吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2005/11/23◆今年もやります!地域決勝予選通過チーム予想大会
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今年もこの季節がやってまいりました。

え~~~~~~~~~~第12回~~~~~~~~~~
「地域リーグ決勝大会予選勝ち抜けはどこになるのか会議」~~~~~~~~~~

Aグループ:大津(熊本)開催
九州2位FC琉球
関東1位ホンダルミノッソ狭山
中国1位佐川急便中国
Bグループ:大津(熊本)開催
九州1位ロッソ熊本
中国2位ファジアーノ岡山
東北1位(2)グルージャ盛岡
Cグループ:春野・南国(高知)開催
北信越1位長野エルザ
関東2位ジェフ千葉アマ
北海道1位ノルブリッツ北海道
東北1位(1)TDK
Dグループ:春野・南国(高知)開催
東海1位静岡FC
四国1位南国高知FC
関西1位バンディオンセ神戸

今年は例年に増して「最終目標はJFLではない」と宣言しているクラブが参加します。果たして識者(笑)の予想はどうなのか?例によって到着順に、いってみよう。


●唯一の『現場』からの視点。飛行機マニアたろう氏の見解。

京都紫光サッカークラブ====ThisIsTheErrorMessege====シニア・ディレクターの豊浦です。

●Aグループ
FC琉球
ルミノッソ狭山
佐川急便中国

やはり、地力に勝る琉球を推す。
しかし、ルミノッソ狭山はもちろん悲願であるJFL昇格を勝ち取るために一縷の望みを託して全力で向かってくるでしょう。そして、何より不気味なのが佐川急便中国の存在。飛ぶ鳥を落とす勢いで勝ち上がる可能性も考えられる。そのために、最も予想に苦難を要するグループではないだろうか。

●Bグループ
ロッソ熊本
ファジアーノ岡山
グルージャ盛岡

こちらも地力に勝る熊本が有力だろうと考える。
岡山・盛岡ともに急成長を遂げているが、やはり通常のリーグ戦での戦いぶりを見る限り、やはり他に◎をつけるには弱い。一次リーグが地元開催であることなど他クラブと比較しても熊本にとってのアドヴァンテージは大きいだろう。

●Cグループ
長野エルザ
ジェフ市原・千葉アマチュア
 ノルブリッツ北海道
TDK

実力では市原・千葉アマ、経験ではTDK、混戦ならば長野。唯一の4チーム組だけに、実力ではなく経験のTDKを取った。やはり3日で3試合をこなすグループは実力勝負だけでは決めにくい。モノを言うのは過去のこの大会の厳しさを知るクラブなのではないかと。

●Dグループ
静岡FC
南国高知FC
 バンディオンセ神戸

関西リーグの常任実行委員という立場からすれば、バンディとしなくてはならないのだけれど、リーグ戦の戦いを見ている限りではいい状態になってきていたリーグ終盤戦からもう既に2か月が経過しようとしており、勢いが維持できているのかが気がかりで涙を飲んで外すことにした。
南国高知は昨年も地元での一次リーグ開催ながらも苦杯をなめたことで、今年こそはという意気込みで戦ってくるだろうと思う。実力はあるクラブだけに、期待したい。また、四国はしまなみFCやカマタマーレといった新興勢力の突き上げも徐々に見せ始めている。是非とも四国2枠確保も含めて、四国の雄である南国高知の面目を保ってもらいたいと思って◎をつけた。
静岡は、何もしなければ…今年こそはあるかも知れないけどね (爆)。


●Sun'sSon氏の見解。

今年は全チーム未観戦なので、データと憶測で予想します。一人くらいこういうのがあってもいいでしょう。

●Aグループ:FC琉球
ルミノッソがいるとつい挙げたくなりますが、関東リーグの結果を見てみると、優勝の決め手は引き分けの数で、総得点も得失点差も2位のジェフアマのほうが上。====ThisIsTheErrorMessege====抜きん出ている印象は持てません。地域決勝の経験値は高いですが、いまだにその壁を破れないのはかつてのデンソーか横河か。
佐川中国は総得点が去年の30から44と大幅に上がってますね。JFLには佐川系がすでに3チームあって、金銭面からこれ以上増やしていいのかという議論は本社内でもあったと思います。たぶんそこで「問題なし」のゴーサインが出て、JFL昇格を明確な目標にできた結果なんじゃないか、と考えます。
琉球の強みは結束力でしょう。監督の与那城ジョージはかりゆし時代のラモスと同じ読売出身者。そのため選手も読売経験者が多いですね。しかも彼の両親は沖縄出身ですから、沖縄との縁は深い。「沖縄にゆかりのある読売出身のサッカーの英雄」ということで、かりゆし組にも読売組にとってもカリスマです。特に短期決戦にはこういった精神面での求心力が重要だと考えます。
日程的にはルミノッソ有利、琉球不利ですが、あえてルミノッソを外し佐川中国と琉球の争いになると見ます。ここは岡山で見たいという希望的観測も含めてFC琉球の勝ち抜けと予想します。

●Bグループ:ロッソ熊本
ここは素直にロッソ熊本としておきましょう。池谷さんは柏での失敗を教訓にロッソをここまで導いたんでしょうね。
決勝ラウンドは岡山ですが、これはいつぞやの大分みたいに、「ファジアーノ昇格の自信があるから誘致」というわけではないでしょう。国体のオプション的な意味合いではないでしょうか。ツモが悪かったというのもありますが…。
グルージャ盛岡とは試合前の補強合戦から勝負が始まっているようです。僕は平山も米山もほとんど知りません。しかし米山というか「出番の少ないC大阪の選手」を引っ張ってきたの熊本は眼力がありますね。
おそらく今回のレンタルは、「昇格したら期間延長」というオプション付きでしょう。米山にしてみれば、「J1の控えよりJFLの主力。JFLで結果を出して自分の力を認めさせる」と思っているのではないでしょうか。実際そうやって昇りつめた古橋や徳重を目の前で見ているわけですから。年も23歳、まだまだ伸びしろはあるでしょうから、JFLで揉まれて成長することを本人もC大阪も願っているでしょう。
だから米山の昇格にかける思いは、動機ははともかく他の熊本の選手に引けを取らないはず。方向性が同じならば、単なる助っ人・落下傘にとどまらない活躍も期待できます。以上、ピッチの内外の力で勝るロッソ熊本が勝ち抜くと見ます。

●Cグループ:ジェフ千葉アマチュア
まず北信越の長野エルザですが、北信越って上位4チームくらいが毎年覇権を争っている感じがします。ここまでくると、サッカーのスタイルもそのチーム向けのパターンというのができ上がっていて、その型にはまってしまっているのではないかという気もします。2001年の地域決勝でしたか、上田ジェンシャンが決勝リーグに駒を進めたものの鮮やかに玉砕されたのは、そんなところにも原因があるように思います。(相手のレベルとかプレースタイルが想定外だったとか)
他の3つですが、ノルブリッツ(旧北海道電力)は、昇格こそ毎回阻まれているものの、出れば決勝に来ることが多い印象があるので、こことTDKがいい勝負…とも思ったんですが、僕としてはジェフアマが外せません。確かに関東リーグでは引き分け数でルミノッソに次ぐ2位となったものの、総得点・得失点差も上回ってるというのもありますが、それよりもロッテの日本一やジェフトップのナビ杯制覇と、勝利の女神が千葉県湾岸地域に腰を据えているようなので…。

●Dグループ:南国高知FC
まず、バンディオンセ神戸は一度も見たことがないので、データで見るしかありません。順位表を見ると、神戸1970と勝ち点1の差で優勝ですか。最終節に逆転勝利のようですね。(データ取りのために関西リーグのサイトを見ましたが、公式記録がしっかりしていて驚きました)こういうチームは意外と運を味方につけて勢いで押し切れるところもありますが、いかんせん一度も見ていないので本命にするのはやめておきます。
静岡FCは、「前回の大量補強の反省から」小幅な補強にとどめたとのことですが、うーん、本当に反省してるのかなぁ…(前回は見ていませんが)。補強の目玉は元Kリーガーの趙成来、センターバックだそうで。こりゃ何とも微妙な補強です。DFは他のポジションに比べて連携が重要だと思うんですが、その守備の要に、一緒に戦ったこともなければコミュニケーションもしづらい外国人をポンと持ってきて1ヶ月の準備期間でちゃんと機能するのかなぁ。いくら能力が高くても。
そうすると消去法で南国高知になるんですが、サイトを見に行ったら、「四国リーグV5」と出ていました。ということは5回連続で来ているんですね。そろそろ上に行かせてあげたいような気もします。

とまあ、あらためて見直すとずいぶんミーハーな予想になってますね。もしこのとおりになったら、JFLのJ3化がさらに加速しそうです。


●謎の運び屋A氏の見解。

●Aグループ:FC琉球
栄光隊は板橋、タロウが加入も去年に比べると・・・、佐川中国も他の佐川グループほどの不気味さを感じられないので、変にいじくらない限りは琉球か。

●Bグループ:ロッソ熊本
戦力、実績、(選手の)経験値、いづれも赤軍が抜きん出ている。特に地域決勝で愛媛を粉砕した佐川東京のメンバーだった熊谷、嘉悦の存在は昇格に向けて大きな武器になり得るでしょう。

●Cグループ:ジェフ千葉アマチュア
北海道を除いた3すくみの熾烈な争いになりそう。実績で言えばTDKなんだろうけど、全社で苦戦した町田ゼルビアと似たスタイル(→ショートパスで引っ掻き回す)のエルザが同組ってのがちょっと引っかかるんだよなぁ・・・。そのエルザにしてもリーグ最終節で中からの攻撃が多かったのがちょっと気になる。ただジェフアマを選んだのは決して消去法ではありません。一応地元のチームってのもありますが、一昨年の鶴見緑地でのダニロの壊れっぷりをもう一度見たい====ThisIsTheErrorMessege====というのが最大の理由です(爆)。

●Dグループ:静岡FC
鎌鎚隊が不気味ではありますが、ここもベースをほじくり返すような事をしない限りは梅辰が頭一つ抜け出た存在か。

何かありきたりな予想になっちゃいましたが、きっと被ることは無いでしょう、ここの面子なら。


●無料試合のS氏の見解。

今年は全13チームを一度は観てます。====ThisIsTheErrorMessege====が、その時の印象が予想の邪魔になるのは間違いないでしょう(先に言い訳)。まあとりあえず予想。

●Aグループ:ホンダルミノッソ狭山
琉球優位と思われるが、選手たちの「このチームで」という気持ちが一番強いのは間違いなくココ。日程の後押しもある。佐川中国はまとまった好チームだがちょっと悪い組に入ったか…
個人的注目選手:浦島光雄[狭]…最初からチームにあれだけの噂====ThisIsTheErrorMessege====がありながら、板橋裕也とともに狭山入り。最も「噂」を覆したい気持ちが大きいだろう。もともと実力的には地域のレベルではない。怖いのは色つき紙だけか?

●Bグループ:ロッソ熊本
「勝ち方を知っている」熊本の勝ち抜けはおそらく堅い。勝ち抜けば決勝ラウンドも文句ないだろう。盛岡、岡山は運が悪かったとしか。決勝ラウンドを面白くするためにも、順当に予想して先日の天皇杯予想のようなまさかの展開をちょっと期待!?
個人的注目選手:原田太[盛]…続々加入する元Jリーガーを押しのけエースに君臨。決定力あり。大学時代からコンビを組む三ヶ崎とセットでさらにパワーアップ。熊本サポを黙らす(または引火する)ことができるか?(内輪ネタ失礼)

●Cグループ:ジェフユナイテッド市原・千葉アマチュア
申し訳ないが北海道は草刈り場か。TDKと千葉アマがほぼ互角、長野は少し落ちる印象があるがいい勝負はできるかと。そうなると3強得失差の勝負で破壊力の差で千葉アマが上がると見る。
個人的注目選手:石堂和人[長]…長野が2チームに食らいつくには彼の存在は欠かせない。その左足から繰り出すプレーは中村俊輔を彷彿とさせる。北信越リーグよりレベルの高い相手にどこまで通用するか?

●Dグループ:バンディオンセ神戸
このグループが一番難しい…去年の結果から南国高知にホームアドバンテージがないことは分かったので完全な三すくみだなと。強いて言えば静岡に分がありそうだがなんか神戸が勝ち運をもってるような。根拠特になし。
個人的注目選手:植田洋平[高]…空中戦では比較的脅威を感じない他2チームに対して彼の高さは大きなアドバンテージとなる。今でも実力は地域の枠を超えており、国士大卒業以来の中央球界復帰が待たれる!

番外
1,注目対決はやはり元J対決、橋本雄二vs松原良香====ThisIsTheErrorMessege====だろうか。決して眠くならないこと請け合い。
2,願望(妄想とも言う)…山形派としてはやはり大瀧直也[盛]、松田英樹[T]、大野貴史[静]の勝ち上がりを是非!余ったAは関東在住として打算含有率98.9%で狭山(笑)


●打算無用!DefendingChampion:おくだ隊長の見解。

例年だと、出場チームの公式戦を(各地域のリーグ戦、全国社会人選手権、国体、天皇杯などで)自分の目で見て確かめておくのですが、今年は半分くらいのチームしか見ることができませんでした。
地域リーグ決勝大会グループリーグの勝ち抜けチームを予想する場合、これは大きなハンディキャップとなります。そこで、今回のようなケースで私はどうしているか、いくつかのノウハウを公開しつつ、予想をご披露いたします。

予想の基本は各地域リーグの成績表ですが、私の場合、それに加えて「リーグ毎に、下位1~2チームとの対戦を外した特製成績表(1)」を作ります。地域リーグともなると、それぞれの事情で、明らかに実力が劣るチームが含まれるケースがあります。そういった実力差のあるチームの影響を消すための作業です。平たく言うと、弱いチームに10-0で勝ってもそれは評価の対象外ということです。この作業の延長線で、nチームが激しい上位争いをしたケースでは、上位nチームだけを取り出した特製成績表(2)を作ることもあります。ちなみに今回は、九州など3つの地域で特製成績表(2)を作りました。
次に、9つの地域リーグのリーグレベルを評価します。文字にしにくい部分でもありますが、前年度までの相対的なリーグレベルをベースに、上から落ちてきたチームや下(2部)から上がってきたチーム、上(JFL以上)を目指すことを表明したチームの有無や運営体制の整備の度合い、登録選手のレベルなどを勘案して独自に評価します。これはある種、秘伝のタレみたいに一定期間の積み重ねが必要ですが、レベルの高いリーグで揉まれた方が強いチームができる、強いチームが上(JFL)に上がった後は一時的にリーグのレベルが落ちる、過去○年間に○○リーグから上に上がったチームがない、といった定性的な要素、数値化しにくい要素を独自の感覚で織り込むと考えていただくと解りやすいでしょう。
こうして、リーグ毎の特性を踏まえつつ、出場各チームの実力を大まかに掴みます。

次に、各チームを個別に評価します。
私の場合は、リーグ戦以外の公式戦の結果も加味した上で、20くらいの要素・切り口からそのチームを評価====ThisIsTheErrorMessege====していきます。そのチームの試合を見ているか見ていないかの差が、実は最も表われる部分でもあります。
今回のように観戦数が少ない時は、少ない情報の中から決め手になりそうなものをどう選び出すか、見えていないものをどう推理するかがとても重要です。ここらあたりがまさに経験や勘と称されるところですが、鋳造氏をはじめこの研究所で予想を公表するような方====ThisIsTheErrorMessege====は皆さん、何かしらのノウハウを持っていらっしゃると思います。

あれあれ、ずいぶんと前置きが長くなってしまいました。
今回の1次ラウンド、勝ち抜けチームの予想です。

●Aグループ:FC琉球
琉球50、ルミノッソ40、佐川中国10

去年までのルミノッソだったら琉球と逆にしていたでしょう。
今回、小差ながら「琉球>ルミノッソ」としたのは、リカルド比嘉(さすがに運動量は落ちたけど、傑出したセンスと技術を持つ選手)とジョージ与那城(監督)の存在もさることながら、偏に今年のルミノッソが置かれた状況によるものです。
過去、JFLへの挑戦に悉く失敗してきた結果、既に今シーズン開幕前に会社(本田技研工業(株)埼玉製作所)から強化指定を解かれたのに止まらず、今年の成績の如何にかかわらず、2006年は埼玉県リーグに戦いの場を移すとの方向性まで検討されたため、主力の何人かがチームを離れました。移籍しないまでも社業専念を表明していた多くの選手たちを何とか引き止めてチームを再構成し、シーズン中に浦島(元デンソー)や板橋(国士舘大→栃木SC)らを補強しながら関東リーグを戦ってきましたが、この大会に出てくること自体が大きな驚きです。
嘘のつけないホンダのことなので、昔の某東海地方のチーム====ThisIsTheErrorMessege====のように「出場は止むを得ないが絶対に勝ってはならぬ」ということはないと思いますが、薄い選手層や少ない練習時間という悪条件下で崖っ縁の力が発揮できるか、疑問符をつけざるを得ません。

●Bグループ:ロッソ熊本
ロッソ95、ファジアーノ3、グルージャ2

ここは、多くの方がロッソと予想するでしょう。強いて穴を探すとすれば、相手がガチガチに引いてきて押せども押せども点がとれない時に自ら切れてしまうこと。全国社会人選手権の緒戦で佐川急便京都に粘られた時、主審の判定に複数の選手が苛立ってプレー全体が荒れたことがちょっと気になりますが、まあ、力で押し切っちゃうでしょうね。

そうそう、Bグループに限りませんが、この大会においては審判との関係はとても大切です。
ここに出てくるチームの試合、普段は2級審判が笛を吹いているわけですが、この2級審判という存在、地域によって結構クセがあります。それに加えて、この大会は比較的若手の1級審判が吹きます。
彼らにとってこの大会がどう位置付けられているか、会場に行ってみればすぐに判りますが、過去の経験から言うと、翌年のシーズンにJFLやJ2でコンスタントに笛が吹けるor旗を振れる力量があるかどうかのチェックの場である可能性が高いです。
審判の方にもどこかにチェックされているという緊張があるわけで、それが「シャツは必ずパンツの中に入れろ」、「ソックスは膝下まで上げろ」、「フリーキックのボールは必ず静止」といった細かいところまでうるさくしたり、また一方で、ボールから離れたところで起こっていることに気が付かない、死角で起こった反則プレーを見つけられない、果ては選手やベンチのイライラを募らせてしまうということを何度も見てきました。
審判と仲良くやれるかどうかも、とても重要です。

●Cグループ:TDK
エルザ25、ジェフA27、ノルブリ18、TDK30

エルザ(実力は最も低いが昇格したい度が最も高い)、TDK(実力は最も高いが昇格したい度が靄)、ノルブリ(ここも昇格したい度が靄)、ジェフA(よく走るサッカーは兄貴譲り、ここまで来て「負けてもいい」なんて指導はしていないはず)、どんぐり4粒という感じで、一番予想の難しいグループでした。

●Dグループ:静岡FC
静岡70、南国高知20、バンディ10

高知は守備に難点があるのでちょっと厳しいでしょう。四国では敵なしだけど、全国レベルの大会だと4失点とか5失点という試合を平気でやっちまうチームなんでね。静岡もあんまり信用できないチームなんだけど、この組み合わせだったら問題なし。直前で監督変えたり選手を大量補強(という名のコンビネーション崩壊)という愚挙が今回はないようですし。さすがに経験値が上がってますから。今年も同じことしていたら、本当にお○○なチームになってしまいます。


●かつて2年連続優勝、いまは降格争い?(←危険)
風前の灯『ダサンダー協会名誉理事』吉田鋳造の見解。

今年も『打算含有率』つきでいきます。どうせ俺にはこれしか芸がない(泣)。

●Aグループ:佐川急便中国(打算含有率45%)
レキオは全国社会人の静岡FC戦の印象が強烈過ぎる。キチンと作られちゃうと実は局面を打開できる選手が意外と少ない。地域決勝の経験値なら随一の狭山相手にはかなり苦戦するのではないか。じゃあ狭山かというと、これもまた。どうにも佐川中国がクサい。勢いで一気に通過していったソニー仙台と同じ香りがする。それにほら、沖縄に地域リーグのチームが3ついた方が観戦旅行も組みやすいじゃない。

●Bグループ:ロッソ熊本(打算含有率0%)
島原で視たVファーレン戦の印象が強烈過ぎる。一言「強い」としか形容のしようがなかった。打算の割り込む余地なし。穴を探すなら、地元開催が逆にプレッシャーにならないかということと、過信してターンオーバーを敷いた場合くらいか。

●Cグループ:TDK(打算含有率37%)
消去法。ジェフアマは舎人のエリース戦ではとても地域決勝に来られるパフォーマンスじゃなかったし、松本山雅より先にエルザに全国区に行かせたくないし、ブラックペッカー函館を地域決勝に招くためにはノルブリッツを推したいのだが、さすがにそれはダービーでディープインパクトはずしの3連複を買うようなもので、いくらカネのかからない予想でもそこまでは出来ない。それにもしTDKがJFLに上がれば全試合を八橋陸上というわけでもないだろうし、東北枠が2になればヴィーゼ塩釜を地域決勝に招けるかもしれない。

●Dグループ:南国高知(打算含有率85%)
静岡FCを視たのが同じく全社のレキオ戦だけなら、打算は発動しなかったと思う。残念ながら東海1部のレベル凋落は歯止めが効かない状況で、まあ状況的には四国リーグもたいした差はないのかもしれないけど。しかしここはなんとしても南国高知には予選を通過して来年の四国枠を2にすることが『かまたまぁれ知名度向上委員会』から与えられた使命であると認識してもらいたいものである。もしそうなっても来年かまたまぁれが2位になれなければ何の意味もないのだけど(苦笑)。


というわけで、6名の予想はこうなりました。

 Group AGroup BGroup CGroup D
たろう氏
琉球熊本TDK高知
Sun'sSon氏
琉球熊本千葉アマ高知
運び屋A氏
琉球熊本千葉アマ静岡
無料試合のS氏
狭山熊本千葉アマ神戸
おくだ隊長
琉球熊本TDK静岡
吉田鋳造
佐川熊本TDK高知

さすがにBグループは揃っちゃいましたね。意外だったのがCグループで、エルザは潜在評価が高そうな割に勝ちきれないと皆さん読んだようです。

さて、今年はどうなるどうなる?

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