吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2006/03/08◆『サッカーJ+』3号に関するああだこうだ
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愛媛の勝利は読めてたけど草津の勝利は読めてなかった鋳造です。もし神戸×草津がひろひろゴールの対象だったら的中者ゼロだったんではないか?と思って公式調べたらひろひろ13も的中なしではないか。持ち越し7000万弱。こりゃあ次回は太く勝負してみっかな。
ちびこひろひろA組的中の牟田さんおめでとうございます……と書いてからweblog読んだら予想はしたけど買ってなかったんだそうな。悔しさいっぱいってところかな。やっぱりバクチは打たなきゃ当たらないんだなあ。

さて来週。逆張りかけられる試合でキチンとかけるのがポイントかな。で、次回の番組を視ると……A組は京都×川崎が狙い目ぐらい。一方のB組はおいしい逆張り対象がうじゃうじゃいる。大分が意外と人気薄なのね。千葉×甲府は、ここは甲府しかないっしょ(笑)。A組は見送りでB組勝負だな。


そんなJ開幕の直前に発売された『サッカーJ+』の3号。こんなの作られちゃあ『サッカー批評』が代表+W杯にシフトするのもしょうがないよなあ、とため息つくしかない出来に仕上がっている。
寿人の特集も『べ』なひとには泣かせるものだったし、他にも読むとこいっぱいの内容なのだけど、とにかく“地域決勝大特集”には恐れ入ったとしか言い様がない。全国発売のサッカー雑誌でここまでこの大会に踏み込んだのは有史以来初めてではないだろうか。

勝因は、特集の主筆を荒川裕治氏にしたことに尽きるかと。荒川氏のメイン原稿『全国地域リーグ決勝の特性』で触れられている“あえて上がらなかったクラブ”の話は、氏はJリーグ以前の話としているが、J以降にもこういうケースがあったことをぼくは知っている。この点に触れているだけでも、今回の『J+』は買う価値がある。
ただ、「Jを目指すクラブが鎬を削るなかで三菱水島とホンダロックの昇格は賞賛に値する」という視点はちょっと軸が違うかなという気はする。「Jを目指すクラブ」と「企業のクラブ」の2つしかないわけじゃない。「Jまでは目指してない普通のクラブ」ってのもあるのだがら。昇格した時の栃木や鳥取や京都BAMBなんかはそうだったんじゃないかな。企業のクラブは、企業側に理解があればある程度はなんとかなる。アローズ北陸は応援団を地域決勝の現地に派遣していたのだ。
前回大会だってそうだ。参加12クラブを視るがいい。「J目指してます」とラッパ吹いてたのは静岡ぐらい。地域決勝は、今年から戦国モードに入ったと考えるのが妥当だろう。“セカンドインパクト”====ThisIsTheErrorMessege====ってヤツだ。
『J+』でずっとJFLについてキチンと深く掘り下げてくれている後藤勝氏は、“地域決勝大特集”内のコラムで「純粋なアマチュアチームには手の届かないレベルにまで来てしまった」と書いているが、果たしてそうだろうか。おそらくここ2~3年はそうだろう。しかし「Jを目指す」とラッパを吹くだけで本当にJにたどり着けるのか。グルージャやファジアーノやVファーレンは、昨年と同じだけのポテンシャルを今年も保てるのか。短期決戦でJを目指すクラブが、クラブとしてのスタミナが枯渇して急激に失速する例は過去にもいくつかあったはずだ。これは、ぼくの近所で起きている「FC岐阜ムーブメント」にも言えることでもある。

とにかく、地域リーグの事情を“J志向クラブだけ”“地域決勝だけ”の視点で語るのは間違っている。荒川氏も後藤氏もそのあたりは承知していることだろう。今後の『サッカーJ+』が4部をどう語っていくのか、刮目して見守りたい。そして、“地域リーグ”そのものも、今年はどのように進んでいくのか、注目だ。


ここまで徹底して代表無視で突き進んでいるのだから、W杯直前に発売と思われる『J+』の次号もJ2序盤戦大特集とかナビ杯特集とか組んでもらいたいものだ。『特集・寝台車』みたい====ThisIsTheErrorMessege====にさ。JFL大特集を組めとまでは言いませんから。宇都宮氏の連載は、きっと岐阜隊か金沢隊なんだろうな。

と、ここまで雑文を用意したところに飛び込んで来たコジコジ岐阜隊へ!の報。またAキャップホルダーが4部にやって来る。しかし、このラリったような補強の先に幸福が待っているかどうかわからないところも地域リーグの、というかサッカーの、というかチームスポーツの面白さではあるのですが。

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