cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2016/12/29◆12月のスポーツ。
▲home ▲index

フィールドホッケー女子全日本選手権

フィールドホッケーのカップ戦が岐阜で開催。行けるのは予選初日の金曜だけなんで、寒かったけれど4試合とも観てきた。

ここで、女子フィールドホッケーの現状を紹介。日本リーグは10チームの1回戦総当たりで行われる。社会人4チームに学生6チーム。これでチャンプが決まるわけではない。リーグ戦は2チームを振るい落とすだけで、リーグの1〜8位でたすき掛け一発勝負のトーナメントで優勝チームを決める。これ、五輪予選でも総当たりリーグ戦をやってから1位vs2位の一発勝負で五輪出場チームを決めるレギュレーションだから、そういう競技文化なのかもね。これが「リーグ・チャンプ」の決め方。
で、こっちはカップ戦。全日本社会人選手権と全日本学生選手権のそれぞれ上位4チームずつが、「社会人2+学生2」でグループリーグを戦い、上位2チームで準決勝と決勝。結局、全部日本リーグに参加しているところが勝ち残ってくるんだから、メンツは一緒。

4試合すべて観て意外だったのは、「学生の方が先にバテる」ということ。というのも、フィールドホッケーは“オフサイド”がない。縦一本のパスで一気にシュートエリアまで持って行ける。ホッケーというと腰をかがめてドリブルする光景を思い起こしがちだが、基本は「パス」で崩してチャンスを作るスポーツだ。人工芝に水を撒くのでボールはかなり速く転がる。「スペースに出して走らせる」という“サッカー的な崩し”は不可能。だから、パス精度が高い方が当然有利になる。だいたい、学生チームは第3クォーターの終わりくらいから社会人チームのパスワークについていけなくなる。
そんな中、4位のグラクソスミスクライン(GSK)と5位の天理大は、試合前から「勝負になるんじゃないか」と思っていたら、案の定 1-1 のドロー。あとは、やっぱり社会人が学生相手にボディブローやフックやクリンチを巧みに使い分けてファイナルラウンドまで持ち込んで余裕の判定勝ちというような試合ばっかりだった。勝ち残るのはリオ五輪代表にも多数の選手を輩出した「ソニーHC」「コカコーラウエスト」に「南都銀行」「天理大」の奈良勢かなあ……と思った。地元・岐阜県の東海学院大学は南都銀行に余裕の“貫禄負け”だったし……。

と思っていたんだけど、予選リーグを終えたらその東海学院大が天理大もGSKも下して2位通過!いやあ、まったく予想外。もしかして東海学院大にはものすごい選手がいるけど金曜は講義で参加できなかった、とか?(笑)。準決勝では優勝したソニーにクリーンシートで負けるんだけど、いやいや全国4強はお見事でした。

東海社会人トーナメント

東海4県の1部リーグから東海2部への昇格を決める「東海社会人トーナメント」。4県の持ち回りで、今年は岐阜開催。ピッチも塗り済だし……ではあるのだけど、今年はじゃからんと観戦(彼女は第1試合だけだが)。というのも、土曜の第1試合に出てくる岐阜県1位「ボンボネーラ岐阜」には元・日本代表の『小島宏美』がいるというではないか!

しかし、試合会場に行ってみると、ピッチ練習に小島の姿はない。彼女が「あたし、パン食べたら前半で帰る」と宣言するのもやむを得ない。しかし、ボンボネーラは前半の終わり近くに外国人FWが負傷してしまう。すると、スタンドにいたボンボネーラのスクール生徒くんたちが「最終兵器」「出るぞ、最終兵器」と囁きあう。なんだ、コジいるじゃん!試合前のアップには参加してなかったようなので、ホントは試合に出る気はなかった模様(笑)。背番号は29。じゃからんは「シドニー!シドニー五輪予選の時が29だったの!28が中田ヒデで30が高原だったのよ!」と鮮やかにスイッチオン(笑)。パン喰いながら前半は残っていてよかったね。しかし………

ガンバ時代のキャッチフレーズは「舞い降りた牛若丸」だったそうだが、現状は「舞い降りた牛」(笑)。一応、FWのポジションにはいるけれど、まさに“不動のFW”(笑)。ミドルシュートをぶっ放したりもしたけれど、あれはチャンスだから撃ったんじゃなくてそこから走りたくないからそのまま撃ったな(笑)。
とにかくこの試合は2-0で勝利。試合後の挨拶で「小島さぁーん!」と叫ぶと、彼は気づいて「鋳造さん、なんでおんの?」という顔をしてそそくさと逃げるように引き上げていった。

結局、ボンボネーラは翌日の決勝で数的優位を活かせず10人の中京大FCに先制されて逃げ切られ、昇格ならず。コジは来年も県リーグに……いるのかなあ。しかし、元・日本代表が県リーグって、沖縄ソヴァを除けば廿日市時代のドラゴン久保くらいしか思いつかないな。

KSLカップ決勝とKSLアウォーズ

この時期恒例の大阪訪問。でも、『本』の情報公開とかあって3位決定戦は無理だなあ……とか思っていたら、3決で嶋田正吾が途中出場!との報が入り、これは最後だけでも観に行かねば!と昼飯は阪和線天王寺駅ホームの駅そばを3分で流し込んで、なんとか間に合った。よかったよかった。

決勝戦は阪南大クラブvsラランジャ京都。大クラが先制するも、ラランジャにも得点のチャンスあり。そんな中、試合終了近くに大クラがGK交替の届け出。ほう、“思い出づくり”かな?……と思っていたその時に大クラの選手が警告2枚で退場になる。しかし、ケガでもなさそうだったが大クラはGKの交替を決行。いや、これはタイミング的にないんじゃない?とぼくの周囲のエンスーはみんなして話していたら、果たしてその退場になったファールでのFKから綺麗にサイドからクロス入れられてヘッドで同点。結局、交替で入ったGKはボールを一度も掴むことなく、====ThisIsTheErrorMessege====PK戦に突入。

明らかに、交替で入った大クラのGKは動揺していた。そりゃそうだろう、決勝戦で“試合に入る”間もなく同点にされてPK戦なのだ。ラランジャはPKを枠内に蹴りさえすれば勝てる。そんな感じだった。しかし、結果はラランジャがPKをポストに2回当ててしまい、大クラの優勝。これでラランジャが勝っていたら交替で入ったGKはトラウマでサッカー選手を止めちゃうんじゃないか……とすら心配したけど。とはいえ、このGKは悪くない。テッテ的に運がなかっただけで、悪いのは1点リードでしかも1人少なくなったその時間にGK交替を強行した大クラのベンチワークだ。しかし、最後にポストに当ててしまったラランジャの選手のヘコみ具合は相当なモノだった。たかが社会人リーグのリーグ杯というなかれ。これは決勝なのだ。


夜はアウォーズ。表彰式側は狭くて体力的にキツかったので、「優勝の表彰」などの大事な写真を撮る以外は控室側にいるようにしたら、嶋田正吾が来てくれたんでいろいろ話をしてしまった。ここでは書けないことも、いろいろ。せっかくなんで、『例の本』を献本してしまいました(笑)。
表彰式は順調に進んで、ぼくが参加したアウォーズでは初めて「表彰式が終わってから運営委員長の締め挨拶までに時間が出来た」。表彰式のトピックスは2つあって、まず1つはKSLカップ優勝の阪南大クラブの選手・関係者が誰もアウォーズに参加しなかったこと。いいのか、おい(笑)。来賓でいらっしゃっていた大阪協会の関係者の方が代理で受け取ってたけれど、あとで大目玉を喰らったんじゃないか。2つめは、クラブ関係者やファンが投票で選ぶ『Player of the Year』。ディア奈良の山本翔一選手が選ばれたのだけど、仕事で不参加。で、代理で中塚監督が「受賞者からの御礼メッセージ」を読み上げたんだけど、メールで送られてきたメッセージを自分のスマホを出して読み始めたこと。表彰式なんだからさあ、せめてプリントアウトはしておこうよ〜中塚さん(笑)。

恒例の八木委員長の“締めの挨拶”。昨年はいきなり「サポーターへの感謝」から始めるという『社会人サッカーリーグ』の表彰セレモニーとしては考えられない展開だったけれど、今年は通常通り、そんな中でも「悔しさを糧にするのがスポーツだ」の至言もいただく……と思ったら、最後に「関西サッカーリーグで一番“汗をかいているひと”を紹介しましょう!」と壇上に呼びあげたのはリーグ専属カメラマン氏。和正装でアウォーズでも写真を撮りまくっていた彼によれば「完全にサプライズ!」だったとのこと。しかし、こういうところに「我々(チーム関係者)は周囲のサポートがあって初めてサッカーが出来るんだ」というメッセージを強く出す『関西サッカーリーグ』の“深さ”が現れる。ホントに、素晴らしいことだ。

全社・愛知予選

例年は1月や2月に始まっていた全社予選が前年末からスタート。まあ、1次予選ですからサッカーのレベル無関係、単純にピッチ塗り塗り。面白かったのは河村工機FC。ベンチのいい感じで盛り上がってるし、左サイドからの崩しはなかなかのもの。あと、祖父江で背番号99番のゴールを目の前で観た!と喜んでいたら、CWCで全北現代の99番がゴールを決めたそうで、これで「背番号99のゴール」のありがたみが全然なくなってしまった。ホントに、あの国は余計なことをしてくれる←違います(笑)。

阿久比河村工機、祖父江の森、新・蒲郡海陽B、愛知学泉大。観戦スケジュールの関係で河村工機FCを2回観ることになった。「サイドからの小気味よい攻め」と「サイドの守備の軽さ(苦笑)」の両面を持つチーム。特に守備については学泉大で対戦した名大クラブがハーフタイムに「相手のサイドはスッカスカだから、とにかくそこを突いていこう」と話していたそうな。

全社・栃木予選

S君が情報提供してくれたんで、今年度はスキーに行く予定もないし、そんじゃあ一緒に行きますかとピッチ塗り塗りに2試合。北関東はなかなか行く機会がなくて、こんな時でもないとね。来月になると、週末に遠出することもそうそう出来なくなるし。
行程はS君に全部おまかせ。だから、どんなチームなのかとか、なあーんも知らん(笑)。特にここに書くことといったら、S君をして「栃木県予選のレギュレーションが変わっていた」ことを把握していなかった(苦笑)くらいか。これまでは天皇杯予選と全社予選を別々にやっていたのを、今年から統合して……まではいいのだけど、まさかの35分ハーフ→45分ハーフの変更。全社予選を兼ねるんなら40分ハーフでいいんでない?本来ならバスで帰れるはずがタクシーになってしまった。
天皇杯の日程変更は県予選レベルに大きな影響を及ぼしている。どことは言わないけれど岐阜県に近い某県では「2017年度の天皇杯はこれこれこうやるから。もう決めちゃったから。それを前提に2018年度のことを話し合いましょう」なんて展開で『はあ?意味わかんないんすけど』なところもあるらしい。現場は大混乱。ここまで“下”を邪険にするなら、もう天皇杯はJ1〜J3とJFLのカップ戦にしてルヴァン杯と統合しちゃったらどうよ?

アジアリーグ・アイスホッケー

久しぶり?の笠寺開催。体調はあまり優れなかったけれど、そりゃ行くっきゃないでしょ。
王子vs十条の“紙屋”対決。燃えるねえ……と鶴さん族の鋳造は試合前は思ってたんだけど、始まってみたらなんなんだクレインズの守備。アイホはシロートのぼくでも王子のパスワークに振り回されているのがわかる。昨年のアジアアイホは初めて日本勢がファイナルに進出できなかったらしいけど、クレインズがこのテイタラクじゃあなあ……。王子 6-2 十条の大差も納得の酷い試合になったのが、ものすごく寂しかった。


天皇杯の準決勝は行かないですし、これで今年のスポーツ観戦はおしまい。大晦日に今年の総括雑文を載せます。

▲top