吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2019/02/18◆異種スポーツ観戦(その2)
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Scene:04 バスケットボール
岐阜スゥープス 89-75 埼玉ブロンコス
2019年02月02日

JBLもbjも観ているけれど、Bリーグは初めて。今年から岐阜に3部のチームが出来てるんだ……というレベルの理解。その岐阜スゥープス、序盤は結構快調に飛ばしてたらしいけれど、連敗もあっていまは五分の成績。まあ、参加1年目にしては上出来かもね。土曜の夜に自転車で普通に行ける清流アリーナ====ThisIsTheErrorMessege====で埼玉戦があるというので行ってみた。
入り慣れた清流アリーナ。昨年末にはここでブルズの試合も観ている。でも、バスケだと新鮮だね。めったに入らない1階席というのも新鮮さにさらに裏ドラ1枚って感じ。でも、新鮮だったのは、そこまで。別に陳腐だといっているわけではなく、観客の少なさを含めて(苦笑)この雰囲気は経験があるから。

「JFLだ」。

どこが?と言われると言葉に困るんだけど、でも「これはもうJFLだ」としか形容のしようがない、そんな感じ。

対戦相手は埼玉ブロンコス。まだバスケが実業団のモノだった頃、夜の校舎で窓ガラス壊してまわるかのように豪快に反抗期をぶちかましたクラブだという認識なんだけど、そうかあ3部なんだ。

さて、我らがスゥープス。なんでも第3クォーターが鬼門====ThisIsTheErrorMessege====なんだそうで。「前半まではリードされてもいい、後半は疲れて脚も止まるしシュートの精度も落ちる、普通にやれば追いつける」と分析された結果、とみることも出来る。1~2年前のFC岐阜のように。そして、この試合もその通りに進んでしまった。どちらも守備が緩いんで結構カンタンに中になんでも「スゥープスは守備のチーム」と語られているっぽいけど、どうなんでしょ。シロート目線では、どっちも結構カンタンに中に入られてるからシュートチャンスも多い。で、どっちも軽やかにチャンスをはずす(苦笑)。
しかし、前半をリードで終えたものの、第3Qでいきなり失点を重ねて逆転までされてしまう。ああ、これがスゥープスのデフォルトなのか。このまま負けるな、とさえ思ったさ。しかし、第4Qになるとブロンコスも動きが悪くなって、サッカーでもよくある「脚の止まりっこ」状態。じわじわと追いついていって、残り35秒でブロンコス2点のリード。ここでタイムアウト。さて、どうする。24秒ルールがあるから、2ポイントだろうが3ポイントだろうが、相手ボールでの時間が10秒以上残る。普通なら、3ポイントを狙って、決めれば1点リード、逃げ切れれば勝利。でも、3ポイントが入るかはバクチでもある。
スゥープスの選択は、確実に2点を獲って同点にしてOT狙いだった。これはちょっとびっくり。果たして、ブロンコスは残り1秒でスゥープスのリング下に2人もいる状態で決められずOTに。綱渡りだったけれど目論見どおり。そして、OTに入るとスゥープスの狙い通りの展開に。遠征疲れか本格的に脚が止まったブロンコスに一気に点差をつけて試合を決めてしまった。うん、見事なマネジメントだった。

観客、600人あまり。うん、やっぱり1000人は入ってほしいなあとは思う。あとね、1年目だからしょうがないんだろうけど、ブースター====ThisIsTheErrorMessege====のタマ数が足りない。まあ、これからだよね。

Scene:05 バレーボール
JAぎふリオレーナ 3-1 大野石油広島オイラーズ
2019年02月10日

長良川には当然だけど何度も行っているけれど、ふれ愛ドームは初めて。思ってたより小さいのね。特に2階観客席が。まあ、1試合開催だったらこれでよかったのかもしれない。

昨年、ギリギリでV1昇格枠を逃したリオレーナ。今季は姫路に喰い付いていたけれど、年が明けてからの3連敗でちょっとV1行きは遠くなったかな。

ここ2~3年は視てなかったような気がするけど、セッターが替わったからか攻撃陣の駒が揃ったからか、リオレーナの攻撃の幅は確実に広くなった。ラリーの最中にバックアタックを普通に混ぜられるようになったし。だから、観ていて面白くなった。これは間違いない。
でも、失った第2セットに顕著だったんだけど、流れを持っていかれそうな時に頼れるエースがいないのでは?という気はした。左オープンからストレートを狙ってブロックアウトでポイントを稼ぐ、という「困ったときの『勝つバレー』」をまだモノに出来ていないというか。正直、そういうエースが育ってこないと、残念だけどV2から上をうかがうのはむずかしいだろう。そんな気がした。

たしか第2セット終了時だったと思うけど、岐阜隊のギッフィーが登場。JAぎふが長良川にブースを立ててバレーのシーズン開幕アピールを行うのはここ数年の恒例だけど、ちゃんと岐阜隊側もバレーの現場に行っているんだね。JAぎふのマスコットとバレーのレシーブ対決なんてイベントも。ふっふっふっ、これはグランパスくんには出来まい(笑)。その後も、試合中にリオレーナ側のリザーブだまりの隣でポイントが入った際に選手と一緒に踊ったり、リオレーナの選手達もギッフィーに踊り(手の振りとか)を教えたり。微笑ましくて、いい雰囲気だったです。

Scene:06 卓球
TOPおとめピンポンズ名古屋 1-3 日本ペイントマレッツ
2019年02月11日

さて卓球である。先日、品川駅でポスターを視て、「ほほう、Tリーグというのか」と。岐阜で卓球といえば押しも押されもせぬ十六銀行卓球部なんだけど、残念ながらTリーグには不参加。でも、名古屋のTOPおとめピンポンズというチームが参戦していて、フットサル・オーシャンズの本拠地、金城埠頭で試合をする、と。前売り自由席で2,000円とは、結構強気。

ちょっと早く着いたので場内の注意放送を聴くことが出来た。試合中は静止画・動画ともに一切の撮影禁止。練習中などの画像は個人で利用する場合のみOK。それ(OK)にはSNSやブログを含む。ホントは練習中もNGにしたかったのかもしれないけど、それだとせっかく「Tリーグ」にした意味が薄くなるんだろうな。

試合は5マッチ制。第1マッチだけダブルス、あとはシングルス。3マッチ先取チームの勝利となるが、3-0の場合は第4マッチも行い、4-0になれば勝ち点4。3-1で終われば勝ち点3。第4マッチを終えて2-2の時はヴィクトリーマッチ。これには第1~4マッチの出場選手から「最後はコイツに任せたっ!」という選手を投入するらしい。これは盛り上がるわ。

個人的に激しくエキサイトしたのが第2マッチ。名古屋が獲った唯一のマッチ。すごいマッチだった。このマッチだけで2000円のモトは取ったと思ったね。
名古屋は、Tリーグ全体で3人、女子だと2人しかいない『カット・プレイヤー』の徐孝元が登場。世界ランク11位。カットプレイヤーだけの順位じゃなく、女子全体で世界11位。そんな選手が名古屋にいる。
普段、ほとんどの試合はドライブの掛け合いになるのでパワー合戦になりがち。力の強い方が大抵は勝つ。相撲で言えば寄り切りや押し出し。しかし、対カッター戦だとそうはいかない。相撲で言えば舞の海。鮮やかに回転を掛けたりわざと掛けなかったりで、スマッシュのミスを誘ったり、返球が甘くなったところで一発で仕留めに行く。ラケットの表面と裏面で摩擦係数の違うラバーを貼って打ち分けるとかするらしい。表と裏で同じ色のラバーを貼られると相手はまず対応出来ないので、黒と赤って決まっているんだって。対戦前に相手のラケットを確認する時間があるのも、色と摩擦をチェックしているのかも。
ラリーが続いている時の緊張感はハンパないのさ。試合中撮影禁止の理由がわかったよ。ゲーム中にシャッター音とかで集中を乱しちゃだめだ。選手はもちろん、観客だって集中を求められる。1ゲーム先取された徐孝元が、そこからカットで粘って粘って3ゲーム連取====ThisIsTheErrorMessege====してこのマッチを獲った。「カワイイ」と評判らしい徐孝元だけど、いやいやプレーでだって十分に魅せてくれました。

マッチカウント2-2でヴィクトリーマッチになったらTOP名古屋は間違いなく彼女を出してきただろう。実際に準備していたし。4マッチで終わってしまったのは実に残念。これはまた機会があれば観たいスポーツだ。

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