吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2019/01/06◆年末年始のいろいろ。(年末編)
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とにかく昨年は、冬コミ本の入稿を終わらせたら仕事は佳境だわ冬コミのディスプレイを考えるわ大掃除はするわでめちゃくちゃ多忙で。なので、まずは昨年のJ1/J2入替予想会議の総括から始めます(苦笑)。


では、J1/J2入替予想会議の答え合わせ。

J1
結果 長崎 磐田 6位
Sun'sSon 名古屋 清水 広島 FC東京=9位
無料試合のS 横浜FM 広島 磐田 FC東京=10位
ジュニア 名古屋 長崎 清水 FC東京=10位
多摩県民P 札幌 広島 長崎 FC東京=8位
freemind 長崎 札幌 清水 FC東京=8位
豊浦総務主事 浦和 名古屋 G大阪 FC東京=7位
吉田鋳造 長崎 札幌 磐田 FC東京=13位

あれ、俺もしかして優勝じゃね?

J2
結果 松本 大分 横浜FC 6位
Sun'sSon 福岡 松本 千葉 東京V=6位
無料試合のS 大宮 松本 千葉 東京V=11位
ジュニア 徳島 大宮 福岡 東京V=8位
多摩県民P 大宮 新潟 福岡 東京V=6位
freemind 千葉 東京V 大宮 東京V=2位
豊浦総務主事 福岡 岡山 徳島 東京V=6位
吉田鋳造 大宮 徳島 大分 東京V=10位

こっちも2的中はSun's Son氏おひとり。優勝おめでとうございます。


それでは年末年始の行動をいろいろと。まずは年末から。

コミケも2度目~なら~……

昨年と違ってサッカーは初日。ということは仕事納めからそのまま上京しないと間に合わない。例によってじゃからんと名駅で待ち合わせてスーツと革靴を持って帰ってもらう。いつも悪いねえ。年末年始は魚を食べる機会が減るけど、お寿司もなあ……と歩いていたら以前知多半島に行った時に立ち寄った豊浜の海鮮食堂が名駅に店を出しているのね。定食が食べられたのはありがたい。新幹線で上京し、田町・芝浦の宿に投宿。

翌朝。わざわざ新橋まで出ることもない、とゆりかもめの芝浦ふ頭駅まで歩くことにした。途中、芝潟橋でコバルトアワーの東京単軌というフォトジェニックな場面に遭遇。「早起きは3本の得」だね(笑)。====ThisIsTheErrorMessege====芝浦ふ頭では余裕で乗れて、同業他社な皆様(笑)とともに国際展示場へ。
7時過ぎに西側チェックゲートから中へ。昨年と同じとはいえ、やっぱりアドレナリンがじわじわと。7時15分にゆうパックで送っておいた事前搬入品を受け取って展開開始。今回は岐阜サポ仲間の『単位さん』が設営から撤収までとさらにその先の打ち上げまでつきあってくれる。彼も7時半前には到着して2人で作業。昨年の経験で設営のコツをつかんだこと、段ボール製のティスプレイ・ラックを購入したことで軽量化・省スペース化したこと、単純に労働力が倍になることで時間が半分前後で済む工程も多く、ほとんどのブースで設営本番になる9時にはほぼセットアップを終えてしまった。これが経験値というものだ(笑)。
なので近隣のブースをまわってみた。「世界選手権も四大陸選手権も行った!」というフィギュア・スケート本もあった。ウチの島のお誕生日席はストレッチ系の運動が中心。「ウチの嫁が、運動はやってるんだけど標的と違う部位に効果が出て困っているんだ」と話してみると相談にのってもらえそう。

10時になって一般参加の入場開始。接客については、やはり単位さんの存在が大きかった。まあ、もともと物理的という意味でも存在感のあるひと(笑)なのだけど、とにかく金銭授受でのストレスがほとんどないのはありがたかった。おかげで昨年のような売上金に関するアクシデントはなかった。
さて、来年はどうしよう。もちろん、出すに決まっている。そう思うような驚天動地な出来事があったのだ。いや、詳細はここには書けないけれど、とにかくアドレナリン制御バルブが破壊されて全開放になったとだけ申し上げておく。柏で行われたフリーペーパーサミットで皆さんがおっしゃっていた、配る時に発生する相手とのふれあい。おそらく、宇都宮さんをはじめとするプロのライターさんにはこのあたりの手応えはわからないだろう。流通というプロセスも趣味活動の大事な要素なのだ。
昼過ぎにじゃからん到着。例の筋肉系ブースでしっかり相談にのってもらって何冊か買ったようだし、あと「なぜか特撮島にあった」という『東京23区 区立博物館・資料館ガイド』も買ってきた。これはかなりの掘り出し物だと思う。

午後3時の少し前から撤収開始。とはいえ、てんてこまいだった昨年と違って今回は人手が足りているので撤収もお手のもの。ぼくと単位さんで日本郵便のブースに並ぶときもじゃからんに店番をしてもらえたし。4時過ぎには店じまいが済んでしまった。
打ち上げは焼鳥屋『馬力』と決めていたので、東京駅までバスで行って神田店に向かうも満席。それではと錦糸町に移動して『馬力』本店で気持ちよく打ち上げ開始。
ここでじゃからんが言っていたのは「コミケも2回目で鋳造の行動に余裕があった。初々しさがなくなった、とも言う」。ディック・フランシス====ThisIsTheErrorMessege====の『興奮』に「何事も初めてより2回目の方がいいということはない」というような印象的なセリフがあるけれど、たしかに昨年の冬コミ初参加の『興奮』はもう手に入らないだろう。それでも、『総研』サイトに旅行記を書くのとその旅行記を本にして冬コミで出すのを比較したら、後者を採るね。ぼくは。

「聖地めぐり」をやってみる

12月30日は、じゃからんと小旅行。まずは大きな荷物を渋谷郵便局に預ける。彼女が愛用するのは『エクボクローク』という荷物預かりサービス====ThisIsTheErrorMessege====だ。荷物預かりの予約が出来るので、コインロッカーを確保出来るか心配することもないし、空きロッカーを捜しまわることもない。カード決済で精算出来るし、3日を超える預かりも出来る。最近は、いくつかの郵便局のゆうゆう窓口でも扱ってもらえる。ゆうゆう窓口は大きい荷物の扱いは手慣れているし、かゆいところに手が届くというよりかゆいところを探して勝手に掻いてくれるような感じ。IT活用シェアリングサービスの好例、かな。

身軽になって、新宿から西武新宿まで歩いて電車に乗る。小平、萩山と乗り継いで西武遊園地。ここから歩いて10分くらいのところに西武園競輪場がある。『ギャンブルレーサー』の聖地だ。競輪場の目の前に西武園駅があるのにわざわざ遊園地駅を使ったのは、こんな機会でもないと利用しないと思ったから(笑)。まあ、大きく勝負するつもりもないので軽く買って、帰りは西武園駅から東村山、所沢、飯能と乗り継いで西武秩父へ。西所沢から西は初乗車なのだけど、しかしまあ飯能から先はすごいねえ。南海高野線の橋本以南とまでは言わないけれど、それでもかなりの山間部。よくまあこんなとこに線路を敷いたもんだ。正丸トンネルの中に信号所があるのは知らなかった。

西武秩父駅のフードコートで早めの昼飯。ぼくはわらじかつ丼、じゃからんは炙り豚味噌丼。うん、豚味噌丼の方が旨い(笑)。わらじかつは、名古屋のわらじかつを知る身からすると「全然わらじちゃうやん」ってくらいの厚さはある。やっぱり特急ちちぶ号が到着すると店も混んでくるね。
食事も済ませたので秩父市街地を散策。まずは手始めに御花畑駅。西武秩父から御花畑まで結構な距離があってちょっと驚いた。駅舎に対して南北に入口があるのだけど、そのどちらにも立ち喰いそば屋があって、そのどちらも客が鈴なりで、これも驚いた。
そして市街地に入っていくのだけど、なんかすげえこの街。ナメてました。登録有形文化財がわさわさ。秩父は空襲を受けていないっぽい。大いに気になったのは、豚味噌漬を扱う安田屋さん、その斜向かいの小池煙草店(これは営業してないのかな)、そしてパリー食堂。その昔は『カフェ・パリー』だったそうで。西武秩父でたらふく喰ってなかったら寄りたかった。というか、次もまた来るわ、その時に寄るわ。
そんなこんなで秩父神社に着いて、参拝をしたら終わり。あ、アニメ『あの花』の聖地、なんですよね。視てないんで語れないんですごめんなさい。ちょっと疲れたから秩鉄の秩父駅あたりでお茶にしよう、中心の駅なんだからなんかあるさ……と荷物を引きずって歩いて行ってあらびっくり。活気がないったらありゃしない。そりゃ年の瀬の30日だけど地場産センターから何からまったく開いてないなんて。やむを得ず、途中で見つけたジェラート屋まで戻ってちょっとお茶して。

秩父鉄道でガタゴトと下っていって、途中のひろせ野鳥の森で下車。じゃからん御所望、『仮面ライダー・ファイズ』の聖地、秩父鉄道広瀬川原車両基地を望むところまで行く。『ファイズ』がブラスターフォームに変身してデキをぶった切ったのがここだ。なんか、東映がよくロケで使わせてもらうみたいね。
熊谷に出て、無印で生活用品を買って、吹上駅南口から歩いて、鈴木慎吾の実家『どんまいじゃん』で晩飯。「年越しセット」というのもあるそうだけど、初志どおりに焼酎そば湯割と舞茸天ぷらと出し巻。締めは、じゃからんは普通のもりそば、ぼくは田舎の十割そば。慎吾ママさんが正月用に製作中の伊達巻の端っこを試食させてくれた。口に入れた瞬間に卵の甘さがふわっと出て、それがそのまま持続する感じ。スーパーで売ってるヤツでは、こういう味は出せない。
実家に戻るじゃからんと吹上駅で別れ、ぼくは北側の広場からバスで行田に向かい、水城公園近くのホテルに投宿。ウチは年末年始は夫婦別宿泊は普通にやってるんだ。

スタンな街に行ってみる

朝食をいただいてから、忍城====ThisIsTheErrorMessege====を観に行くことに。行田に泊まったからには、ね。旧・城内との境界に橋の欄干だけ残っているとか、そういう視点で歩いたら行田も面白い街なんだろうなあ。城の前からバスに乗ったらすぐに轟沈してしまい、目覚めたら終点のアナウンスだった。

蕨駅====ThisIsTheErrorMessege====でじゃからんと合流。日本一人口密度の高い市なんだそうだ。そして、いまではワラビスタンで知られる。日本在住のクルド人コミュニティがあるのだそうだ。ネット情報に拠ると、クルド人が日本で難民申請してもまず通らない。====ThisIsTheErrorMessege====だから、彼らは難民申請中の身として日本にいる。
そんな彼らがやっている「らしい」ケバブ屋が、蕨駅東口から数分歩いたところの『ハッピーケバブ』。店のロゴマークがクルド民族旗をモチーフにしているっぽいとのことだったけれど、行ってみると実にその通りだったわ(笑)。じゃからんはチョルバを頼んだのだけど、スープの中にレンズ豆がボソボソと残っている感じが、ちょっと異世界感。ぼくはチキンケバブ。肉料理だったらアイランだよね。若干薄めで、酸味もあって、肉料理に合わせるタイプのアイランだった。

クルド人コミュニティの生活を支える店があると知って、バスで前川へ。歩いて数分のところにある日用品・食料品店『デニズ・マーケット』。バス通り沿いにあるのですぐに見つかった。よし、サルチャ====ThisIsTheErrorMessege====がある。ひと安心。店のお姉さんに「サルチャは鶏肉にも牛肉にも合うけど、豚肉と使うとケンカを始めるのはやはりイスラムの調味料だと思った」と話すと驚いていた。豚肉と合わせるという発想がない====ThisIsTheErrorMessege====のだろうね。他にヘーゼルナッツやハルーミチーズ====ThisIsTheErrorMessege====を購入。チェリー・ジュースやアプリコット・ジュースも美味しいのさ。とにかくサルチャが容易に手に入る店を見つけたのは大きい。ありがとうワラビスタン。

西川口までバスで出て、田端・高田馬場と乗り換えて神楽坂へ。まずは牛込局で冬コミ売り上げのコインを入金して、それから街中散策。住宅街の中にもおしゃれなケーキ屋とかがあってキチンと営業出来ているところが東京だね。ケーキ食べたり珈琲飲んだりして、飯田橋へ。なんの気なしにメインの神楽坂ではなく隣の軽子坂を下りて行ったら、じゃからん「ここに出るの!」とスイッチオン。ギンレイホール。ぼくはまったく知らないのだけど、じゃからんが学生時代に何度も通った名画座となんだそうだ。歩きまわってみてよかったよ。ぼくの実家に移動して、姉一家も来ていたので一緒に晩飯を喰って、紅白でサチモスを視て。あとはポヤーンと年を越す。

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