cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2017/10/05◆Wonderland To Be Here
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名古屋戦のチケットが売れていて売れていて、という話は耳にしていたけれど、「どこどこのチケット販売サイトは在庫なくなった」とかの情報が徐々に流れてきて、ついにクラブ公式が完売を発表。====ThisIsTheErrorMessege====招待券の方は枚数制限をかけるとか、それってどこの人気クラブよ(笑)。

試合日の朝。『岐大通』仲間が午前6時半近くに先行入場の列に場所取りシートをセット。「どのあたり?」「プールの辺り」。

「なんだってぇー?!」(アンチョビ)

さらっと言うなよ、おい。入場開始の5時間前だろ?ルネサンス横の駐車場では既に待機渋滞も発生していたとのこと。

「早い、早いよ!」(カイ・シデン)
「おかしいけど、これ、ダービーなのよね」(スレッガー・ロウ)

で、省駅9時15分発の三田洞線が立ち客20人程度、とか。乗客20人じゃないぞ、立ち客20人だ。ないわー、ないわー、ないわー。ぼくも『ビルド』を見終えてすぐ出発。1時間後の三田洞線は、立ち客20人どころじゃない、ぎゅうぎゅう詰めに近い状態だった。
そして、メモリアルセンター。この日は野球場入口近くに店を出す串焼き魚の『魚喜』さんのメニューに「売り切れ」があるのを確認。試合開始の4時間半前だ。

「こんなの絶対おかしいよ」(鹿目まどか)

でも、訊いてみたら「昨日からここで屋台出してて、うなぎを仕込む時間がなかった」んだとか。あー、びっくりした(笑)。

いつもの『こもり』飛騨牛串を喰い、羽島市デーなんで羽島焼うどんを食べ、仲間とこんなの絶対おか(以下略)な話をして、『岐大通』は先行入場開始の20分前、11時10分から配布開始。印刷担当は超強気の1,700枚刷りを敢行したそうだが、一般入場開始の12時には配り終えました。ちなみに、12時の時点で一般入場列がどういう状態だったかというと、こんな感じ。

印刷して定規当てて測って縮尺と照合してみたら、860mくらい、だって。ないわー、ないわー、こんなのってないわー。
配付を終えたら、もうあとはダラダラと。普段なら喫茶店とかで時間調整するのだけれど、この日はフル待機で行こう。

すぐにやってくるのがSKEタイム。とうとう仕事で岐阜隊と関わることになってしまった町音葉さん====ThisIsTheErrorMessege====と、岐阜県出身のSKEメンバー2名のトークショー……らしい。なぜ「らしい」なのかというと、ぼくはドロップアウトしたから(笑)。3人の紹介と、詰めかけたその筋に長けた男性諸兄の掛け声のシーンまではがんばったけど、そこが限界だった。よろよろとベンチに戻ってヘタレたぼくは、「淡水魚は海水では生きていけない」とはどういうことなのかを身をもって体験した気分になっていた。

続いてのイベントは、ついに岐阜隊の新マスコット・ギッフィーの3次元版の登場。2次元版は既に明らかになっていたけれど、岐阜では2次元→3次元の変換の際に時空の歪みが生じて恐ろしいことが起きる====ThisIsTheErrorMessege====のは知られている。はっきり言って、ぼくは怯えていた(笑)。しかし、出てきた3次元ギッフィーは2次元での「ジョジョ立ち」が似合わない愛らし系。これでは、ミナモとギッフィーが岐阜のマスコットの座を争って試合前にドカドカバチバチやっているところに宮田社長がやって来てミナモに指を突きつけて「You're FIRED !!」====ThisIsTheErrorMessege====と叫んでミナモがあの笑顔のままで宮田社長にラリアットをかますというシナリオはむずかしいか。いや、ミナモもギッフィーもあの笑顔でそれをやるから面白いのかもしれない。

そして、この日の一大イベント。グランパスくん大おじさまの登場。「あいつは……反則だ」(阿良々木火憐)。相変わらず、殺人的にカワイイ。Jリーグの開幕時点から『癒し系』王者の座を守り続けている。こいつと勝ち負けになるのは、現時点では長崎のヴィヴィ君くらいしか思いつかない====ThisIsTheErrorMessege====んだが……。ニアピンキック対決、ロングキック対決でのグランパスくん連勝を受けて、最後のPK対決の直前にミナモが脚を痛めるという“一平ネタ”をぶちかましてギッフィー登場とか、ウチのスタッフも経験を積んだものだ(笑)。

J2
岐阜 2-6 名古屋

まさにプロレスだ。まずは受ける。相手の技をキレイに受けてこそ、客も盛り上がる。パウロが大本の抜け出しを何回も無視しておき、ここぞという時にスルーパスを出してその大本が決めて岐阜が先制。でも、「そろそろ、こっちのターンでいいか?」とばかりに名古屋の反撃。ノートラップでコントロールミドルを叩き込む田口とか、ガブシャビのトップスピードでの抜け出しとか。前半は1−2。
ポイントは後半開始早々のコーヤと庄司のシュート。どちらかでも入っていれば同点だ。試合の展開に多少のアヤはついたかもしれない。あれを決められなければこれより上にはいけない、ということでもある。逆に、名古屋はガブシャビらがしっかりとゴールを重ねた。もともと守備には定評のない岐阜隊だ。相手攻撃陣のタレントに対しては数を割かざるを得ず、その分だけ誰かがフリーになる。2−6の結果は必然だった。

でも、ぼくは満足していた。4点目を入れられても、5点目を入れられても、6点目を入れられても、選手達は走り回ってプレスをかけようとした。まったくエレガントではない。でも、この試合はそれが必要だった。まさに、大木監督が甲府時代に言っていたMoney for Valueだ。17,000人を超えた観客に勝利を見せるのはむずかしい。では、何を見せて満足してもらうのか。自分達より強い相手に対し、戦っているところだ。諦めずに、戦っているところだ。カムアウトしよう、ぼくは少々涙目になっていた。

試合後。監督も選手も、しっかりと現実を受け止めていた。結果は不甲斐ないけれど、戦い方は不甲斐ないものではなかった。相手が強かった。ぼくもそう思う。強いところに弱いところが挑む。どうするか。「そこは戦術と腕かな」(西住みほ)。でも、岐阜はそうしなかった。戦術と腕が同等なら、火力と装甲が上の方が勝つ。当たり前のことだ。敵将・風間監督が岐阜を称えたのも理解できる。これまで、J2を席巻するリアリズムという「戦術と腕」に苦しめられてきた。ようやく、「やあやあ我こそは!」と正面からぶつかりあう戦いが出来たのだ。

しかし、名古屋のガブシャビとウチのシシーニョのプレーは、このカテから逸脱していたね。後半、シシがボールをキープしているところにスピードを上げてガブシャビが襲い掛かり、それをシシが見事なボディバランスでかわして攻めあがるシーン、ぼくには真剣が「キーン!」とぶつかりあって火花が散ったような気がしたよ。来年は2人ともいまのチームにいないかもしれない……。


さて、この試合はダービーなのか。むずかしいところだ。ダービーになる要素はある。試合後に「ダービーを名乗るには10年早い!」と喝破した岐阜サポもいたが、ぼくはそうは思わない。もし、5失点、6失点で岐阜の選手が戦うのを止めていたら、そういう見解もアリだとは思うけど、そうではなかったからね。ダービーにチームの強弱は関係ない。
けれど、それは岐阜側の一方通行のラブコールなのも事実。名古屋側に「岐阜には負けられねえ」という思いを抱かせるには、岐阜が勝たねばならない。“想い”が一方通行の間はダービーではないというのも正論なのだ。だからさあ、やっぱさあ、盛り上がるしさあ、面白いしさあ、来年もやろうよお(笑)……というのも岐阜側の一方通行のラブコールなのであって。Cで会った名古屋サポには「だったらお前らがJ1に来い」と言われて、うぐぅの音も出ません。とほほほほほほほほほほのほー。

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