吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2004/03/20◆もう若くないと思うとき。
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もう若くないと思うときーっ。
もう若くないと思うときーっ。
西が丘にレバノン×バーレーンを観に行こうと考えて直前で挫折したときーっ♪


真剣に考えてたんだよウケ狙い。エミレーツラウンドが終わった直後から。実は水曜夜から当直勤務で、ということは午後は比較的胸を張って年休が取れる。「いまから“国立”行きます」って日記人に載せてから新幹線に乗って、東京ではわざわざ国立“競技場”の正面写真を撮ってから“国立”西が丘へ。観戦後、最終の『ひかり』に乗って名古屋駅前のホテルに転がり込んで爆睡すれば翌日の勤務もなんとかこなせるのではないか。おそらくは最後であろうと思われる、西が丘での国際試合。だから、ちゃんと名古屋駅前のホテルもキープしておいたのだ。ですけどが。


見送りを決めた理由はいくつかある。その1:経済的理由。往復の新幹線+ホテル代で3万はいく。ウケ狙いに突っ込むとしては、ちょっと躊躇する額ではある。その2:肉体的理由。実は先週体調を崩して1日半職場を休んでいる。ここで無理して再び体調を崩した場合「いやあ、実は西が丘にレバノン×バーレーンを………」と白状する勇気がぼくにはない。その3:天候。雨の中で観るのは少々つらい。そして、これが最大である理由その4:この試合の観戦がウケ狙いでなくなってしまったこと。日曜日に日本がバーレーンに負けた時点でウケ狙い的要素はかなり消滅したのだけれど、火曜日の結果でウケ狙い要素は完全に消滅した。木曜のエミレーツ戦のチケットを持ってない連中が大挙して西が丘にやってきてレバノン義勇軍が大量発生することは容易に想像できた。もしぼくが東京近辺に住んでいたら、それでも西が丘には行ったかもしれない。しかし、名古屋からかなりの無理をして行く試合かというと。


6月になるとぼくは40歳になる。そして、ここに来て体調のコントロールがむずかしくなってきているのだ。アルコール分解能力の低下は目を覆うばかり。旅行に出ると例によって「“どうでしょう”的行動貧乏性」にスイッチが入ってしまうのでバタバタと動き回るのだけど、半日で復旧するはずの体力が1日でも戻らなかったりする。肉体の鍛練とまるっきり無縁の生活を送っているとこうなるのだよ。

この状況を鑑み、現在着実にカウントアップを続けている観戦ピッチ数を30代のうちに200に到達させて、あとは『美濃のちりめん問屋の隠居で鋳造と申します』のスタンスで“おきらくごくらく観戦消費”モードに入った方がいいのではないかと思い始めている。まだ春も浅いこの時期に高知開催の西日本社会人に遠征したり下鳥羽公園に行ったりしてるのはそのためだ。
で、残り7つ。5月中に200ピッチまでたどりつけるか心配だったのだけど、なんとか大丈夫そう。というより、大丈夫なんてもんじゃない。今年のJFL日程表は非常に挑発的でよろしくない。熊谷とか草津とか半田とか太田とか。挑発を仕掛けてくるのはJFLだけじゃなくて、公開された九州リーグのスケジュールを見ても、未公開だけど内緒で飛んできた某地域リーグのスケジュールを見ても、私にどうしろと?という会場が目白押しだ。まったく年寄りにやさしくないよ。

かくして今年も流浪の観戦人生になってしまいそうな気配。そんなわけだから、あまりウケ狙いにならない観戦で疲れた肉体に鞭打って3万も突っ込むのは躊躇したというわけ。見送る以上、貴重な年休を消費するのは好ましくない。職場を出たのは16時半過ぎで、帰宅して風呂入って、自宅のテレビでエミレーツ戦を視た。なんとか試合終了までは起きていることが出来た。西が丘の映像も何度か出てきた。やっぱり、行きたかった。ぼくが東京近辺に住んでいたら、行っただろうな西が丘に。

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