吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2006/11/18◆今年もやります!地域決勝予選通過チーム予想大会
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今年もこの季節がやってまいりました。

え~~~~~~~~~~第13回~~~~~~~~~~
「地域リーグ決勝大会予選勝ち抜けはどこになるのか会議」~~~~~~~~~~

Aグループ:島原(長崎)開催
関西1位バンディオンセ神戸
中国1位ファジアーノ岡山
北海道1位ノルブリッツ北海道
Bグループ:島原(長崎)開催
北信越1位JAPANサッカーカレッジ
関東2位ホンダルミノッソ狭山
九州1位V・ファーレン長崎
Cグループ:春野(高知)開催
全社決勝枠静岡FC
東海1位FC岐阜
関西2位FC MI-OびわこKusatsu
四国1位カマタマーレ讃岐
Dグループ:熊谷(埼玉)開催
九州2位新日鐵大分
東北1位TDK
関東1位YSCC

今年は例年なんて比較する意味がないくらいに「最終目標はJFLではない」と宣言しているクラブが参加します。果たして識者(笑)の予想はどうなのか?例によって到着順に、いってみよう。


●謎の運び屋A氏の見解。

この大会も最近は天下りの宝庫の感が拭えなくなってきていて正直なところ辟易してます、個人的には。

●Aグループ:バンディオンセ神戸
鎌鎚と雉隊の争いになるだろうけど、リーグの格や地力を考慮すると鎌鎚に分があるかな・・・。特に元ホリコシの2人の加入は効果有りかと。雉隊はジェフェルソン次第かなぁ。

●Bグループ:V・ファーレン長崎
ここも長崎とJSCの争いになるんだろうけど、北信越の場合アローズとYKKが抜けてからのレベル低下からまだ復活しきれていない印象。リーグ自体は群雄割拠になりつつあるけど全国レベルに追いつくには・・・。ただ長崎の補強の仕方はちょっと前のかりゆしや静岡を見ているようである意味不気味ではありますが(謎)。

●Cグループ:静岡FC
このHPの趣旨を考えれば岐阜隊を推すべきなのは重々承知なんですが、今年はベースを穿り返すことをしなかった所へ地域決勝を良く知り且つ2部での経験値を積み上げてきた清野を引っ張ってきた静岡が非常に不気味。3年前の水野兄との2トップは印象深いし、このときも静産大の足を引っ張ってるんだよねぇ・・・。

●Dグループ:YSCC
混戦の中、鐵分とYSCCの争いになると見ていますが、爆発力があるのと何よりも打算要素があるので(爆)。====ThisIsTheErrorMessege====ただ個人的には西が丘でのハットトリックで名を上げプロフェでも実績を残した長木道憲に再び3部で活躍して欲しいという期待もあるんですが・・・。

今回はリーグの格の違いが色濃く出そうな気がします。ていうか、それしか判断材料がないってのが実際の所ですが(爆)。


●DefendingChampion:無料試合のS氏の見解。

去年は判定で冠を頂戴しました====ThisIsTheErrorMessege====が、今年はちょっとねえ…。どこかでひと波乱ありそうな気はするのですが、正直読めませーん。

●Aグループ:バンディオンセ神戸
初日が事実上の決勝戦と見て差し支えないと思われる。ただほぼベストメンバーで佐川中国に苦戦した岡山と和多田・森・森岡・深田抜きの神戸を見た身としては神戸を推さざるをえない。岡山は佐川中国戦と違い相手が攻撃的に来るだろうから、北九州からの守備的助っ人2人が機能すればもしかすると…
個人的注目選手:伊藤琢矢[岡]…岡山では得点源ジェフェルソンも気になるが、やはり神戸の分厚い攻撃を守備陣がいかに跳ね返せるかが焦点。おそらくコンビを組むであろう助っ人野本とともにキーとなる存在。松永、西村との空中戦は見ごたえありそう。

●Bグループ:V・ファーレン長崎
ここが一番波乱がなさそう。地元だし勝たなきゃアカンでしょう。敵はプレッシャーとテコ入れ過ぎによる連携不足&控え選手のモチベーション低下か?対抗馬は狭山よりはJSCだろうが外人勢のムラッ気が多い(ように見えた)のが気になる。
個人的注目選手:税所義博[長]…去年からいた選手でスタメンを張れそうなのはおそらく原田、田上渉とこの人くらいか。こういう選手が活躍しないとサポも納得しないのでは?本職はCBだがFWの実績もあり得点力は実証済み。

●Cグループ:FC岐阜
鋳造さんごめんなさい!正直迷いました。おそらく個の力で岐阜が押し切るのだろうが、びわこが怪しくてしょうがない。補強のポイントが的確であり、若い選手が多いので初戦で勢いをつければ一気に走り抜ける可能性を秘めていると思う。清野と趙成来の復帰のみという近年まれに見る厳選補強を行った静岡は逆に選手層の薄さから3連戦を乗り切るのが苦しいと見る。讃岐は四国勢にホームの利がないという実績と全社で見せたスタミナのなさを考えると今年は経験を積む年か?
個人的注目選手:高部聖[び]…今までチームになかった制空権と地域決勝の経験を持つ選手。他チームも比較的空中戦を得意としないだけに予想を覆すための鍵を握る存在。

●Dグループ:YSCC
この組は正直わからん!常連で場慣れのTDK、安定性の大分に対し、YSCCはフタを開けただけでは分からないチーム。順当なら大分ではないかと思うが、もし爆発すれば他2つを軽く凌ぐポテンシャルがYSCCにはあり、そこに賭けてみる。
個人的注目選手:田中義浩[Y]…左サイドを主戦場としながら時折中央に侵出して鮮やかにゴールを決める超攻撃的SB。中盤を含めどこからでも点を取れるこのチームの象徴的存在。


●Sun'sSon氏の見解。

2chで鋳造総研が話題に上がっていたので、私のトンデモ予想もどういじられるのやら…。

●Aグループ:ファジアーノ岡山
客観的事象で言えば、プラス材料はの多さは明らかにバンディオンセ。
・中国リーグよりもレベルが高いと思われる関西リーグで、頭一つ抜け出して優勝
・天皇杯の躍進で得た自信と勢い、試合勘という点でも心配ない
・過度な補強を行わないので、その「勢い」をそぐことなく地域決勝入りできる。
・去年の決勝リーグ進出の経験値
一方のファジアーノは、10/29の最終節で踏みとどまり優勝ということで、「負けられない戦いに負けない」という精神力はグループ中トップと見ます。ノルブリッツについては、鋳造さんのいう「不幸」に同意。よって、バンディオンセ神戸とファジアーノ岡山の一騎打ちでしょう。バンディオンセは「勢い」という点では今年も天皇杯で横浜FCに勝利したというのがありますが、「予想は実績の積み上げではない」という観点から、僕はファジアーノを推します(補強選手を全員スタメン→連携崩壊という暴挙でもしない限りは)。時間をおかずに、つまり中国リーグで踏みとどまったタフさを保ったまま地域決勝入りできるのは大きい。日程的にも有利。ただ、初日の直接対決で決まってしまう気もしますが…。

●Bグループ:JAPANサッカーカレッジ
ルミノッソの周辺事情はともかく、苦戦は間違いないでしょう。関東リーグ1部の最終節でGK菊池が退場してますから、初戦のJAPANサッカーカレッジ戦(以下JSCと略)は出場停止。これは痛い。日程的には有利ですが。長崎は補強多すぎ。元アビの塚本は効きそうですが、これほどまでに補強しまくりというのは、レベルが高いと言われるkyuリーグを制したにもかかわらず、今のチーム力を信じていないということでしょうね。言ってみれば「後ろ向きのギャンブル」です。JSCですが、去年のジェフアマに続いてアルビアマとも言えますかね。長崎が選手の大量補強といういわばサッカーの「ハード面」を入れ替えて突破を図るのに対して、こちらは、学校法人の資本力・アルビレックスからのノウハウなどから、連戦に臨む選手のコンディション維持等のソフト面を重視していることが考えられます。短期決戦でどちらが残るか?と聞かれれば、僕は後者を挙げます。

●Cグループ:静岡FC
豊田の奇跡を目の前で見た元岐阜県民としては、何としてもFC岐阜に上がってほしい。しかし希望ではなくて「予想」となると…。事実上岐阜と静岡の争いでしょう。Mi-Oは判断材料を持っていませんが、データを見る限り、勝つ場合は完封もしくは取られても1点、逆に負けるときは大量失点という傾向が見られます。DFの集中力は高いけれど、一旦失点しだすと大崩れしてしまうように見えます。カマタマーレは、ここ5年間君臨していた南国高知の牙城を崩したのは大きいし、気合いそのままに地域決勝入りできるのも大きい。しかも予選会場は隣の高知県ですから地の利もあるでしょう。ただ、5年間も南国高知に覇権を握られ、その南国高知はことごとく地域決勝ではねのけられてきたことを考えると、一発で勝ち抜けは困難。

岐阜と静岡を考えるに重要なのが、リーグ終了後の動きがどう出るか。具体的には、
・岐阜の大量補強と、静岡の補強の少なさ
・静岡が全社枠で地域決勝をつかんだこと
・静岡の天皇杯での経験
岐阜の勝野・戸塚体制というのはひいき目に見ても信頼できます。その中での大量補強。どうとらえるべきかは難しいです。初の昇格時の川Fのように、それまでの自分たちを全否定して入れ替えということは、戸塚監督のことだからあり得ない。おそらく目的をしぼったピンポイント的な使い方が多いのではないでしょうか(柏のフランサ的な使い方)。しかし使い方を間違えれば「後ろ向きのギャンブル」になる可能性は大いにあります。
対する静岡はリーグ戦で岐阜に勝ってはいないものの、実力としてはほぼ互角でしょう。ここの補強は1人だけ。一部では外国人獲得に失敗したという噂もありますが、リーグ戦とほぼ同じメンバーで戦ういうことは、はじめから意思統一ができているというメリットもあり、対戦相手の状況次第ではアドバンテージにもなり得ます。
また全社枠で地域決勝に出るというのも大きい。この枠は、去年のレキオとロッソの同時昇格という事情が多分にあると思うので、来年以降も存在するかはわかりません。その枠から出るというのは、ある意味強運を持っているともいえます。また、「勢い」という要素も無視できない。
そしてもう一つ、天皇杯の経験があります。静岡はレッズと戦いました。それも埼スタではなく、駒場でやったというのはものすごく大きい。2階席がガラガラだったとはいえ、駒場は日本で最も濃密な空間であることに変わりありません。そこでプレーしたら、もう何があっても動じなくなるんじゃないでしょうか。マジで。 以上大変難しいところですが、マイナス要因が少ない静岡FCが勝ち抜くと予想します。

●Dグループ:新日鐵大分
どこが来てもおかしくないと思いますが、YSCCは関東1部優勝とはいえ、ルミノッソの最終節の大量失点のおかげなので、1人補強はあるものの、少し落ちるかなと思います。
TDKと新日鐵の順位表を見ていると、無敗でしかも失点が極端に少ないTDKをどうしても推したくなってきますが、1つも負けてないというときは、逆に不利な状況になったときの対処を1年間ほとんどしていないということでもあります。よって逆説的ではありますが、苦杯を経験しておりそういう状況にも対処できるであろう新日鐵大分が勝ち上がると予想します。決勝リーグが地元なので、何らかの強化もしているかもしれませんし。


今回は長めのエントリーが多いので2回にわけて掲載します。引っ張るねえ(笑)。

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