吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2004/04/20◆CLの話書いてよかですか
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マイナーサッカー一直線の鋳造がUEFAチャンピオンズリーグのこと書いてもよろしいでしょうか。一応スカパにカネ払ってるんで。これまで全然真剣に視てなかったんだけど、でも準々決勝・モナコ×レアルマドリーの第2レグ====ThisIsTheErrorMessege====絶対に記憶にとどめておかなければならない試合だと思った。これ、現地で観戦していたら完璧に壊れたね。木端微塵に壊れた。「もし現地で観ていたら壊れた」とテレビ視て思ったのはJ1参入決定戦の福岡×川F====ThisIsTheErrorMessege====の試合もそうだったけれど、しかしとんでもねえぞ、これは。

だって第1レグの結果は2-4だったんだぜ。しかも第2レグも先制したのレアルマドリーだったんだぜ。残り55分でレアルマドリーを0点に抑えながらしかも3点取るなんて、普通じゃ計算出来ないって。
同じようにラコルーニャも第2レグで予想外の事態を引き起こした====ThisIsTheErrorMessege====んだけど、あの試合はリアソールに詰めかけたサポが一丸となって12人対11人にした結果という感じもする。モナコの試合は、観客ももちろん大切だったけど、それよりは選手の「表現力」が要因のような気がするな。技術の表現、戦術の表現、闘争心の表現、『諦めない心』の表現。
この試合でのモナコは「サッカーは個々の戦力の足し算じゃない」ってのを明確なカタチで示していた。この、サッカーにおいては当たり前の公理をポジティブなカタチで表したのがこの日のモナコで、ネガティブなカタチで表しているのがここ最近の日本代表なんだろうね。


そんなわけで、今夜というか明日早朝というかにはもう準決勝なんだな。モナコにチェルシーにポルトにラコルーニャ。このうちのどれかがトヨタカップで日本に来るって考えるとちょっと眩暈がするけど、レアルマドリーやミランが来るのよりは圧倒的に現場に行きたい気分だ。
どこ観たい?チェルシーって言うひと、多いんだろうな。ムトゥもクレスポもマケレレもいるし。ぼくも観たいよ、ランパード好きだし西ハムにいた頃から。だから、準決勝でモナコとチェルシーがつぶしあってしまうのは残念。ポルトとラコルーニャかあ、この組み合わせなら「いてまえサッカー」のラコルーニャに期待かな。

でもさでもさ、チェルシーのチャンピオンズリーグの出場権ってイングランド4位だったんだよね。リーグ最終戦で直接対決のリバプール戦に勝ってようやく決めたんだよね。もしこのまま行って優勝したとしたら、やっぱり「所詮、世の中ってばカネよね」ということになるのだろうか。いや別に悪いってわけじゃないんだけどさ。たぶん世の中ってカネだし。ミカエルお兄さま====ThisIsTheErrorMessege====もサッカー雑誌のインタビューで「一番大事なものはおカネじゃ買えないけど、3番目とか4番目とかそれ以降ならおカネで買える」と言っていたしね。たしか。


でも、モナコ×レアルマドリーの試合終了後のモナコの選手達によるセレブレーション・ウォークは、カネがどうしたとかは関係なしで率直に感動的だ。日本のサッカーの現場でああいう光景に出会えるとしたら、どんな時なんだろう。ドイツW杯の予選を通過した時でも、あの光景には出会えないような気がする。

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