吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2005/10/23◆世界はいつでもメゾ・ブルー
 home  index  prev next 

“青い夕焼け”というのを視たことがある。

あれは何年前だったろう。まだサッカー観戦も地方競馬巡りもやってなくて離島の路線バスを乗りにうろうろしていた頃だ。その“青い夕焼け”を視たのは奄美大島の最南端の港町・古仁屋。名瀬からのバスに乗り、坂道を下る先に夕暮れの古仁屋の街が視えた時、その夕焼けは青かったのだ。
もちろん、夕焼けそのものが青いのではない。夕焼けは橙色だ。しかし、その色には確実に“青”が混ざっていた。これ、言葉でいくら語っても伝わらないと思う。ホントに青かったんだから、あの夕焼けは。
翌日は、やはり青い世界の中をフェリーで加計呂麻島に渡り、名もない海岸で1時間ぷかーっと浮かんで沖を進む貨物船を短針だけの時計を眺めるようにぼやーっと眺めていた。古仁屋には、いつかもう一度行きたいと思っている。


この週末は久々に遠出の予定がない。日曜夜が当直なのだから当たり前だが、先週は職場旅行&全社、その前は休日出勤&佐賀日帰り、その前は全部出勤、その前の3連休は関東で3試合観戦、その前はえーと……。なもんだから土曜日は自宅近辺にいた。午前中は眼鏡屋に行った。「完成しました」と電話連絡があったからだ。眼鏡を作ったのですよ。
これまでかけていた眼鏡は2002年W杯の際に韓国ソウルで作ったものだ。3年も使えばコーティングは剥がれるだろうし、バクチで負けているにもかかわらずちょっと大きな買い物をしたい気分だったので、近所の眼鏡チェーン店で。その際、軽くだけどレンズに色を入れてもらうことにした。コンピュータ画面を見ることが多いし、夜間や早朝に単車で走っていて対向車のヘッドライトが気になることが多かったのでね。
かくしてうっすらと青がかかったレンズとやはり青系のフレーム。ほんのちょっと新鮮な気分。世界が少しだけ青くなったはずなのだけど、それほどの違和感はない。キチンと検眼してもらった結果、左眼の度が少しキツくなったはずだ。

帰宅してうどんを茹でた。通信販売で毎月下旬に8玉送られてくる。冷凍庫にはまだ4玉残っていた。明日の昼もうどんになるだろうな。カレーうどんにしようか。

午後からは部屋の掃除をした。ぼくの部屋ほど「エントロピーは増大する」という摂理を具現化するところは全世界を探してもないのではないだろうか?とりたてて綺麗好きの人でなくても、普通のひとがぼくの部屋を視たら『泥棒が入った直後で現場検証の為に残してあるんだ』と思うような状況で、これはこどもの頃から一度も変わることがない。室内に不快な匂いがするのは嫌いなので有機的なゴミはどかどか処分するのだけど、そうでないものが捨てきれない。だから「さあ掃除をしよう」と動き出すとあっという間にゴミ袋が3つも4つもいっぱいになってしまう。
以前の雑文に書いた気もするが、ぼくは掃除を始めると1時間でカラータイマーが消灯してしまう。だからエントロピーは増大していくのだけれど、帰宅のたびにゴミ袋1つを埋めるくらいの覚悟で活動をすれば少しずつ部屋は綺麗になる、はず、なのだ。

あとは寝そべって東京ダービーをテレビで流しながらこの雑文を打ったり時刻表をめくって地域決勝やら何やらのプランを立てたりした。東京ダービーは叩き合いという感じの好ゲームだったと思う。ヴェルディはあのサッカーが出来るのなら残留争いまっただ中になるはずなんかないのになあ。

晩飯にはキノコたっぷりの疲労回復鍋。食べ終えてからコンビニまでスイーツを買いに行って、喰いながら雑文の続きを打ったり、これからの遠征資金把握のために計画の詰めなどをやった。Tシャツ1枚で単車走らせたら寒いのなんの。ここに来て急速に秋になってきたね。
そりゃそうだ、日本シリーズ始まってるもん。でもアナ氏の意味なし発言連発に視る気消滅。====ThisIsTheErrorMessege====だから視たくもない静岡ダービーを視てたけど、こちらもダービーらしいガチな雰囲気があってよかった。速報Jを視たらやることは終わり。先日お香を買ったときにもらったラベンダー香の試供品を点してみたけど幻滅もいいとこ。こんなの“お香”じゃないやい!やはりぼくは古典的白檀の方がいいな。


で、今日は日曜日。福岡×鳥栖を視てから出勤だ。当直だからね。それまではゆっくりしますよ。あ、ゴミ出し作業は続けなきゃね。生活はなるべく愉しくシンプルに。

 top  prev next