cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2006/03/02◆第3回・J1/J2入れ替え予想会議(その2)
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今回のレギュレーション。

【J1】下位3チームを予想(順不問)。ワイルドカードとして1チーム。京都の順位も予想。
【J2】上位3チームを予想(順不問)。ワイルドカードとして1チーム。湘南の順位も予想。

では続きです。


Sun'sSon氏の見解。

J1
新潟 大宮 清水 川崎 京都=10位

まずは新潟です。
ここはなかなか質の高い補強をしていますが、最大の不安要素は反町さんの退任。監督で昇格し監督で残留してきたチームですから、彼はただの監督のみならず、選手たちの精神的な支えでもあったはずです。今回の補強が粒揃いなのも、「反町不在のダメージをいかに小さく抑えるか」が大きなテーマだったからじゃないでしょうか。
もちろん新監督の鈴木さんも悪いわけではありません。むしろ刈谷の地域決勝でブランメル仙台を見た者====ThisIsTheErrorMessege====としては、鈴木さんついにJ1監督デビューかという感慨もあります。また、アニキの築いた山形を引き継いできっちりJ2上位につけているわけですから、手腕も確かなものでしょう。しかし1年目から、反町さんのようなカリスマ性を求めることは無理です。
ここの注目すべき点は、アウェーでの大敗が多いことです。どのチームもアウェーではホームより弱くて当たり前、と思われがちですが、実際のJ1ではそれほど大きな差はありません。むしろアウェーでの勝ち点の方がホームよりも多いチームもあります。
新潟の戦績表を見ると、勝ち点はホーム26に対してアウェーは16。この差も大きいのですが、特筆すべきは得失点差がホームでは+2なのに対してアウェーでは何と-17というボコられっぷりです。
アウェーのスコアを見ると、11位の大分、13位の大宮には快勝しているものの、降格圏の3チームにはいずれも勝ちきれず引き分け、さらに相手がトップ10のチームだと、そのうち5試合が3点差以上のが大敗です。
つまり、ビッグスワンで大観衆を味方につけたときは強いけど、その逆だと力が発揮できないんですね。サポーターが大きな力になっているというよりも、大きな後押しがないと戦えないという状況になっています。
で、それに加えて今年からは反町さんがいません。要所要所には、それがハンデにならない移籍選手を配しましたが、果たして…。

次は大宮を挙げておきましょう。
降格チームから選手をごっそり強奪。とはいえ、これは補強の常套手段の1つですから、特段非難されるものではありません。完全移籍が多いということは、それだけ身銭を切って移籍金を払ってるわけですし(ま、NTTは金持ってるだろうし)。
ただ、ここはJ2時代から、どうも寄り合い所帯のイメージが拭えません。寄り合い所帯ということは、チームとしてのまとまりに欠けるということです。サッカーは個人能力の足し算ではなく、その能力を機能させる術がないと、足し算どころかマイナスにすらなります。それを如実に示して降格したのが去年の柏です。
僕はサッカーを見始めて10年以上経つのに、いまだに戦術とか技術とか、詳しいことは語れません。それでも、昔に比べて組織的とかいう専門的なことではなくて、選手が同じ方向性を持ってサッカーをしているかどうかは、何となくわかるような気がしています。大宮はそれに逆行しているような気がしてなりません。

最後は清水。この状況でこの程度の補強では…。二の句が継げません。説明不要。

ワイルドカードは中位から川崎を挙げておきます。
ここはある意味新潟よりも深刻で、ホームで得た勝ち点33に対して、アウェーでは17。その差16、ホームの勝ち点の半分しか取れていません。中位のチームとしてはかなり極端です。もっとも、降格したところからはアウェーでもまんべんなく勝ち点を得ていますが、それを抜いた14チームとアウェーで対戦して得た勝ち点はわずかに10。これは、ホームで上位5チーム(G大阪・浦和・鹿島・千葉・C大阪)と対戦して得た勝ち点と同じです。
アウェーで勝てないということは、試合日程からいって、連勝が難しいことを意味します。2002年の仙台の残留みたいに、危機的状況になったときには連勝で稼いだ勝ち点の貯金がモノを言います。それができないとなると、ホームでコンスタントに勝つしかありません。今年もそれができるかどうか。
しかし、ここをワイルドカードにとどめておくのは、ホームの勝利もアウェーの敗戦も1点差が多いということからです。日常的に川崎の試合を見ていないのでよくわかりませんが、1点差の試合というのは、単に勝負運がなかっただけということだってあり得るわけで、本当に「アウェーに弱い」のか、単に「アウェーで勝負運がなかった」だけなのか、ここからでは判断できかねるので、様子見ですね。

ちなみにアウェーに弱いというチームは、他にG大阪がありますが、アラウージョと大黒が抜けても、加地が来て明神が来てマグノアウベスが来て…ま、上の方の話ですから関係ありませんな。
名古屋はまだ今年は残るでしょう。チームは確実に低迷期に入りつつありますが、大幅な人事でなんとかそのカーブを下支えしている状態です。西野さんが去って一気に低迷期に入った柏ですら4年も持ちこたえたのですから、今年はまだ大丈夫でしょう。

京都の順位はトップ10入り、つまり10位とさせていただきます。ちょっと入ってくる人が少ない気もしますが、J2であそこまでやればJ1でも通用することを、川崎が証明したわけですし(そう言いながらワイルドカードにしていますが)。 浪花節ですが、「林丈統の未来に幸あれ」と思っています。ここ====ThisIsTheErrorMessege====を読んで…。

甲府はあえて降格候補から外しました。去年までの希望的観測とはまた違った意味で、です。
昇格決定はかなり劇的な形でしたが、その後を見ていると、決して浮かれていない。こちらの雑文にも書かれているとおり、社長が「1年で落ちても、足下を固めてまた上がればいい」と言ってます。自らの立ち位置を認識しているんですね。そういうところっていうのは、軸がぶれない。危機的状況の中でも自分たちのやり方を貫ける、そういう意味では強い。結果的にそれが残留につながると見ています。

J2
神戸 札幌 鳥栖 東京V 湘南=5位

やはり神戸は外せません。
過去の降格チームで、1年でJ1復帰を果たしたチームに共通することは、現有勢力の多くがチームに残ったということ。神戸は流出を最小限に抑えることができました。
何よりも大きかったのが、比較的早い時期に三浦淳宏が残留を表明したこと。W杯イヤーに代表候補がJ2に残るという決断をしたことに、心を動かされた選手は少なくないはず。「アツさんが残るなら」と移籍を思いとどまった選手もいることと思います。そういう意味では、彼のもとに選手が結束できる。これも大きい。
そしてフロントの対応も光りました。バクスターが南アの監督を辞任すると、すかさず声をかけて招聘。96年に神戸をJ昇格に導いたまさに神戸の原点のような人です。10年前ですから選手も入れ替わってますし、運営母体も変わっています。しかしそれでもバクスターは、やはり「神戸の原点」です。原点回帰をすることで、立ち位置を明確にすることができると思います。そういう意味でバクスターは、「クラブがこの人のもとに結集できる人」です。
「現有勢力の維持」「原点回帰による立ち位置の明確化」「強い求心力」。これらを備えた神戸が、やはり昇格戦線の本命と見ます。まあ、このチームの最大の不安要因はオーナーなんですが…。

次は札幌を挙げておきます。
「公式戦での選手育成が許される」というJ2の特権を行使し、おととしの最下位から6位にジャンプアップ。勝ち点も倍以上稼いでいます。柳下さんってどうしても地味な印象ですが、ジョアン・カルロスでもできなかった闘将の負の遺産の償却をこれだけ短期に成し遂げるとは思いませんでした。今年はプラスに転じることになると思います。それに、クラブのバイオリズムを見てみると、そろそろ上がりそうな頃ですね。

三番目は大バクチで鳥栖にしましょう。
「鳥栖に尹晶煥」と聞いたときは軽いめまいを起こしましたが、それだけ本気だということでしょう。何気にコバもとってますね。BRIDGESTONE背負うんですから、資金面も問題なし。いやあ、クラブって経営者でここまで変わるんですね。今年の「希望的観測」はここにします。

ワイルドカードは東京V。
鳥栖より下というのはちょっと冒険ですが、降格組が昇格圏内に入るのは1チーム、多くても2つと見ています。
ラモスに都並に闘将に菊池新吉。これはもう原点も原点、「読売復古の大号令」ですよ。しかし、ここも戦力の流出に次ぐ流出で、「名前は同じでも違うチーム」です。それと、闘志を前面に出すラモスが、なぜムラッ気の象徴のような大野を引き抜いたのか、彼の考えはよくわかりません。しかし、ラモスはカリスマで君臨するだけでいいと思っています。
ここのポイントは都並コーチ。去年はS級取りたての初采配にも関わらず、最後にひっくり返されたものの仙台で4位の成績を残しました。仙台の選手の能力が高いことを割り引いても、なかなかのものです。なぜ解任されたのかわからないくらいです。
この成績を見て、実は都並さんは、短期間で選手の特徴や適性を把握する能力に長けているのではないかと思いました。ラモスは監督としてカリスマで引っ張っていき、都並は参謀を務める。このやり方がうまくはまると、昇格圏内も充分射程距離です。

仙台は外します。長期的視野と言いながらベルデニックに続き都並も解任。監督解任は三年連続ではないでしょうか。
で、今度の監督ですが、能力は高そうですが、クラブのサイトにある経歴====ThisIsTheErrorMessege====を見ると、すごく頻繁にチームを移ってるんですよね。フロントと衝突しやすい人なのかも知れません。そんな人が、仙台のフロントとうまくやっていくのは難しいと、僕は見ています。あと、ザイも根引も森川もいなくなって、その穴を埋めるのに時間がかかると思います。
安定感で推してきた山形ですが、その安定が、低いレベルでの安定となってしまった感があります。しかも今度の監督は、トップチームの監督としては未知数なので、今回は見送り。

湘南の順位は、5位とします。おととしが10位、去年が3つ上がって7位なので、今年は2つ上がって5位。すいません。判断材料を全然持ってないんです。

さて、我が方の柏ですが、今年は良くて掲示板でしょう。戦力は大量流出するわ、立ち返る原点もないわで、降格組としてはもっとも立ち遅れていると思います。
もっとも、石崎監督という人選はいいし、彼を慕って来てくれた選手もいる。サポーターズカンファレンスの議事録====ThisIsTheErrorMessege====を見ると、「GM替わっただけですごい変化」と思わせるだけのものはあります。とはいえ、ほとんどゼロどころかマイナスからのチーム作りですから、時間はかかるでしょう。
柏が浮上するカギは、「小野寺社長がどこまで竹本GMと石崎監督に任せられるか」でしょうね。小野寺氏は経営者としては悪くないけど、強化に関しては的外れなので、口を出さずに営業と行政折衝に専念してほしいものです。


長い!長いよ!さんちゃん長いって!
編集する身にもなってくれ(笑)

というわけで色づけ作業でくたくたにヘタってしまったので続きはまた明日。今回は全2回の予想大会のうちただの第2回でございます。実は引っ張ってるだけだったり(笑)。

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