErrorMessege====まで行ってみる事にした。
防府駅は高架だった。以前、ここから防石鉄道バスに乗ったことがある。懐かしさにかられてバス停を探すが、防長バスのものばかり。疑問に思って駅員氏に尋ねると、防石鉄道は防長バスに吸収されてしまったのだそうだ。有名な天神様までお参りする時間はないし、徳山に戻る。途中、ふと気が向いて新南陽で途中下車したのだけど、街に人はいないは空気はクサいはで、かなり住みたくない街のひとつだぞこれは。次の電車でそそくさと徳山に戻った。
徳山の街はさすがにデカい。防府や新南陽とは違うね。バスも頻繁にやってくる。確認のために公衆電話から競技場に電話してみた。「もうやってますよ」との返事に腰を抜かすが、やっていたのは中学生の試合だった。目的の社会人リーグの試合は情報通り午後1時からと知ってひと安心。コンビニで弁当を買い込み、駅の売店でビールも仕入れて、循環バスに乗って出発。目指す緑ヶ丘運動公園までは10分程度だ。
バス停は公園のすぐ前。歩いて2分と経たずに競技場に着いた。弁当を食べ、ビールを呑み干したらいきなり眠くなってしまい、試合開始とともに睡魔との戦いとなったものの、前半途中で負けて眠ってしまうとPKの笛に起こされた。試合は、最下位の山口教員が首位の広島フジタを圧倒。逆ではない。フジタのDFはいらっしゃいませモードがかなり入っている。PKで先制されたのちにDFを下げてFWを投入したところ別のFWが黄色2枚で退場になってしまいバランスがボロボロ。スピード勝負の山口教員の両サイドに抜かれたい放題となってしまった。残っていた中学生達も意外?な展開に満足そう。結局4−0という大差のゲームとなってしまった。なかなか貴重なものを観たかもしれない。
運動公園からバスで徳山駅まで戻る。予約済みの新幹線まで1時間あるが、変更してもそれほどのタイムゲインはないことが判明し、ここは予定通りレールスター指定席で大名帰りをすることにした。徳山駅はすぐ南側に港があって、大分の竹田津行フェリーや周囲の島々を結ぶ巡航船が出る。港まで歩いてみた。フェリーの待合室で休憩し、16時発の巡航船を見送って、駅に戻った。あとは新幹線で米原へ、在来線で西岐阜に戻ってきた。やはり山口は遠い。

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