吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2007/12/31◆いつしか、今年も終わる。
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29日も観戦に行きましたです。天皇杯準決勝。 愛野駅から歩いてエコパが大きく見えてきたあたりで、場内から審判団の紹介放送がうっすらと聞こえてきて、その直後に「えぇぇぇぇぇ」という声が漏れてきたように思えたんでもしやと思ったらイエモティック様でした。でも、この日のイエモティック様は“いいイエモティック様”だったと思うよ。「足元でのコンタクト系はファールを取らない」って視点が一定だった。例の『詭弁論理学』に書いてあったことだけど、「本当の嘘つきはいつも嘘を言うヤツじゃなくて嘘を言うかホントを言うかわからないヤツ」ってこと、ですかね。


試合は、久々に“秒殺ゴール”も視れたし、平繁のスーパーゴールも視れたし、決勝が吹田×鹿島にならなかったんで確保したチケが無駄にならなかったしで、言うことなし!なのに。広島は、いくら降格で戦力の離脱はあるって言っても、半分は残るよ。ワンカップ焼酎で酔っ払った鋳造は、一緒に視ていた岐阜サポ達に「ねえ、(JFLに)戻ろう?」なんてウルトラブラックなギャグをぶちかます始末。
特筆すべきは、やはりヒサトでしょう。高柳のダメ押し3点目が入った直後の彼の行動はすごかった。決まった瞬間、彼だけはまったく躊躇することなくサポのところに走っていったのだ。隣の岐阜サポが言う、「もし俺が広島サポでいまゴール裏にいたら、絶対に泣くね」。わかる。すごくわかる。こうして彼は仙台でも広島でもサポの心を根こそぎ奪ってしまったのだろう。
一方のガンバサポからはシジクレイコール。でも、試合をこの試合で判断する限りでは、ガンバスタッフの外国人選手の見極め能力には舌を巻くしかないというか。残念ながら「切り頃」という印象は拭えませんでした。

で、観戦後に『チヂミ屋』に行ったら、岐阜サポ系の“持ち出し会議”に遭遇して大宴会に。仲間って、いいね。当たり前だけど。


とまあ、こんなわけで今年の観戦も無事終了。7月から仕事が変わって週末の休みが保証されなくなったんですが、それにしては観戦ペース落ちなかったですねえ(笑)。というか、86試合!自己記録の年87試合に1つ及ばなかった……って、その自己記録が出来たのが1997年。おいおい、鋳造はまったく成長してないぞ。10年前とやってることが一緒。どーなのよ。ではプレイバック1997年。“西濃最後の年”だったんだなあ……遠い目。

恒例の鋳造の疫病神度チェックは、こんな感じでした。
(1)最初から「こっち寄り」と決めて観た試合=32勝5分14敗
(2)試合途中から「こっち寄り」と決めて観た試合=5勝1分5敗
まあ悪い戦績じゃないでしょう。来年は、こうはいかんだろうけどさ。

今年の観戦を振り返ると、天皇杯東京都予選に接することが出来たのは大きい。都リーグのレベルの高さに恐れおののいたもん。あとは韓国2部リーグ。日本の現在を対岸から視ることが出来たように思う。地域リーグは…それでも6種類視てるんだ。行けなかったのは、東北・中国・四国。逆に、昨年最後の雑文で宣言した「天皇杯追っかけ」は福井くらいしか増えなかった。高校サッカーや大学サッカーを解禁にしたけど、やはり住む世界が違うなという感じは拭えない。来年は間違いなく観戦数は減るでしょう……って毎年書いてる気もしますが。勤務の関係もあって、テレビでJ2ってパターン増えるだろうなあ。でも、『岐大通』は来年も続ける予定です。協力者に恵まれてますね。大変感謝しております。来年もよろしくお願いします。

個人的には、父親の死や仕事の変更や、いろいろ。チチ松村がミズクラゲを『師匠』と仰ぐのがほんの少しだけ理解できたような気がする。人間はミズクラゲにはなれない、ということも。


いよいよ岐阜からJです。すげえ時代になったもんだ。全試合衛星から全国放送ですぜ。

目標は1ケタ順位、なんて大それたことは言いません。最下位だっていいです。でも、どうせ最下位でもせめて“最下位争い”はしてほしい。第1クールが終わったところで「岐阜は(順位表の一番下に)印刷していいよ」「いや彫り込んでいいよ」とかになるのは、さすがに哀しい。
あと、「『結果的に』キャスティングボートを握ったクラブ」になってほしいなとの願いはあります。つまり、シーズン終了近くになって4位や5位のクラブのサポ達に「ちっくしょー、あそこで岐阜ごときに勝ち点3取れなかったのがこんなに響いてくるとは!」と思い起こさせるような、ね。

では、また来年。

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