吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2007/07/19◆台風が過ぎた後に
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この週末は3連休が確保出来そうなんで、いろいろ妄想していたわけよ。14日に福岡で『べ』戦→15日に福井で天杯予選→16日に福島会津で天杯予選という人生すなわちこれゲームな3福観戦行脚なんてのもアタマにあったけど、狙ったかのようにやって来た台風ですべて白紙。結局、14日は自宅籠城。翌日、台風は目の西側は比較的おとなしそうなんで、15日の福井県営は行われる!福井市で観戦出来るなんて機会は、そうない。と、向かったのは岐阜羽島。
試合にちょうどいい時間の『しらさぎ』は名古屋始発だけど、JR東海公式で「在来線特急は午前中は運休」との案内があった。しかし、JR西日本公式では何も触れていない。ということは、『しらさぎ』は米原仕立てで出るのでは?と読んだ次第。で、単車で岐阜羽島に着くと、東京行『ひかり』がホームで呆然としている。どうやら東京=名古屋で運転抑止がかかっているらしい。名古屋以西は無問題なので、折り返し運転との放送が入る。30分ほど待つと、羽島米原臨時停車の『のぞみ』がやって来た。非常時にもかかわらず「自由席は1~3号車です」と案内する東海は、さすがはオレンジ色のニクい奴。====ThisIsTheErrorMessege====もっとも、堂々と指定席車両で座っていくひとも多かったけどね。で、米原に着くと、名古屋『しらさぎ』を米原仕立てで発車させるところだった。作戦大成功!ガラガラの自由席にふんぞり返って福井へ。

駅の“今庄そば”スタンドでひやしそばを食べる。コシはあったけど、そば臭さが少し足りないかな。駅を出て左側の『福井駅前』へ行く。かつては「普通の2両編成電車」がゴロゴロと道の上を走ってきて客扱いするという、地味ながらかなりの腐り方をしたところなんだけど、いまは以前岐阜で視た電車がやって来るみたい。あの狂乱の光景はもう視られないのかな。バスに乗って運動公園へ。
サッカー場は、スタンドも屋根もなく、観戦者のことはあまり考えられていない環境。福井サポは3名。ダンマクも数枚。一方の丸岡高校側はなんかおとなしい。こういう対戦の場合、高校側は家族の皆さんとかで結構賑やかになる====ThisIsTheErrorMessege====という認識があったのだけど。
試合は、戦前の予想からは意外と言っては失礼だけど福井恐竜隊が丸岡を圧倒する展開。高校チームは世代の問題が避けて通れないので「今年の丸岡はたいしたことないのでは」と思ってしまう。ケガを恐れているのかはわからないけど、プレスがかなり甘いのが命取りだったかな。
一方の福井。サウルコスになってから初めて視る====ThisIsTheErrorMessege====んだけど、練習の時から気になってた小柄な野村====ThisIsTheErrorMessege====はトップ下で、そのプレスの甘さを衝いて技を存分に発揮。あと左前目の14番猪島もやりたい放題。激しく風下だった前半は互角だったけど、風上になった後半はほぼゲームを支配して4-0の快勝。この内容なら決勝もなんとかなるんでは?全社北信越予選でも破砕はされないのでは?と希望を持てる内容だった。もっとも、そのあたりの相手だとプレスももっときつくなるかもしれないけどね。
で、福井サポさん。桜花隊の応援で「ぎゃぁお、ぎゃぁお、ぎゃおぉ~っ♪」とか、モトはG8かな?「おとなの~ちからを~みせてやぁれぇ~♪」とか、なかなかの芸達者。“カルメン”も歌ったのにはびっくり。まさかとは思うが破竹隊流れの人もいるのかな?====ThisIsTheErrorMessege====試合が終わって、10人近くに増えたサポ席に選手が挨拶に来た際には「みんなで~映ろう~NHK~♪」なる歌も出る。県予選決勝は中継があるはずだからね。ところで、太鼓担当だったひとはワインレッドのタオマフをしていたけど、かつて某地域リーグで強豪と言われたクラブでサポリーダーだった、見覚えのあるあの方のような。違うかな。

福井駅まで戻って、先程と同じ店で駅そばを一杯。これ、暖かいタイプの方がいけるかもしれない。で、食べ終えて改札に行くと、あらら台風は行った後なのに湖西線が強風で運転抑止とのこと、『サンダバ』も米原まわりで40分遅延予定とな!米原で客扱いしてくれるそうだけど、買っておいた特急券の変更が要るし、そもそも東海道新幹線がどこまで回復したかもわからないのでそのまま新大阪まで。

結果、35分延で新大阪に着いて、岡山『のぞみ』に乗車。ここで“返し馬マルホン”師匠と合流し、師のクルマで米子まで。途中、吉備SAで晩飯を喰ったけど鋳造はメニュー選択で失敗。しかし、このSAは海猫隊====ThisIsTheErrorMessege====を全面サポートしてるみたい。知らなかった。米子駅前のホテルに投宿し、近くのモンテローザで軽く呑んで沈没。


翌日。例によって朝食バイキングで喰えるだけ喰って、クルマで西へ。実は、というわけではないのだけど米子=出雲って1時間半もかかるのね。で、早めに出たおかげで出雲で少し時間が出来たので、前回出雲に来た際には訪れなかった出雲大社にお参り。神籤には『説教』しか書かれていなかった。なんだかなあ。
目的地・浜山公園陸上競技場に着いたのは試合開始の10分前。観客はまばら。雨ときどき雨ざんざかざんの天気。ここでは全社の中国予選が行われていて、準決勝と決勝が同日に組まれている。中国の地域代表は2チームのはずだから、この準決勝を勝てば全国大会出場決定のはず。で、前日の準々決勝では既に中国リーグ2位以内=地域決勝出場を決めた岡山雉隊が派手に負け抜けをキメた。東海予選でもリーグ首位独走の静岡隊が負け抜けしている。地域決勝に全社枠が出来て、全社という大会の参加に意味が出来た結果、逆に「参加を無意味」とするチームも出てきたということ。これはコインの表と裏みたいなもんで、仕方ないだろうなあ。

陸上競技場で行われる準決勝は、鳥取県リーグの元気SCと中国リーグ2位のセントラル中国。カテから考えたら結果は火を見るよりといった感じで、しかも元気隊のGKは背中に『4』という番号を白布に縫いつけている。観戦の方のプログラムを見せていただくと、この4番柴田はDF登録。あらら、これはいったい何点入るのやら。
結果、3-0でした。セントラルが流したというより元気隊ががんばったというべきでしょう。べったり引いてでもなかったし、これならレノファに勝って準決勝進出もわかります。鳥取隊OBも何人かいるみたいだし、もし中国リーグに2部があれば戦っていけるかもしれない。一方のセントラルは、まだ現役バリバリの庄司====ThisIsTheErrorMessege====が大活躍。おそらく3点とも庄司だと思う。現在、中国リーグ2位。もし地域決勝に出てくれば、予選ラウンドではダークホースになりえるのではないか。

決勝まで残る気にはならないので、試合終了後に撤収。P屋に行き、マルホン師はさすがの勝負強さを見せて4箱積み。一月以上打ってなかった鋳造はアタマに血が上って大惨敗。結果、往復旅費をほとんど師匠のお世話になることに。久々に「たかりの鋳造」面目躍如でしょうか(泣)。「日本海側に来たら」ってんで回転寿司をたらふく喰った。もうね、アジが安くてデカくて、犬吠の某店とは全然違うクオリティに大満足。岡山から新幹線で帰ってきた。

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