cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2005/11/18◆W杯予選も全部終わって
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実は違うネタで雑文を途中まで書いていたんだけど、昨日でW杯予選が終わったのでそのことについて。


weblogにも書いたことだけど、とにかくトルコがアタチュルク・オリンピヤートではなくシュクリュ・サラチオールを決戦のスタジアムにしたことに驚いた。ガラタ====ThisIsTheErrorMessege====よりフェネル====ThisIsTheErrorMessege====のサポの方が熱いという話はどこかで読んだか聴いたかしたことがあり、だからトルコ協会は決戦の舞台をフェネルのホームにしたのだろう、と勝手に思っている。

フランスW杯の際にイタリアがロシアとのプレーオフに回される====ThisIsTheErrorMessege====という大失態を演じたことがあるが、その時にイタリア協会が決戦の地に選んだのがナポリだった。ミラノやトリノといった北側の大都市は市民も醒めているところがあり、プレーオフ回りの代表なんざ「けっ」ってな感じになる。だから、イタリア代表が国民の圧倒的な支持応援を必要とするときには会場にナポリがよく選ばれるのだとか。

こういう、市民意識が国民意識を凌駕してしまうというのは日本では考えられない、と思っていいのだろうか。もし日本代表がアジア5位になって大陸間プレーオフになったら、会場をどこにするのだろう。普通なら国立、他のスポーツと重なるなら新横浜か美園。お隣の韓国もきっとソウルW杯を使うことだろうな。4年前の最終予選の際に中国が会場を奉天じゃないや瀋陽に固定したのはなぜなのだろう。


さて、その決戦のトルコ×スイス。アルパイがもの凄い形相で国歌を歌っているのもかなりの映像だったが、それよりスイス国歌の際の割れんばかりのブーイングはとんでもないものだった。いや、この表現は間違ってるな、現地からの音声は実際に割れていたのだから。そのアルパイが開始数十秒で自陣エリア内でハンドリングをしてしまうとは情けない。PKが蹴られる前のハカン・シュクールの「なんてことしてくれるんだ……」という表情が印象的。
結局、試合は点を取るしかないトルコが目的通り4点も挙げるのだけど、その代償に2点を取られてしまい予選敗退。試合終了時のブーイングももの凄かったけれど、もっと凄かったのは選手が全員引き上げたあとのスタジアムの空気感だ。衛星中継の映像でも伝わってくる、“敵意”というより行き場のない“殺意”。アジアカップで日本が優勝したときの北京工人なんて、比較の対象にもならない。おそらく数少ないスイスサポは警察が守ってくれたのだろうけど、そこまでトルコ警察を信用していいのだろうか、もしかしたら職務を放棄してシド・ヴィシャスよろしく====ThisIsTheErrorMessege====スイスサポにありったけぶちこんでしまうのでは、なんて考えてしまう。外では暴動が勃発して「むしゃくしゃしてやった、外国人なら誰でもよかった、いまは反省している」なんてことになったりしなかっただろうか。
サッカーの試合を視て「この場にいなくてよかった」と心の底から思ったのは初めてだった。おそらくDVDに焼いて保存はするだろうけど、見返すには勇気が要る。渡し船マニアとしてはイスタンブールはいずれは訪れなくてはならない街だし、だったら現地でサッカー観戦もしたい。しかし、これにはもっと勇気が必要になる。


かくして32ヶ国が決定。サプライズはアフリカに集中していて、その他の地域ではサプライズはなかった。強いて言うなら『日本が1位通過した』ぐらいではないかな。
トリニダードドバゴの突破はサプライズになるのかな。ここの場合、サプライズはバーレーンのプレーオフが中3日で強行されたことでしょう。時差何時間あるんだ。欧州のお偉いさんは赤道近辺の人間は時差ボケしないとか思ってるんじゃないか?

次のお楽しみは組み合わせ抽選。アフリカがあのメンツだから日本は第3シードに入るだろう。第1シードはどうしようもないとして、おそらく第2シードにウクライナとかセルビアとかメヒコとかがいるはずだ。どうするよ。アンゴラとあんなしょっぱい試合やってて、どうするよ。ガチガチ緊張モードの君が代に「やっぱりあややはかわいいね♪」なんて言ってる場合じゃないぞ。

スペインは第1シードに入れるんだろか。もしスペインが第2シードになって、イタリアとスペインと韓国が同じグループになったりしたら、誰も「抽選は公平公正に行われている」なんて思わなくなるんだろうなあ。

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