吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2010/03/04◆第8回・J1/J2入れ替え予想会議(その1)
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今年もスーパーカップも終わって、恒例のJ1・J2の予想大会でございます。あ~、開幕に間に合ってよかった……って、ここまで昨年と同じ文章(爆笑)。ではこれまた恒例のレギュレーション説明。

【J1】下位3チームを予想(順不問)。ワイルドカードとして1チーム。オプションは、柏レイソルの順位を。
【J2】上位3チームを予想(順不問)。ワイルドカードとして1チーム。オプションは、ジェフ千葉の順位を。

今回も2回にわけて掲載します。例によって到着順に。


岐阜サポ・ジュニア氏の見解。

J1
福岡 横浜FM 甲府 磐田 柏=11位

◎は残念ながら福岡。一昨年の湘南よりは余裕ありましたがJ2で3位での昇格ではやはりJ1では苦しいです。永里を甲府に取られたのもなぁ……最下位鉄板とは言いません。けど15位以上となると相当上積みないと厳しいなぁ……ってのが率直な印象です。
○は横浜です。選手個々の能力では落ちる訳ないんですが……いかんせん監督が「アレ」っすからねぇ……昔の自分のイメージだけでサッカーを構築してるようで「今の」サッカーを勉強してるとは思えないんです。夏場までにヤバイ位置に居た時にスパッと斬れれば残れるとは思いますが最後まで引っ張ったらダメだろうなぁと。そしてマリノスはそれは絶対に出来ないって確信に近いもんがあります。
△は甲府です。何であのチームカラーに「あの監督」なんですか?そりゃ内田さんで不安があったってのもわからんわけではないですが……ここに関しては「あの監督」が自分の過去を否定して新しいサッカーを提示できなければ福岡よりも早く垂直落下すると思います。片桐にも頑張って欲しいけど、相性良いようにはとても思えないなぁ……。
穴は磐田。ナビスコの呪いもそうだけど、主力と控えの差が結構大きいしなぁ。

柏ですが落ちることはないと思います。正直帰って来て欲しくないし11位くらいで。

J2
FC東京 千葉 横浜FC 鳥栖 千葉=2位

ディープかナリブーかタイキシャトルか……はたまた住之江パン戦の1号艇松井繁か……そのくらいの大本命になってしまうでしょう。◎はF東京。メンツだけ見たらJ1下位よりか全然上です。それでも落ちたってことはなんかしらんの欠陥があったってことなんでしょうけど、今のJ2でそこを突けるだけの力あるクラブあるっけぇ……?って感じです。下手したら去年の柏以上に影も踏ませないぶっちぎりになるかも……
○は千葉。どう考えたって鞍上強化が大きい。メンツもF東京ほどでないにせよJ2のそれではない。懸念はオーロイ頼みの単調な攻撃に嵌ったら……くらいかなぁ。あんなでかい的あったら適当なクロスでもなんとかしてくれそうだがそんな横着しても本人やクラブのためにはならないと思うがなぁ。
本命対抗は仕方ないから△と穴でなんとかするしかないが△は横浜FCに。しっかりと得点を計算できる選手がいるのは大きいですよ。ここはブラジル人次第かな。
穴は鳥栖。そろそろ……って思いはありますよ。(多分ここは熊本か栃木が票集めるんだろうな……)
千葉ですが3着は外さんでしょう。つか外したら去年以上にシャレなんない。ナリタトップロード的な2着予想で。もちろんオペラオーは瓦斯です……


柏サポ・Sun'sSon氏の見解。

逢いたかったよJ1の諸君…失礼しました。
経験的に「昇降格は『納得枠2+ビックリ枠1』」というのを我々も知ってるはずなんですが、予想となるとなかなかそうもいかないものです。

J1
清水 磐田 福岡 神戸 柏=5位

まずあれだけ放出…じゃなくて出て行かれた清水。言うなれば1999年の平塚。とにかく鈴与がヤバい。日立台から静岡までバスで移動している昨今の状況では…。あ、兵働をありがとうございました。
磐田はナビスコの呪いを払拭できるほどの新陳代謝がほとんどない。というか、今年も動かない。頑なに動かない。移籍市場の仕組みが変わった今、「動かない=戦力ダウン」を思い知ったときには時すでに遅しなのでは。あ、古賀ちゃんとミノルの移籍金ありがとうございました。
去年の昇格自体が勢いだった部分も多分にある福岡。そこからジャンボと源気と中島抜いたら…これは厳しい。あ、その中島をありがとうございました。
神戸の和田監督の人望は認めます。ただここも戦力の増強に乏しい。そもそも去年終盤の神戸は「和田ターボ」が一気に炸裂したと言うべきもので、それをシーズン中ずっと発動させることは無理です。戦力の上乗せが少なければ、「残留争いの翌年にはまた残留争いが待っている」と考えるのが自然ではないでしょうか。
柏は、ネルシーニョが「6位以内」と宣言していますから、太陽王国の臣民といたしましては、それを下回る順位を口にすることは不敬罪に該当します。ただ、6位ですと去年のJ2優勝のときと賞金の額が同じ2000万円なので、今年は日立台の改修も控えていることだしもう少し欲しいということで、1つ上の5位とします。

J2
横浜FC 栃木 東京V FC東京 千葉=6位

横浜FCは序盤のもたつきがなければ福岡の代わりに昇格していたはずですし、外国籍選手がJ2では反則レベルですから、まず昇格に絡むでしょう。でもここが昇格したら、「横浜FCがJ1復帰」じゃなくて、絶対に「カズ5年ぶりにJ1へ」って報道されるでしょうね。
栃木は大半の方がノーマークでしょうが、しぶといサッカーをしますよ。去年のJ2で柏が唯一勝てなかったのがここです。日本のサッカーに慣れたリカルド・ロボと松田監督というのは最強の組み合わせ。柏から渡部博文の加入などで後ろも強化。失点も減って一気に浮上すると見ています。
残る枠は…あえて絞れば東京V・鳥栖・熊本のどれか。その中でももっとも総合力で勝っていた感のある東京Vとします。大黒が途中で抜けても5位でしたから、マラニョンは純粋に戦力アップになると思います。
FC東京はワイルドカード止まり。初めて受ける降格のプレッシャーに負けてしまったチームが、他力本願の許されない昇格のプレッシャーに耐えられるか…たとえ駒がそろっていても昇格できるとは限らないのは去年の千葉が証明しています。
千葉は……去年は監督があの方でしたから、誰がやってもプラスにはなるでしょう。ただ、それ以外はかつての仙台並みの博打を打っているとしか思えません。得点源の大量放出、外国籍選手の総取っ替え、うち2人は監督が連れてきたというのも結束を考えると諸刃の剣。そして何故藤田俊哉?後ろの補強が手薄なだけに、うーん…昇格圏には届かないと思います。


京都紫光クラブ・豊浦監督の見解。

J1
鹿島 C大阪 福岡 G大阪 柏=7位

鹿島:嫌いだから。
C大阪:大体、良かった年の翌年に落ちてるという印象が強いんですよ。昨季は殆ど確変状態でしたから…。
福岡:上がったのに主力が抜けてる…。これで大丈夫かぇ?
G大阪:いや、優勝しても可笑しくないとは思うんですよ。だけど、ここ数年の安定しているようで不安定な感じがどうも気になって。杞憂であればいいんですけどね。
柏:かなり適当ですが…。外国人が当たればこれぐらいはいくかな…と。

J2
FC東京 京都 鳥栖 湘南 千葉=13位

FC東京:落ちたのに主力が残留したのはプラス。
京都:落ちるのも慣れてるけど、上がるのにも慣れてますからねぇ(笑)。
鳥栖:希望です。そろそろ上にも行かせてやってください。
湘南:本当は上位3チームに上げてもいいぐらいですが。一番の要因は反町監督を切らなかったこと。チームを作りたいという気持ちを一番感じるチームではあります。
千葉:このチーム、何か落ちるところまで落ちてしまいそうな気がする。そんな予感を抱いてしまうのは私だけだろうか?


山形&栃木サポ・無料試合のS氏の見解。

すみません、例年通りです…9か月も前なのに惨敗の香りがそこいら中に…

J1
山形 福岡 甲府 磐田 柏=12位

山形…恒例、願掛け。以上。
福岡…戦力的には我軍昇格時と変わらないと思う上に、永里を引っこ抜かれたのはねえ…まずは昇吾、ジョンミンがんばれ。
甲府…甲府+三浦俊也と残留がどうしても結びつかないのは私だけか?…まずはウッチー、テル(←伊東じゃなくてよ)がんばれ。
磐田…低く思える上積み、控えの空洞化、ナビ杯戴冠。3大要素でいかがか?
柏…中位~残留ラインはかなり激戦になると思われ、プラスマイナス3くらいの誤差を見込んでます(苦笑)。戦力はあるので、控えがいかに腐らないかでしょう。

J2
FC東京 東京V 横浜FC 栃木 千葉=4位

FC東京…さすがに全勝はないだろうが、昇格するなって方が難しそう。心配は主力が各代表に引っこ抜かれた時か。
東京V…柴崎と高木兄は抜かれたが去年後半の戦いぶりが継続できそうなのでトップ3は十分あるかと。
横浜FC…戦力は揃った感があるのであとは岸野さんの星の強さだけか?(正直京都・千葉を推す理由がなく繰り上げ感大爆発だが…)
栃木…どうせ当たらんのだし書いてみた(笑)。ただ各ポジションの競争がチーム力を上げ、ひょっとするかもよ?
千葉…微妙な戦力の出入りで、俺の居場所はココだ!とばかりに定位置をつくっちゃいそうな気がします…


北九州サポ・コータ氏の見解。

昨年の地域決勝に引き続きお邪魔いたします。オフシーズンは天皇杯予選中心の生活を送っているため「J」の事情にすこぶる疎い…さしたる予備知識もない中ではありますが、ヒラメキとハッタリで挑んでみます。余談ですが、今年はシーチケを確保してないので(おそらく観戦数自体も半分程度に抑えるので)「北九州サポ」という表現が果たして適切なのかどうか、ちょっと怪しい感じだったりはします…。

J1
甲府 新潟 福岡 清水 柏=12位

ここ2年の「ナビスコカップ優勝→翌年降格」の流れを踏まえて磐田、という予想パターンはあえて外してみます。

甲府はこれまでのクラブカラーと新監督(しかも前年、神戸を降格圏に順位を落としたところで解任されてる点がまた怪しい)がマッチするのかが気がかり。
新潟は前年の11戦無敗(第7~17節で勝ち点25の荒稼ぎ)のような流れに今年も恵まれる保障はないし、マルシオ・リシャルデスが抜けたことで失う勝ち点も小さくないと思うので。
福岡は戦力の圧倒的な見劣り感は否めず…せめて強力なストライカーの補強があれば、って5年前も似たようなことを言ってた気がしなくもないのですが(もちろん福岡県民の端くれとしてはこの予想が外れてくれるにこしたことはないデス)。
ワイルドカードには「ナビスコの呪い」ではなく「天皇杯ファイナリスト→翌シーズン降格」ラインが2年ぶりに発動するのではないかと。主力級が抜けまくったことも加味して、清水。
柏は「お題を見て、瞬時に脳裏によぎった数字」が偶々「12」だったというだけで、まったくもって根拠はありません。

J2
FC東京 京都 熊本 栃木 千葉=4位

FC東京は「ブッチギリ優勝での昇格」まではいかないと思うのですが、さすがに外し難い。
熊本は昨年前半の勢いが通年で発揮できれば、ひょっとしなくもない(願望含有率98%)。
もう1枠は…湘南は「早期のJ1復帰よりも、次回復帰したときに向けてJ1に長居できる体制づくり」の年だと思うので、横浜Cも「補強してるとはいえ“岸野サガン・改”ゆえ、当時と同じく『終盤まで数字上の可能性は残すが』という位置が上限」に見えるので、東京Vは「昨年の今頃を思うと、すんなり上がられちゃうのも」と引っかかるので外し…で、消去法的に京都。
ワイルドカードには「ロボも残ったし、トリポジ次第ではありえそう」な栃木を。
千葉は昨年の「クラブ・サポ全体から漂うJ2をなめきった態度」が個人的に気に喰わなかったので、J2でみっちり修行いただきたいような、何年も相手するのは面倒なのでとっとと去っていただきたいような…複雑。オーロイの高さだけで何とかされちゃいそうな怖さもありますが、4位におさまったほうが「キャラ的にはおいしい」のかなぁ…と思ってみたり。


続きは後日。お楽しみに!

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