吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2017/01/17◆吉野の里にふれる……
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今年は年が明けてもスキーに行く予定はないし、じゃからんが『吉野の里にふれる白雪』が観たいというので、ぼくも吉野には行ったことがなかったし、それでは行ってみようか、と。近鉄が出している新春版3日間フリーきっぷは特急券が2枚までそれぞれ200円引になる====ThisIsTheErrorMessege====というオプションもある。そしたら、8日に橿原運動公園で天皇杯の奈良県予選がある!“塗り済”だけど写真がないんだよね。では、8日は早めに出発して、じゃからんは橿原神宮あたりでお茶してもらってる間にぼくは運動公園で1試合だけ観戦し、午後から吉野の里で白雪に触れることに。元歌は“朝”====ThisIsTheErrorMessege====なんだけど、まあそこは細かいことは言わずに(笑)。
しかし、せっかく3日間使えるフリーきっぷで1日しか使わないのはもったいない。伊勢神宮は混み混みだろうし、どこか手頃なところは……と考えて、そういえばぼくはまだ御在所岳に登ったことがないと気づいた。東海地区に転居して30年になるのに、だ。じゃからんは「四日市のナロー====ThisIsTheErrorMessege====に乗ってみたい」と言っていたし、ふははははカンペキな計画じゃないか明智君。

2017年1月7日

四日市まで特急に乗ることもないので、急行で。いまは「あすなろう鉄道」となった内部線と八王子線。内部も西日野も、四日市から往復でそれぞれ520円。だったら550円の1日乗車券を買ってどっちも「乗りつぶし」するよね。レールの幅を見た時は「これがナローなの?」と言っていたじゃからんも、入ってきた電車を見て「狭っ!」(笑)。いまは営業用はここと桑名と宇奈月しかなくなっちゃった====ThisIsTheErrorMessege====からね。車窓はどうってことない普通の市街地。よくがんばって走らせていると思うよ。
乗りつぶしを終えて、昼飯はもちろん『四日市とんてき』。近鉄駅前の「一楽」に行ったのだけど、思っていたよりずっと肉が軟らかくて旨かった。『豊橋カレーうどん』もだけど、こういう「腹にたまる」系グルメの街おこしは、一発で満腹になるので「食べ歩き(ハシゴ)が出来ない」という結構大きな弱点がある。それでも、「また四日市に来るときは別の店の『とんてき』を食べてみよう」という気になるもんね。ヴィアティンがJFLで四日市を使ってくれることを期待。

さて、湯の山温泉行の電車に乗って。駅からはバスで温泉街へ。そこからさらに上がるとロープウェイ乗り場がある。目の前に聳え立つ“壁”。御在所岳ってこんなに急峻だったの!そりゃあ、真冬にセントレアが使用停止になる====ThisIsTheErrorMessege====のも、なんか納得……。山上公園駅からはリフトで山頂へ。1等三角点もあるし、望湖台からは琵琶湖も見えた。山頂付近のゲレンデはなんとかオープンしている……という感じ。で、望湖台にいると、上空にジェット機のエンジン音が。ああ、旅客機か……と見上げて

「低っ!!!」

あんなに大きく見えるなんて。いや、旅客機が低いトコを飛んでるんじゃなくて我々が高いトコにいるんだけどね(笑)。とにかく、びっくりした。

帰りは、行きと同じルートで普通に帰宅。メインイベントは翌日だからね。

2017年1月8日

近鉄名古屋を7時半に出る特急に乗らないと橿原運動公園の第1試合に間に合わない。電車の中でじゃからんもぼくもウトウトしつつ、それでもぼくはスマホでtwitterをチェック。すると、大和朝倉を通過するあたりで……

「今日の奈良県選手権は雨で中止になりました」
はい?

ノンリーグサッカーの“西の雄”、あさぎり氏が奈良県社会人連盟の呟きをリツってくれたのです。いやあ、助かりました。現地に行って“大空振り”になるところだった……とはいえ、サッカーが中止になるほどのざんざかざんの大雨ではないと思うんだけど。しかし、あさぎり氏によれば橿原運動公園は過去にも「雨で中止」があったピッチらしい。で。問題は奈良県社会人連盟の呟きにあった次の情報。

「奈良県選手権は翌週に吉野陸上で行われます」

ここで、“真の”ガスサポによる歌声がぼくの脳内で再生開始。

おーーー、またよしーのおーー、よしーのー、よしーのー、またよしーのおー (おいっ、おいっ、おいおいおいおいっ)====ThisIsTheErrorMessege====

橿原神宮前に着いたらたしかに雨は大粒になってきた。じゃからんと橿原神宮参拝をサクサクと済ませる。お御籤を引くか……と思って行ってみると、なんと1回200円!さっすが“菊の御紋”は御籤も高い(苦笑)。もう、早めに吉野に行って早めに帰ろう?ということに。
吉野口から先に乗るのは初めてだ。吉野駅からロープウェイで山上へ。このロープウェイ、相当に年季が入っているぞ……と思ったけれど、実は前日に乗った御在所岳のロープウェイが“日本初”なんだそうだ。
吉野山駅に到着。ここからがまたキツい上り坂。しかも雨で靴も靴下もめちゃめちゃに死亡……。『吉野の里にふれる大雨』。やっぱり、午後に来たのがいけなかったのか?そうなのか?もう無理。風も相当強くなってきたし、金峯山寺を参拝するだけで精一杯。じゃからんと慎重に議論を重ねた結果、2対0の賛成多数で「もう帰ろう?また気候のいい時に来よう?」議案を可決(笑)。予定より4時間早い特急に乗ってスゴスゴと帰ってきた。岐阜駅に着いた時、当初の予定ではまだ近鉄吉野駅にいたのだ。


というわけで、翌週に「吉野運動公園」。またここが『まちゅぴちゅ』級に「試してくる」会場。大和上市から6kmはありそう。で、吉野町のバスは日祝運休。タクシー代は試算サイトに拠ると片道2,500~3,000円。となると、これは“同類”を手配するのが賢明だ(笑)。さっそく「無料試合のS君」に報せると、

「1/15はめぼしいところがなくて悩んでいました」
はい、釣れた(笑)。

せっかくなんで第1試合から観ていこう、ということに。ま、彼は前泊間違いなしだからね。ぼくも、近鉄名古屋6時発の特急に乗れば9時前に上市に着くことが判明したので、また3日間フリーきっぷを購入して特急も手配。よしよし……と思っていたさ。木曜の夜までは。

「……週末は大雪?」

2017年1月15日

午前4時には起きなければならないのでアラームをセットしたのに、3時10分に自然にパチッと目が覚める。こういう“早朝出撃”の際に「アラームで無理やり起きる(起こされる)」という経験がほとんどない。自然とその前に目が覚める。「神の領域にいる」と言ってもいいくらいだ(笑)。
4時半に自宅を出て岐阜駅まで。雪の中を秋山優花里嬢のとろ~んとした笑顔を思い浮かべながら「ゆき~のしんぐん、こおりをふんでっ♪」と====ThisIsTheErrorMessege====歩いていたらいつもと同じ時間で駅まで着いてしまった。恐るべし、秋山殿(笑)。

名古屋方面の電車は3分延程度で安心していたのだが、スマホで近鉄公式サイトを見たら「名古屋線全線運転見合わせ?!」とか。さあどうする。初発の『のぞみ』で京都に出れば間に合うが、そのためには持っている特急券を変更せねば……と近鉄駅に行くと、雰囲気は普通。6時発の特急も動くらしい。とはいえ、そこは雪の中、定時では走れるはずもない。これは相当の遅延も、と覚悟。しかし、久居まで来たら雪もなくなり、八木に20分延で到着。これなら上出来です。橿原神宮前でS君と合流し、約30分遅れで大和上市に到着。この時間ならタクシーで試合開始に間に合う。あー、よかった。

天皇杯奈良予選
FC Tenri2016 5-1 ポルベニルカシハラ

試合のことはカンベンしてください。もう寒いのなんの。S君と試合前に慎重に議論を重ね、2対0の賛成多数で「第1試合だけ観て帰る」議案を可決(笑)。ぼくは6枚着ての観戦だったけれど、それでも寒かったもん。それは試合の“音”からもわかった。土のグラウンドの試合は何度も観ているけれど、いままで一度も聞いたことのない、硬質な選手達の脚音。「これ、ピッチが凍ってるぞ?」。スパイクが地面を噛まない。選手の皆さんも大変だったと思うよ。試合が終わって帰り際に視ると、ピッチの表面が濡れていた。そりゃ、後半の数分間に雪が舞ってようやく『吉野の里にふれる白雪』が観れたけれど、あの程度の雪ではピッチは濡れない。わずかな気温の上昇と、選手たちが走ったおかげで凍っていた土が融けたのだ。いやいやホントに、お疲れさまでした。

S君とは大和八木で別れ、ぼくは日本酒の1合紙カップを2つ買って特急に乗り込み、名張の手前で1合を空け(笑)中川分岐の手前で2合目を空け(笑)それから桑名まで爆睡だった。3時10分起きだったんだもん、赦してくれるよね?(笑)

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