cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2018/01/09◆Party Party(『ことがら』製作編)
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実際のところ、『ちゅうぞうのおしごと!』(以下『おしごと!』)で「本を作る」ことについて手ごたえがよかったのと、宇都宮さんの『サッカーおくのほそ道』を読んでいろいろとムラムラしてきた(笑)ので、次に作る本は「社会人サッカーをテーマにする」というのは一昨年の年末時点で決まっていた。だから、京都で受けた宇都宮徹壱ウェブマガジンの取材でもそう宣言したわけだ。その取材で、宇都宮さんから「鋳造の縦書き本が読みたい」と言われたので、そうかそうかよしわかった、と。

まずは『サッカーおくのほそ道』でのムラムラについて。この本は評価が高く、高評価なゆえに「サッカー本大賞」を受賞するわけだが、すでにノンリーグ・フットボールにベッタベタ(笑)な立場からすると、これで「深い」とか言われるとちょっと困っちゃうわけでして。時代劇に出てくる捕らえたクノイチを縛り上げて拷問する役人のように「でえええいっ、手ぬるい!まだ手ぬるいわ!」となってしまうのはやむを得まい(笑)。『サッカーおくのほそ道』がノンリーグ・フットボールの入門書なら、『サッカーおくのケモノ道』みたいな本があってもいいのではないか、と。かと言って、そんなスーパートリモチ級にべったべたな本なんかが、マーケット・ベースに乗るはずもない。これはもう同人の出番だ。


昨年は諸事情により春から夏にかけて時間があった(苦笑)ので、いろいろ考えながら素材を書き散らかしていた。その頃には今回のタイトル『ノンリーグ・フットボールについて私が知っている二、三の事柄』(以下『ことがら』)は決まっていた。もちろん、タイトル元はゴダールのあれ====ThisIsTheErrorMessege====だ。視たことないんだけどね(笑)。

縦書きにするのはいいとして、サイズをどうするか。初めはB5を考えていた。『おしごと!』はA4で作ったけれど、その大きさに扱いにくいという話も来ていたので。しかし、ここで今回の『ことがら』P/Jでも協力いただく白河紫苑女史から「A5にする手もある」と言われ、A5の2段書きでフォーマットは決定。
続いて、テーマとパーツの洗い出し。当初は、姫路陸上に神戸vs佐川の天皇杯を観に行ったらチケットが23年前の旧JFL・桜花vs京都の裏紙利用だった話が巻頭言の予定だった。でも、なんかピントがボケるなあ……と思っていたところに、9月に三国多目的で経験したアレだ。ツカミも締めも完璧じゃん。一気にフォーメーション・チェンジ。春から少しずつ書いていったがゆえに鮮度が落ちていった言葉にも、加筆減筆を経て瑞々しさが戻ってきた。干ばつで枯れた畑にスコールが降ってきたような感じ。しかし、データ的裏づけが取れなかった部分も多い。特に旧・JFLに関する部分はほとんど遡れなかった====ThisIsTheErrorMessege====と言っていい。無念。思えば、新・JFLからもう20年なんだもんなあ。
表紙デザインも企画当初は違っていたのだけど、「あ、これ」というのにめぐりあったのでサクサクと変更。ページ数や台割が固まったのは入稿の一月前くらいだ。あとはもうひたすら割りつけ。書いているときは1ページあたり何文字何行とか考えていないので、割り付けてみると1行目に改行が来たりの不具合も当然のように起こる。内容的な面でも、読み返すと「このエピソードは60ページ前にも紹介している!」とか。こうなると大々的なリプレースが発生するので作業もビクビクもの。この頃はもう復職していたので、作業エネルギー配分はいろいろと大変だった。

執筆中に福井全社もあり、地域CLもあり、おかげで内容や台割を直す必要があって。特に、来年からの地域CLのレギュレーション変更は台割確定としてからのイベントで。なんとかコラムページを1つ増やしたい。この時点での1ページ捻出はかなりのホネだった。ホントに、OKDとか言う輩は余計なことをしてくれる(笑)。


今回は『おしごと!』と違ってカラー原稿が表紙しかなかったので、印刷屋は同人誌を専門に扱うお店にした。おかげで締切も遅くなったし、ページ数は増えたけれど本の価格を『おしごと!』と同じにすることが出来た。指定締切が12月16日土曜日の午前9時。じゃからんに「前夜は籠るっ」と宣言(笑)し、金曜の仕事の帰りがけにマクドでハンバーガーを買いこみ、喰いながら作業。午前0時に眠って4時から続きをやろうと思ったのだけど、いわゆる虫の報せがあって起床を3時に変更したら大当たり。入稿は締切の1時間20分前だった。もし4時まで寝ていたら20分前、単純計算なら間に合うけれど、「あと20分!」となったら焦りで余計なミスもしかねない。
印刷所から「いくつかミスあるよー」との電話があったのは入稿日の昼過ぎ。ぼくはその電話をウメチカで受けた。その日は関西リーグ・アウォーズで帰れないので、翌・日曜の朝に帰宅してから正午の指定締切までに指摘箇所の修正作業。この際に指定箇所以外にも大きな間違いが見つかったりもしたので、きっとまだ間違いはあるのだろう。でも、とにかくあとは本が出来上がるのを待つだけ。我が亡き後に洪水は来たれ!。====ThisIsTheErrorMessege====しかし、もちろん、話はこれで終わらない。というか、ある意味『敗因』はこの「我が亡き後に洪水は来たれ!」気分になっちゃったことにあるのだが、それは続く。引っ張るねえ(笑)。

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