吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2010/12/31◆今年はいつに増していろいろありました
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「彼女は人生におけるリアリティーというものを実に正確に把握していた。つまり一度閉めたドアは二度と開くことはできないし、かといって何もかも開けっ放しにしておくことはできないという原則だ」
(村上春樹「羊をめぐる冒険」)


●12/23 午後 関西リーグカップ決勝戦

『のびのび』使って堺浜まで行ったんだけど、いやあ寒かった。堺の浜は寒かった、蛙がコロコロ……====ThisIsTheErrorMessege====って鳴くわけないないわ(苦笑)。でも、スタンドが西側にあってホントによかった。西方向からマジものすごい風が吹いていて。スタンドが東側だったら、「直撃のはずだっ!」ってんでハーフタイムでクラブハウスに逃げ込んでたね、間違いなく(苦笑)。でも、そんな鬼のような気象条件で、高田の選手には半袖さんが3人くらいいたのには、でかるちゃ~(笑)。少ないながらも、どっちのクラブにもサポさんがいて。ぼくは鎌槌隊は加古川に移転してから初観戦だと思うけど、CK時とかのチャントは神戸時代と同じだったんで、ちょっと嬉しかった。

高田2-3加古川。鎌槌隊の後ろのアヤしさは相当なモノで、守備自体は出来ているんだけど、そこからのビルドアップの第1パスがパスミスになって高田のショートカウンターを喰らうこと数回。で、高田が2-0とリード。でも、攻撃力自体は圧倒的に加古川の方が上で、後半なかばになると高田の足が止まって加古川の試合になる。1点目はFK直接。2点目はCK直接…かな?強い風で高田GKがボール処理を誤ったか。こうなるとイケイケの加古川、高田はなんとか延長戦に持ち込んでそこで立て直し…となるところだけど、保ちませんでした。決勝点は後半46分くらいじゃないかな。笛が鳴った瞬間のピッチには、元日の国立競技場とまったく同じの、勝者と敗者の姿があった。会場の規模と観客数が違うだけだ。高田のGKは相当ヘコんでました。

とにかくクラブハウスに逃げ込んで、天皇杯のアビ×TGを視てたら、バスを1本乗り過ごしてしまい、それでもまあ間に合うだろうと思ってたら、途中の予想外の渋滞で堺駅西口まで25分も(***sigh***)。シャトルバスに乗り遅れてしまう。遅刻するわけにはいかないので、南海住之江から大阪凱悦酒店====ThisIsTheErrorMessege====までタクシーで行くことになった。なんとか10分前に到着して、やれやれ~。

●12/23 夜 関西サッカーリーグ表彰式

関西リーグ関係者ではないですが、長らく紫光隊をスポンサードしていたことが評価されたか「表現関係」としてお招きいただきました。こうした“アウォーズ”に出席するのは初めてでしたので、緊張。

浅学につき存じないのだけど、他の地域リーグの表彰式でここまでのセッティングを行っているところはあるのだろうか?お歴々のスピーチも短くしかも的を得たものでよかったですし、特に「これ、いいなあ」と思ったのは「乾杯の発声は『1部優勝チームの監督』が行う」のだね。なんでも、ずーっとこの形式なんだそうな。Jアウォーズは、どうだったっけ。帰宅してネットで調べたんだけど、ちょっとわからなかった。
で、すぐに各種表彰に入る。リーグカップの3位・準優勝・優勝。今年の関西リーグのダイジェスト・スライド放映後、2部リーグの3位・準優勝・優勝・フェアプレー賞・ベストイレブン・得点王・アシスト王・最優秀新人賞・MVPの表彰。1部リーグもまったく同様。そのすべてで「発表→表彰→受賞者スピーチ(ベストイレブンも1人ずつ)→フォトセッション」が行われる。2時間だとちょっとギリギリですね。すべての表彰が終わって、10分かそこらでもう締めの挨拶の時間になってた。
ちなみに、出てきた料理はさすが凱悦酒店、めちゃ美味しかったです。一生懸命写真を撮りながら、自分では結構がんばって喰った方だと思います(笑)。
で、サプライズは締めの挨拶。関西サッカーリーグの八木運営委員長が挨拶されたのですが、その際になぜか私が紹介されて。ななななな、なんで?(笑)びっくりするじゃないですか、もう(笑)。

終わってから送迎バスで大阪駅まで行き、翌日は朝から名古屋で仕事なんで、新大阪の安ホテルへ。クリスマス直前の夜ですから凱悦酒店に空室なんてないし、あっても泊まれませんって(きぱっ)。


●今年の総括。

というわけで、鋳造の今年のサッカー観戦は関西リーグカップ決勝で終了です。

観戦試合=113。ああ。ついに。
ついに年間観戦100試合超えをやってしまいました。

理由はあるんです。実は、「遊ぶカネ欲しさ」の仕事の環境に来年あたりで結構劇的な変化の予兆がありまして、なもんで今年は結構がんばってハッチャケて動きました。その結果が113試合。サカりがつくと恐ろしい(違います)。

新規ピッチ開拓=66。これまたメチャクチャな数字。昨年が39で、「これでも多い」とその時は思ったのですが(笑)。自治体大会の予選・山口全社・香港と、かなり荒稼ぎしましたからね~。

岐阜隊観戦成績(天皇杯を含む)=9勝2分10敗。
リーグ戦だけならトントンということになります。とくいとくいっ(←古い)。まあ、岐阜隊そのものについては監督交替も含めていろいろ書きたいことがある(苦笑)ので、ここでは割愛。


17年目でついに通算500ピッチ超え。上記「年間100観戦超え」や「アウォーズの招待を受ける」とか、今年は趣味的にエポックメイキングでした。なにより、長い時間かけてこんなことをやってきたおかげか、ついに『パーソナルな取材を受ける』ということを経験してしまいました。12月3日に、五井駅前のドトールで。“小ネタ”と称して市原臨海にマイナーな旗を何本か持っていったのは、そういうわけです。

こんな機会はそうそうないだろうから宣伝しちゃいますね(笑)。宇都宮徹壱さんの有料配信メールマガジン『徹マガ』====ThisIsTheErrorMessege====で、前後編の2回に渡って「吉田鋳造インタビュー」が掲載されています。普段から自分トコで書いたり酔っ払ってクダ巻いてる(笑)ようなことの延長みたいなのを喋ってます。よろしかったら購読してやってくださいまし。


さあ、来年。どうしましょう。上に書いた「仕事上の結構劇的な変化」が若干延期になりそうで、来年も夏くらいまではハデにしようと思えば出来そうなカオリなんですけど。ま、その時に考えましょうか。でも、おそらく今年ほどハデには出来ないだろうなあ。……って、毎年書いてますね。申し訳ない(笑)。

もう何回か書いたことなんだけど、旅行してても観戦してても「ぼくは既に開く側にいない、閉じる側にいるんだ」というのは感じている。歳を取るというのはそういうことだろうし、そういう風に歳を取っていくというのは実際のところ悪くない。そんな感じです。では、また来年。

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