吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2016/11/08◆トシを取るということ、とか。
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ちょっとプライベートなことを。

2年前の冬から体調を崩しかけていまして。クスリでごまかしつつ仕事をしていたのですが、今年の夏からだんだんと悪くなっていって、それが社会生活にも影響するようになってしまいましてね。真夏でも長袖シャツに秋春用のスーツ着て仕事したりとか。あと、直腸のポリープからハデに出血して、切除して調べたらガン化していた====ThisIsTheErrorMessege====とか、いろいろ。ホントは『愛媛全社』の前の週に北海道BL決勝大会で北見モイワを塗って女満別空港も初利用……のつもりだったりもしたのですが、そうも行かず。まあ、偶然にいろいろと悪い案件が一気に重なったとでも言いますか。ゆっくりと治していければ……と思います。

やっぱり「年齢」ってのを考えるようになるのですよ。「『将来の展望がなくなっていく』ことに対する不安」がどんどん減っていく。つまり、フリッパーズ・ギターの歌詞を借りれば「穏やかに、緩やかに死んでいっている」のだ、と。「まだ人生は長い」のかもしれないけど、「自分から短くする」つもりはないけれど「短くたって別に……」という感じかな。うまく言えないけど。

「2つのアニメ作品」について。

『君の名は。』は観に行った。観終えてから10~15分ほど映画館の外のベンチで呆けていた(苦笑)。情報処理の余裕を与えずに一気に巻き込んでいくスピード感に溢れる“ファンタジー”。そう、あの映画は“ファンタジー”として観なければいけないというのがぼくの結論。構成から作画からリアリスティックなんだけれど、“フィクション”として捉えてしまうと罠にかかる。そんな気がした。
で、その視座から考えると「誰にでも勧められる作品」なのは間違いない。というか、「こりゃ売れるわ」と納得。この映画の一番の評価点は、アニメファン以外に堂々と勧められるアニメ映画が「ジブリの外から出てきた」という点なんじゃないかな、と。
でも、やっぱりどうしてもラストシーンには「納得できぃーーーん!」と叫びたくなる。あまりに「ハッピーエンド」にし過ぎたんじゃない?何人かの鑑賞者と“感想戦”をやったけれど、この点は譲れないね。

もう一つ、いま鋳造がどっパマリなのがNHK『3月のライオン』。すまん、存在すら知らなかったよ。MADOGATARI展・東京アンコールで知って、第1話から視始めて、現在はズブズブ(笑)。わざとアナログ風に加工しているアニメ表現技法の中に「シャフト節」としか言いようのない演出が不意打ちで入ってくる。ぼくは敢えて原作から離れているので、これからどう進ませるのか、すごい愉しみにしている。

モノの価値はどう決まる

「実家に残してあるモノをいい加減処理しなさい」と母親に言われて2回帰省した。いやあ、小学校の授業コマ割表なんか出てくるとはね(笑)。他にも、1976年の交通公社時刻表とか、マニアさんが視たら垂涎モノかもしれないいろいろなモノを、高校時代の授業ノートとかと一緒に一気に処分しました。全部古紙処分です。「オークションにかける」選択肢もあるのだろうけれど、選別や手続きの手間と時間を考えたら割に合わない。

『紙製品』は“古紙”でリサイクル出来るけれど、そうもいかないのが『レコード』。LPがほとんどだけれど、EPも20枚かそこら。これも「オークションにかける」選択肢はあるけれど、同じ理由で一括買取を依頼した。段ボール3箱で200枚近く。そんなに価値があるモノも持ってないだろうし、ざっくり「1枚50円」として1万円。倍の2万円がつけば上出来だな……と思っていたところ、業者さんは査定明細の作成に3週間もかけてくれて、査定額の合計はなんと5万超え!「わけがわからないよ」(キュゥべえ)。

参考までに、1,000円以上の査定がついたものを第2位までピックアップしてみましょう。安い→高いの順に。

ピンク・フロイド『More』1,000
ブライアン・イーノ『Here Comes The Warm Jets』1,000
はっぴいえんど『ベストコレクション』1,000
東京スカパラダイスオーケストラ『スカパラ登場』1,100
ルナパーク・アンサンブル『虫喰いマンダラ』1,200
カーネーション『ゴング・ショー』1,200
ベルベット・アンダーグラウンド『バナナ・アルバム(通称)』1,300
真鍋ちえみ『不思議少女』1,400
ザ・スミス『Meat Is Murder』2,000
ピンク・フロイド『The Dark Side of the Moon』2,400
細野晴臣『はらいそ』3,000

ルナパーク・アンサンブルに1,200円とか細野の『はらいそ』に3,000円とか、びっくり。スミスなんざ結構メジャーなのに、なんで?と思ったら「徳間の初版だから」だそうな。そういうところも視るんだね。

では、いよいよ発表です。栄えある“高額査定”第1位は?!(ドラムロール登場)じゃーん!

真鍋ちえみ『プリティ・トーク』5,000

なんとEP盤。GANZびっくり。持っていたのも憶えていないし、買取の箱に入れたかどうかも憶えてない(笑)。おそらく「『不思議少女』のおまけ」だったんじゃないか……と思うのだけど、査定者によると「プロモ・オンリー」の「激レア品!」なんだそうな。ヤフオクで調べたら、なんと18,500円で落札されている記録が見つかって。恐るべし、マニアの物欲(笑)。

価値に気付かなかった(存在すら気づいてなかったのだから当たり前だが)のはこっちだし、「高額査定ありがとう!」ということで一括買取査定額にOKを出しました。業者さんは高く売って儲けてください(笑)。いやあ、何がいくらになるかなんて、わからんモンだ。

さて、ようやくサッカーの話(笑)

J1はレギュラーシーズンが終わって、福岡・単軌・NGが降格。新潟が勝てるとしたら磐田だけだろうと思ったところをしっかり勝ったのと、NGの最終戦の相手だった単軌の高山が「ぜってー道連れにしてやる(意訳)」と気合い入りまくりだったのもあって、NGはしっかり道連れにされました。これで『おりてん』で堕ちたことがないのは鹿島とマリちゃんだけか……。鹿島は残留争いにすら入ったことないはずだし、そこはさすがだよなあ。

J3。鹿ユナの失速はしょうがない……というか、あそこまで鹿ユナに走らせちゃイカンでしょ。結局、堕ちてきた2つのどっちかが自動昇格でどっちかが入替戦まわりという展開に。富山や長野は猛省しなさい。とにかく長野は根底から考え方を変えないとマズいんじゃないか?という気がする。

JFL。クラドラの2位以内は決まってる====ThisIsTheErrorMessege====から、沼津は最終戦に勝てば年間4位以内で来年はJ3なのかな?観客動員がどうかな……と思ったけれど、なんとか届いたみたいね。問題は、最終戦の相手が『最終戦』のネクスファジ====ThisIsTheErrorMessege====だってことか。ダントツ最下位だけど、タイヘンな相手だと思うよ。当然「すべて」をぶつけて来るからね。


で、J2。というか岐阜隊(苦笑)。ギラQとの直接対決を「普通に落とした」時は、ある程度ハラを括ったさ。しかも、さらに増え続けるケガ人。しかし、まさかそれが奏功するとは思ってもみなかったよ。

群馬戦でのCBスズジュンの負傷。中盤にいた磐瀬をCBに下げるのはいいとして、交代でパウロを入れたのには驚いた。しかも、そのパウロが絶好調。前半は「俺ナニしたらいいんだ」状態だったけれど、「ドリで仕掛けろ」と言われたのか後半からはバランス無視で積極的に前へ。パウロの長所は「なぜかボールを失わない」謎ドリブル(笑)。カメレオンのように“桂馬”になったり“銀将”になったりするので、彼のところでボールキープ出来て仕掛けも出来る。あそこでバランサー投入ではなく「チームのバランスを自ら崩しにかかった」めぐめぐの“妙手”には脱帽です。
パウロの好調は続く新横戦でも続いて、ホーム連戦とはいえまさかの連勝で19位に。ようやく「残れるかもしれない」と思えるようになった(苦笑)。まぁ、たしかに“戦術はレオミネイロ”は昨年と同じだけど、今年はこれまで「それすら出来なかった」んだから。さあ、残り2試合だ。

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