cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2011/05/13◆GWのことなど(後)
▲home ▲index

2011年5月3日

この日はサッカー無関係でコジコジじゃからんと高野山へ。高野へ行くのはオートバイ遍路以来だ。あの時は山の上まで単車で行ってエラい目にあったこともあるし、なによりGWですから素直に電車で。いまは関西の私鉄で高野山1日乗車券をセットで売ってるのね。というわけで、地下鉄梅田駅で大阪地下鉄版を買った。のだけど、なんなんだこの大阪駅の変わり様は。====ThisIsTheErrorMessege====こんなの大阪じゃねえっ!と身勝手に憤りながら「御堂筋線はこっち」という方向に歩いていったら、大阪地下鉄梅田駅の見慣れた狭い空間に出ることが出来てひと安心。

なんばで南海に乗り換え。ここも以前はもっとキンキラキンだった気がするんだけど。初乗車の“こうや”。橋本から南に行くのは初めてだったんだけど、よくこんなトコに線路敷いたなあ…全線開通が昭和4年だってんだから。びっくりしたのは、終点の極楽橋駅では携帯電話が『圏外』になったことだ。でかるちゃあ。めっちゃ急勾配なケーブルカー====ThisIsTheErrorMessege====で上がると、高野山駅。ここからバスで金剛峯寺へ。
寺を見学してて思ったし、初めて高野山を訪れた時にも思ったのだけど、こんな山の上に計画都市を造り上げるって、すげえよなあ。ついつい、高野山大学グラウンドで天皇杯和歌山予選でもやってくれないかしら?なんて考えてしまう煩悩たっぷりの鋳造の脳ミソでありました。
『こうやくん』という名の“ゆるキャラ”と記念撮影をしたり、正直言って「世界遺産でございっ!」って風格を感じられたかというとそうでもなかったんだけど、現代の生活様式と宗教文化の融合という観点だと興味深いなあ、と。かといって、「これより先は聖域につき脱帽で。写真撮影も禁止」という橋の向こうにスーパードライのロング缶を持ち込むお父さんがいたのはどうかと思うけどね(苦笑)。その奥の院には数多くの供養塔があって、ロケットありシロアリありなんだけどそんな中に美濃加納城主様のものも見つけて喜んでしまった。

再びなんばまで戻り、コジコジじゃからんを大阪球場跡地に案内する。この、ペデ・デッキにホームベースとピッチャーズ・プレートを残したのはとてもとても好ましい。なんばパークスのレストランで晩飯を喰って、帰りは近鉄アーバンライナーのデラックスシートでふんぞり返って戻ってきた。


2011年5月8日

逆にこの日はサッカー2試合。まずは今年初のJFL。東近江へ。

米原で買った“往生値段”の1日乗車券====ThisIsTheErrorMessege====は、なんとびわこ隊仕様だった。なんでも、GW2試合はタイアップ・キャンペーンだそうで、4/30の町田戦はこの1日乗車券で無料観戦出来たのだとか。ちなみにこの日は当日券の割引だそうで。米原から1時間かけてどんぶらこと大学前までやって来た。駅には近江鉄道の若い社員さんが2人いて、案内の紙を配っていた。件の1日乗車券には「スタジアムは大学前から徒歩10分」と書いてあったけど、スタジアムは運動公園の東端にあるから10分はちょっとツラい。====ThisIsTheErrorMessege====会場ではスタDJさんががんばって煽っている。びわこ隊はこれまで3戦3敗、しかも前回の初ホーム戦では町田にタコタコに殴られてしまった====ThisIsTheErrorMessege====しね。でも、ぼくはこの試合を釜玉サイド目線で観ていた。というのも、びわこは久しぶりだけど釜玉は昨年の全社や地域決勝で観ているので、どうしてもそっちの方がとっつきやすいのだ。

試合。前半はスコアレス。ボール支配は釜玉の方が長かったけど、どうもうまく行ってないような。センターの西野がゴリゴリと突破を図る。なんか、昨年の釜玉ではそういうサッカーは観た印象がない。どうしても昨年の印象で比較してしまうのだけど、飯塚がやりにくそうな感じ。この試合の釜玉は前線に岡本・西野・坂井と3枚並べていて、豊富な運動量でかき回していた飯塚の良さを活かすスペースが前にない。一方のDFは、こちらもどうもCB2枚のコンビがうまくいってない。特に鈴木の裏にちょっと危険なカオリが。
後半になると、坂井→野口で普通の4−4−2に。これで前線はスッキリした。飯塚もアタッキングゾーンに顔を出す機会が増える。ところが、縦一発でびわこの阪本にDFラインを突破されて右足シュートを左下隅に蹴りこまれてしまいびわこ先制。大喜びのスタンド。
さて、釜玉はどうするのかな。と思ったら、飯塚を下げて福嶋投入。というか、福嶋はいまここにいるんですか。====ThisIsTheErrorMessege====しかし、西野・福嶋とパワー・フォワード系を並べたけれど、飯塚がいなくなったことで“ムーブメント”という面では見事に膠着してしまった感がある。釜玉はCKからのこぼれを野口が押し込んで同点にするも、その数分後には途中交代で入ったアランに左サイドを突破され、中に入れたパスをちょんと戻したところで半田が正面から左下隅に。再びびわこ勝ち越し。釜玉は福嶋が全然目立たず、終了間際にはDF大島も投入して『大作戦』も敢行したけど、『大作戦』ってただ単に上背のあるCBを入れればなんとかなるってモンでもなくて。試合は、びわこ2-1讃岐で終了した。スタンドは歓喜に包まれた。シーズン初勝利おめでとう。スタDJさんは、得点を挙げた2選手だけでなく普段は無口っぽいキャプテン秦賢二まで引っ張り出してインタビューしていた。

昨年の全社や地域決勝で、見事なバランスの良さとしっかり守って素早く攻めるスタイルの完成ぶりが印象的だったカマタマーレ讃岐はここにはいなかった。正直、少々寂しいというのはある。でも、悪い印象なのかというと、実はそうでもない。
監督はそのままで、それでいて敢えてそれまでのスタイルを変えたように見えたのは、獲得した西野や福嶋といったJ経験者を活かすというよりも、昨年までのサッカーではJFLが戦えないという判断があったんじゃないのかな…という気がしている。確かに地域3冠という偉業を成し遂げた。シーズン通して公式戦がわずかに1敗====ThisIsTheErrorMessege====という快記録。でも、それはあくまで地域リーグ・レベルでの話であって。継承よりも、発展のための解消を選んだ。そんな気がするのだ。前向きになれる「うまく行ってなさ」。シーズン終盤にもう一度、「今年のカマタマーレ讃岐」がどうなったのかを確認したくなった。そんな敗戦だった。

大学前駅では、到着時もいたと思われる臨時駅員さんが、乗客と軽く話をしていた。どうやらご自身もサッカーファンらしい。なので、「どちらのサポーターですか?」と訊いてみた。すると

「ジェフリザです」きぱっ。

リザですかっ!マジで驚きつつも、なんでリザ?
「ジェフのサッカーが好きなんで」
ああ、そうか。滋賀県だもん。ジェフ千葉は来ないけど、リザは年2回来るもんね。あ、もし近江鉄道の方がこの雑文を読まれたら、この日の駅員さんを「勤務中は私語を慎まねばならぬ」なんて譴責したりしないでくださいね。お客さまとの触れ合いも大事です。軽く幸せな気持ちになって、米原まで行き、JRで岐阜に戻る。コジコジじゃからんとちょっと買い物をして、長良川へ。

幸せな気分、終わり。この、からっきし前向きになれない「うまく行ってなさ」は、どうなのさ。

岐阜1-3ヴェルディ。これで最下位だそうだ。『単独』最下位ではないのが残念だ。……自虐的でごめんなさい。前半の20分くらいまではタッコタコに殴られっぱなし。観戦仲間が試合中に「なんでこのサッカーでヴェルディは最下位だったんだ」と呟くので、「いままで岐阜と対戦してないから」とマジに返事をしてしまった。
正吾の同点ゴールから前半終了までは岐阜タイムになってヴェルディの攻撃はビタッと静まったのは、どうやら三田が指示して周囲をうまく使って守備していたらしい。しかし、後半になって河野に替えて高木が入ると、その岐阜タイムもビタッと終わってしまった。そして、三田が下がると岐阜隊の中にわずかに残っていたリズムも綺麗に消え、そこには見慣れたバタバタの場当たりサッカーがあるだけだった。
いまのウチの右サイドバックは「潔いまでに背後を気にしない」。サッカー経験が高校までの授業しかないぼくでも思いつくくらいの仕掛けで、彼の背後に羊が3匹ぐらい安心して昼寝出来る広さの芝生を用意することが出来そう。一昨年まで右サイドバックのレギュラーで、昨年は監督と合わずに使ってもらえなかった地元出身の選手がいるのだけど、今年の監督も彼を使わないところをみると、よほど状態が悪いのだろう。残念だけどプロとしてやっていくのはそろそろ限界なのかもしれない。

「俺達は手をつないだだけでイッちまえるガキでも、枯れちまったジイさんバアさんでもない。欲しいのは愛とセックスの両方だ」。====ThisIsTheErrorMessege====サポーターにも通じるものがあるセリフだと思っている。欲しいのは試合内容と結果の両方なんだが、いまの岐阜隊にはそのどちらもない。うまくもないし腹いっぱいにもならない料理店。普通は、そんな店に客は来なくなる。せめて、どちらか片方は提供してほしい。選手達は、もしかしたら縛りがないからやってて愉しいのかもしれないけど、プロ・クラブである以上はFC岐阜が行うサッカーは“商品”であって、顧客にそれを買ってもらってメシの種にしている…とぼくは認識しているのだけど。

▲top