吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2010/01/30◆1月の行動。
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1月1日/天皇杯決勝@国立

毎年恒例。指定を確保しておいたんでゆっくり目に到着。いつもバックスタンドアウェー側なんだけど、ここから視る新宿の風景は毎年のように変わっているね。あのビルなんだっけ?ってのがボコボコ。
試合は、前半途中から「いっぱいいっぱいのNGの中盤×まだ余裕ありまっせぇ~な吹田の中盤」だったんで、同点でハーフタイムに入れて夢見れただけよかったのかもしれない。2-1になってサントスを中盤の底に入れたら4-1-5なんて風に見えちゃって、丁半バクチどころかルーレットで1点賭けに挑むようなもの、当然負けます(笑)。まあ、でも勝利への執着は思いっきり感じましたですとも。

夜はいつものメンバーで。宴席でイヤな思いもしましたが、それもまた人生ということで。翌日から仕事だし、名古屋を寝過ごすわけにはいかなかったんでこだぷらグリーンでふんぞり返って戻ってきた。

1月9~10日/九州各県@博多森+α

これも毎年恒例。今年は九州Lからかりゆしとヴァンクが降りたんで2チーム自動昇格となる。

ぼくは基本的には書生さん系は観戦回避する傾向なんだけど、第1試合は陸上競技場で宮崎のMSU FCを観ることに。というのも、ドンフン====ThisIsTheErrorMessege====がいるという情報があったから。となるとピッチ原理主義的に第2試合は補助競技場でOSUMI NIFSを観るしか選択肢がない。ところが。

現地でなんとか手に入れた公式プログラムでは、ドンフンは登録すらされていないではないか。あれれ情報はガセだったか?しかし、「春からJに行く選手が出るぞ」との話も会場で耳にして、視ればMSU FCのGKは村尾君。====ThisIsTheErrorMessege====なんでも、この九州各県のために短期移籍====ThisIsTheErrorMessege====をしてきたのだそうな。これはラッキー。
試合は、MSUが3-1で九州三菱自動車に、内容的には順当勝ち。我らが村尾君は、そんなわけで見せ場はほとんどなし。MSU FCは大量補強の連携不足からか「サイドの守備に難があるな」とはわかる状態だったし、そのサイドを突かれての失点では村尾君ノーチャンス。でも、とにかく声がデカくて通ることはよくわかった。長良川の大観衆を前にしてもあれなら安心だね(笑)。
で、とにかくこの試合で目立ったのは左2列目の14番。====ThisIsTheErrorMessege====サイドの選手にしては異様に球離れがいいし、シュートもいいし技術もあるし。このレベル相手だとテクニックを愉しんじゃう傾向があるのかもしれないけど、将来が楽しみ。

補助に移動して第2試合。の前に、熊本のF氏を見つけてご挨拶(笑)。かりゆし解散が報じられた直後は電話鳴りっぱなしで大変だったそうだ。だわなあ(苦笑)。
第2試合、鶴城 2-3 大隅。鶴城とは唐津城のことで、昇格したら唐津陸上を使ってくれる?くれるよね?なんて淡い期待。でもなあ、実力的にはどうかなあ…と観戦前は思ってたのだけど、どうしてどうして。というか、大隅がひど過ぎ。土日連戦を考えてメンバー落としたのか緩みまくって入ったのかは普段視てないからわからないけど、なんだかなあという内容だった。それでも実力差はあるので大隅先制…と思ったらDFの誰かが鶴城のFWを倒してしまいSentOff。鶴城はPKで追いつき、大隅がバタバタしてる間に逆転。一人多いんだし、これはひょっとしたらもしかして…?でも、鶴城11人×大隅10人で互角の戦いって感じで。結局、はずしまくってたFW君がようやく決めて同点にすると、後半ロスタイムに勝ち越しゴール。ま、もし鶴城は勝っても翌日の相手がELANだったから昇格は厳しかったかもしれないけど、よく健闘したと思います。

天神に移動してコジコジじゃからんと合流。大宰府→薬院のいつものコース。太宰府はさすがにハイシーズン。参拝でこんだけ並んだのは初めてだ。『あんじぇろ』はほぼ1年ぶりだと思うんだけど、まだ店員さんに憶えられている(笑)。今回のヒットメニューは“こがしチーズとトマトの麻婆”。景気よくがふがふ呑み食いして祇園のホテルで轟沈(笑)。


翌日は観光に徹することに。まずは“おくしださん”。====ThisIsTheErrorMessege====街のど真ん中にこんな静寂があるなんて。でも、山笠====ThisIsTheErrorMessege====の時は沸騰するんだろうねえ。実際、じゃからん嬢から聴いた話だけど「山笠があるけん」ってんで転勤を断るひともいるんだってさ。すごいねえ。

『のびのび』利用で、筑前植木から歩いて木屋瀬宿。昔ながらの建物を開放していたりして、いい感じ。ではあるけれど、まだ観光客を呼び寄せるには厳しいかもしれない。偶然残ってたから「じゃあそれ使うか」的な感じは拭えない。旧市街を利用しての街おこしを考えている方々には、木屋瀬の現状は参考になるかも。いいも悪いも。
筑豊電鉄で直方。12分ヘッドかあ…。筑鉄駅から省駅までは、いつ行っても鬼のように枯れきっている「すさき商店街」を抜けて。平筑鉄道で赤池。駅舎併設お好み焼屋『美代』は有名なんだそうだ。壁にずらーっと貼られたメニューの中に、“大盛りスペシャル焼”なるものを見つけてしまっては、いつもの格言「読者はネタを求めている」がぐつぐつと。うむ、このケンカは買わねばならぬ。じゃからん嬢は「前回来た時は普通サイズでもキツかった」と自制を求めるが、ここで“漢”を見せずになんとする。
とは言うものの、出てきた“大盛りスペシャル焼”を視て、そして一口食べて「しくじったかもしれん」と思った鋳造はチキンでしょうか。サイズもともかく、予想外だったのが“厚さ”。そして生地のあまりのもちもち感。こりゃあ、長芋かなんか擦って練り込んでいるに違いないと思ったのだけど、ママさんによると「粉のブレンドだけでこう出来る」とのこと。そりゃあ日頃から“ケダモノ喰い”の鋳造ですから、完食しましたよ。しましたともさ。でも、ちょっと堪えました。もう若くないや。

列車を乗り継いで門司港駅。いい時間に和布刈行のバスがあるはずだけど、なぜか20分経ってもやって来ない。残り時間も厳しいんで、タクシー使ってトンネル口mで行き、歩いて本州側に抜ける。さすがに休日、トンネルを歩くひとも多かった。下関から電車で博多に戻って、空飛んで帰ってきた。

1月24日/天皇杯予選@流山→調布

関東の何県かでは、もう天皇杯予選が始まっている。====ThisIsTheErrorMessege====はじめは四国リーグ入替戦に行くつもりだったのだけど、マイル枠が確保出来なかったこともあって、2ピッチ塗れる関東に変更してしまった。
新幹線で東京、乗り換えて柏。ああ、今年は岐阜サポとしてこの街に来ることになるのかな。西口からバスに乗って梅林へ行き、歩いて数分で江戸川大のキャンパスだ。その中に人工芝のグラウンドがある。ちょっと早く着いたもんで、第1試合の蔵波FCと江戸川大の試合の後半途中だった。
第2試合が、十字軍×船橋FC。十字軍って名前が、なかなか。ユニに筆文字で『十字軍』って書いてあったらどうしようとか思ってたのだけど、ちゃんと「CRUSADE」と書いてありました。で、お嬢さん応援団が数名。どういうクラブなんだろう。あとで県協会公式で調べたら、県3部デビューの20年度で全勝優勝し、昇格トーナメントにも勝って県2部へ。昨年は2部を8位で終えてきっちり残留している。一方の船橋FCはその20年度に県1部へ昇格、昨年もなんとか1部残留。格は違う。

で、試合。サッカー選手にしては色白な10番が個人技を見せてくれる十字軍。でも、サッカーとしての「強さ」を出しているのは船橋かな。十字軍もがんばってたけど、やらんでもいいファールでコーナーポスト近くからのFKを与えるときっちりニアでヘッドで合わせて船橋先制。これで終わるかな?と思ってたら、カウンターから右サイドを見事に抜け出してファーに出したとこにちゃんと詰めてて十字軍同点。延長戦もなくPK戦に入った試合は十字軍の勝ち抜け。お嬢さん応援団から黄色い歓声。選手から「まだ引退しねーぞ!」と叫び声。あ、なるほど。どこかのキリスト教系大学の同好会なのかな。お嬢さん応援団が選手の記念撮影。うん、いい感じだ。


歩いて豊四季まで行き、柏で盟友Sun'sSon氏と会って一緒に昼飯。北松戸に用事がある彼とは緩行線で別れて、日暮里→新宿→調布と乗り継ぎ、バスで向かったのが三菱養和の調布グラウンド。嗚呼、ここにも濃ゆいひとたちが(苦笑)。
その中の事情通氏に訊いたのだけど、ここはJSL時代の三菱サッカー部が練習で使っていたグラウンドだそうで、現在でもレッズとはそう浅くない関係の地域なのだそうだ。歴史を知ると面白いねえ。

ここで行われるのは東京蹴球団と三井住友海上の試合。まったく予備知識がなく、どっちがどっちだかわからなかったんで、横で観戦していたお2人のお嬢さんに訊いてしまった。で、この東京蹴球団というチーム、どうやら歴史は相当なもので、公式サイトによれば創設は京都紫郊====ThisIsTheErrorMessege====より前の1917年====ThisIsTheErrorMessege====で、なんてったって栄えある第1回天皇杯優勝クラブ。第3回優勝のアストラ倶楽部も都1部でがんばっているし、歴史は知るとホントに面白い。現在は東蹴も三井住友海上も都3部、でも昨年はどちらもブロック優勝を果たしている。
で、何故か10分押しで始まった試合。どっちもちゃんとサッカーになっている。おそらく岐阜県1部ならどちらも優勝はシンドいかもしれないけど中位より上には来そう。一緒にいた濃ゆい観戦者氏が「東京カップ1回戦でこんなにレベル高い試合にはめぐりあったことがない」と仰ってたので、どうやらぼくは偶然いいカードを引いたらしい。試合は0-0でこちらもPK戦に。コースを狙った海上の5人目が枠をはずしてしまい東蹴が勝ち上がり。でもねでもね、時間がないのはわかるけどさ、ピッチの片面でPK戦やってるのにもう片面に次の試合の選手が入って練習始めちゃうってのは、フレキシブルな運営ということも可能だろうけど、ねえ。

その次の試合にはここ調布グラウンドで活動する三菱養和のトップチームが出てくるのだけど、さすがにそれまで観ていると岐阜に戻るのが激しく遅くなるので撤収。こんな機会でも利用しないだろう布田まで歩いて、そこから電車を乗り継いで帰ってきた。

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