Aグループ:郡山西部(福島)開催 | |
北信越1位 | サウルコス福井 |
関西1位 | アミティエSC |
東北1位 | 福島ユナイテッド |
中国1位 | デッツォーラ島根 |
Bグループ:春野球・陸(高知)開催 | |
北海道1位 | ノルブリッツ北海道 |
全社枠 | バンディオンセ加古川 |
全社枠 | FC KOREA |
四国1位 | FC今治 |
Cグループ:中津永添(大分)開催 | |
九州1位 | FC KAGOSHIMA |
関東1位 | SC相模原 |
東海1位 | 鈴鹿ランポーレ |
全社枠 | ネクス・ファジ |
昨年と同じく3グループで、各グループ2位のうち最優チームにワイルドカード枠があるというレギュレーションになっています。
●地域リーグ界の重鎮・おくだ隊長の見解。
今年は関東の次に中国の観戦試合数(全社予選含む)が多かったおくだです。片道800km以上高速突っ走って無料試合を観にいく贅沢。やっぱサッカーはいいわぁ(笑)。
●Aグループ:福島U→島根
福島50、島根25、アミティエ20、福井5
地域リーグ1位チームが4つ集まったグループ。
中でも福島は大会全体を通しての本命。ホームではないが、近場の郡山で戦えるのも有利。天皇杯、全社も含め半ターンオーバー制を敷かざるを得ない過密スケジュールの中で9月以降の戦績====ThisIsTheErrorMessege====は驚異的。震災からの復興という後押しも得て、地元の盛り上がりも急上昇。懸念点は監督かな。時崎さんはレギュラーと控えを明確に区別していくタイプ。負けを承知で控え中心で臨んだ天皇杯で甲府に勝つとは考えてもいなかっただろうが、その後の選手起用をみても選手をシャッフルするには至っていない。控え選手のモチベーションを考えたとき、ピークが早く来てしまった、これ以上の伸びしろがない、周囲の期待が高まるばかりで、「昇格の絶対本命」という声が選手をたるませてはいないか。彼は今、そんな不安に駆られているはず。だから初戦がポイント、平日にどれだけサポーターを集められるかも鍵を握りそう。
攻撃だけならデッツォも一級品。去年の決勝大会辞退で悔しい思いをした愛媛FCしまなみの中心選手・小笠原を1トップに置き、その下に隅田・空山・武田の超攻撃的MFを3人並べたオフェンスは破壊力抜群。またこの4人は自由にポジションを入れ替えながら相手の弱いところを突いてくるが、その分、試合の入りで相手を見定めながらゆったり始めるクセがある。また、コイツらほとんど守備をしないので、後ろの負担は相当重い。チームとしてのバランスは、第2ボラ空山・第1ボラ田平、41歳の庄司御大====ThisIsTheErrorMessege====を2列目に置いていた春先の方がよかったような気がする。
アミティエは関西リーグ1部に上がって実質まだ2年。リーグ戦の経験値は得たと思うが、短期集中の大会に対する経験値が浅いところへもってきて、今回の対戦相手が本格派の福島と人を食ったサッカーをするデッツォ。経験豊富な吉田監督が守屋・下中のホットラインをどう生かすかがポイント。
初見参の福井は未知数、経験値なし。気がつけば北信越唯一の空白県になっていた福井。金沢の苦労を考えるとまだまだ敷居は高い。
●Bグループ:コリア→今治
KOREA45、今治35、加古川18、北海道2
ここはわからーーーん(爆)。出るとカモの北海道代表と四国代表が同じグループ。それに全社枠からコリア(関東7位)とバンディ(関西4位)。4チームのレベル合計という指標があったら間違いなく最低だが、考えるのはこの4チームでリーグ戦をやったときにどこが最も勝ち点を多く取るかということ。だから余計にわからーーーん(再爆)。
余談だけど、全社枠から2つというグループ分けがあるとは知らなかった(^^;)。今回は地域リーグ2位チームの補充がなかったので、開催地以外の9チームはオールシャッフルだったのか?組み分け抽選の方法が公開されていないので何とも言えない。どこかのリーグのカップ戦みたいに公開でやってくれませんかねえ(^^;)。飲み屋の宴席からでも構わんから(爆)。
さて、バンディは全社のアミティエ戦の出来が素晴らしくて推したい気持ちに駆られたが、その後のKSL Cupで奈良クとラランジャに完封負け。やっぱり推せない。
ノルブリッツは枠外(ゴメンネ)として、今治の力量が把握できていない。四国リーグでも決してダントツではなかったし、去年のこの大会で草刈られてしまった黒潮FC====ThisIsTheErrorMessege====と1勝1分けだし、木村監督のやり方がどこまで浸透してきているか不透明。
そう考えると、素のママ、気持ちを前面に出してくるコリアの方に分がある。経験豊富なベテラン金載東が元気なのもマル。
●Cグループ:Nファジ→相模原
ネクスファジ35、相模原32、鹿児島30、鈴鹿3
Jクラブのセカンドチームは何かと物議を醸す存在。古くは読売ジュニオール、日産FCファーム、ヤンマークラブ====ThisIsTheErrorMessege====、マツダSC東洋。近くはジェフリザ、徳島セカ、愛媛しまなみ、岐阜セカ。これらチームの成り立ちにはいろいろあって、出場機会の少ない若手育成の観点からセカンドチームを保有するのに加え、国民体育大会で地元に天皇杯得点をもたらすため、あるいは地元有力選手の他県流失を防ぐため、県サッカー協会が積極的に動いてできるケースが多い。ネクスファジは数少ない前者で、何と言っても選手個人の技量が高い。監督はジェフや横浜FCでシブい活躍をした真中幹夫さんで、チームとしてやりたいことの戦術徹底もできている。弱点は選手層が極端に薄いこと。中国リーグではサブ不在当たり前、全社では二種選手を連れてきたものの3決は交代選手無し。中国リーグ終盤戦は移動ありで9/15・16・17、9/22・23連戦。全社も5連戦。なかなかトップチームからお呼びがかからない状況下、自分たちの存在を改めてアピールできる場を渇望する意地が感じられる。
相模原は戦力的にはダウンしているが、経験値とチームとしてのまとまりはアップしている。ただ、相模原は毎度「やらかす」のでイマイチ信用できない(苦笑)。
鹿児島は田上のチーム。簡単に抑えられる選手ではないが、対戦相手としては的を絞りやすい。右足に故障を抱える田上の出来次第という側面もあるが、田上が抑えられたときに他の選手が局面を打開できるかどうかがポイント。
このグループは3竦みで勝ち点が割れる可能性も視野に入れざるを得ない。東海のファンには申し訳ないけれど、鈴鹿にはきついグループだと思う。
●ワイルドカード:島根
●柏サポ・Sun'sSon氏の見解。
史上初の「実業団なき地域決勝」と実業団の雄・佐川の廃部、そしてJ3構想。多くを語ることは私には不可能ですが、変わろうとする前に、せめて切り捨てるものの大きさを測ってみてもいいんじゃないかと思ったりしてます。●Aグループ:福島U→アミティエ
福島を軸に島根とアミティエが続く展開と予想。
福島は東北を制し全社でも準優勝、いわば東北枠かつ全社枠で、おととしのカマタマーレ讃岐に近い位置づけです。難しい地域事情の中で連覇を決めるという、フロントも含めたクラブのピッチ内外での総合力を重視して1位と予想します。
福井の可能性を低く判断したのは、ひとえに現時点の北信越のリーグレベル。やはりかつての「追いすがるライバルを蹴落としながら断崖絶壁を登る修羅の国」の時代とは経験値の質が違う。
残る島根とアミティエ、2位はアミティエと見ます。島根を外したのは、星取表の相手関係とスコアから、スカウティングしやすいチームなのではと思ったから。アミティエは11月10日に関西リーグのKSLカップの試合があります。初戦がとりわけ重要な地域決勝において、公式戦の試合勘を失わずに迎えられるのは大きいでしょう。
●Bグループ:今治→加古川
バリィさんの不安要素がないわけではありません。今治は、天皇杯vs広島戦の大金星のあと勝てなくなってしまい、====ThisIsTheErrorMessege====チームが下降線です。まあ全社以外は格上だし、うち二つは練習試合なのでなので深く考えなくてもいいのでしょうが、大金星の後だけに、必要以上に気にして自らリズムを崩す可能性もあります。とはいえ、やはりノルブリッツとの得失点差勝負となる可能性が高いことを考えると、14試合21得点のバンディ、18試合28得点のKOREAと比べると、14試合43得点の今治の優位は動かないでしょう。
2位は全社枠のどちらか。本当に読めないんですがここはバンディとします。短期決戦での集中力と破壊力はKOREAの方が上かもしれませんが、2007年以降の地域決勝====ThisIsTheErrorMessege====は「経験値が勝敗を分ける」という非常に成熟した大会となっています。その観点からバンディは捨てられません。
●Cグループ:相模原→Nファジ
一昨年のひたちなか、昨年の長居第二と、「詰めろまでいきながら王手飛車取りを食らう」印象の相模原。しかし決勝ラウンドまで駒を進められたのは、経験値という面から見れば大成功でした。優遇枠では4部の公式戦を継続的に経験しておらず、戦い方の目測を誤ったのでしょうが、それ自体が経験値の蓄積という意味でものを言います。今年はその4部で優勝、ショートカットでなく関東枠で出場となれば、実力と経験値からこの三年で最強でしょう。不動の軸と見ます。
鈴鹿、鹿児島、ネクスファジ。リーグ戦または全社の「最後の最後で絶対負けられない戦い」を制して出場権を得たという意味で非常に似ています。2位は…ここも読めませんが、今年も「困ったときの全社枠」。ネクスファジが2位とします。
●ワイルドカード:加古川
見たところいずれのグループも1+3や3+1といった構成で、ワイルドカードが出やすい二強二弱がありません。どこも潰し合いとなる可能性があり、そうすると3+1が比較的はっきりしていて得失点差を稼げるBグループから、となりそう。
●“フットボールの現場”という『戦場』カメラマン・宇都宮徹壱氏の見解。
今年もこのイベントにお招きいただき、有難うございます。●Aグループ:福島U→福井
ここは福島ユナイテッドでしょう。GK不在で涙を飲んだ去年のくやしさもあるでしょうし、天皇杯3回戦突破を果たした自信もあるでしょう。少し厳しいグループのようにも見えますが、ポジ・ネガ合わせて最近の経験値を考えると、やはり福島かなと。福井については直感です。
●Bグループ:コリア→今治
例年どおり今年も北海道王者はノーチャンスかなと。残る3チームのうち「勢い」という点で注目すると、全社優勝のFC KOREA、そして天皇杯で広島を下した今治が来ることを予想します。とりわけ、破壊的なかわいさを持つマスコット「バリィさん」====ThisIsTheErrorMessege====をエンブレムに掲げる今治は、個人的に期待値大。ぜひ長崎で拝みたいところです。
●Cグループ:Nファジ→鹿児島
ここは悩みました。個人的には中津が「死のグループ」です。いずれも今季の試合は見ていないのですが、今年岡山のトップチームを取材した印象と、鹿児島から伝わってくる情報(フロントの方とは親しくさせていただいています)から、このような大胆な予想となりました。相模原ですか?うーむ……(意味深な沈黙)。
●ワイルドカード:今治
●東京Vサポにして「ここJ」管理人・龍星ひかる氏の見解。
●Aグループ:アミティエ→福島U
多分一番人気は福島ユナイテッドFCでしょう。福島ユナイテッドFCは東日本社会人と全社で今年は2度の連戦を経験しており、いずれも3連勝はしている。チームの雰囲気も上り調子で上がってきているので一番計算ができます。普通の組だったら押したいところだったけど、死のグループとなったので守備的なアミティエSCをチョイスしました。サウルコス福井も良さそうなんだけど上記2チームには劣る印象。デッツォーラ島根は横浜猛蹴にも負けちゃうし、まだまだ緩さが抜けてなさそう。
●Bグループ:ノルブリ→加古川
四国・北海道・全社×2と本命がいない裏激戦区ですなあ。サプライズが起きるとしたらここだと思ったので穴狙い。実際に東日本社会人で見た時も悪い感じはしませんでした。地の利がありそうなFC今治は天皇杯のジャイキリもあって人気が出そうだけど、四国リーグを独走できないようではプッシュしきれない。バンディオンセ加古川は全社で4強進出を果たした経験と自信をここで発揮出来たらいいのだが、KSLカップも決勝トーナメントすら進出できてないので燃え尽きてないか不安。FCコリアのパスサッカーはハマれば強いんだけど、遠征慣れしていない点とムラがあるので3連戦は勝ち抜けない。
●Cグループ:相模原→鹿児島
初出場が並ぶ中で唯一のファイナリスト経験者であるSC相模原で決まりでしょう。今年は大幅入れ替えも行ったけど、3連戦の戦い方は熟知していると踏んで第一候補にしました。選手層も割と信頼できる。チームの完成度で言えばFC鹿児島も良さそうだけど、3連戦を戦い抜けるかは未知数。FC鈴鹿ランポーレとファジアーノ岡山ネクストはまだちょっと若いイメージ。(見てないだけですが)
●ワイルドカード:鹿児島
完全な2強体制になってるCグループから。
続きは次回に。次回で終わります。終わらないと大会が始まってまう~(笑)。