吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2004/02/05◆ゆく人くる人うごく人
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ついにイルハンがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!ってなもんであるが、ぼくの職場の女性どもに訊ねても「イルハンって誰だっけ」まあ冷たいよなあとか思いつつも、もうW杯から2年近く経つんだからそんなもんか。それに今月からはドイツW杯の予選も始まっちゃうわけだし。『気分はもう次のワールドカップ』ではある。


しかし、イルハンが来ると聞いて真っ先に『弟に違いない』との反応を寄せる有害指定萌え萌えもなかなかなものだ。ここで奴が言っている『弟』ってのは、マラドーナ====ThisIsTheErrorMessege====のことではなくルンメニゲ====ThisIsTheErrorMessege====のことなのだから相当にタチが悪い。

ところでヴィッセルをホーム観戦したことのあるひとなら、試合開始の少し前に黒白の縦縞に赤い月星マークさらにBJK====ThisIsTheErrorMessege====とデカく書かれた大旗を振りながら歩いてくるトルコ人らしき親父を見たことのある方も多いだろうけど、あのおっちゃんの心中はいかほど?なにせ愛するBJKからスター選手が来るんですぜ。
噂では、神戸のホーム開幕戦では来場者全員にレプユニをプレゼントだとか、いったいいつ楽天に油屋====ThisIsTheErrorMessege====の資本が入ったんだ?油屋が買収した金満クラブの場合「優勝はカネで買えるか」というテーマが話題に上ったが、ここの場合は「残留はカネで買えるか」ってとこだろうけど、さすがにそれは大丈夫でしょう。「これだけあれば勝てる!」とほくそえむハシェック監督の横で「これで勝てねばキサマは無能だ」とブツブツつぶやく副島さんって図は想像するだけでも楽しいのだけど、ハシェックがガンダム====ThisIsTheErrorMessege====知ってるとも思えんしなあ。


このオフもいろいろ動きがあった。コジコジじゃからん嬢から「アライバが、アライバが、アライバがぁぁぁぁぁぁっ!」とパニックスタートなメールが飛んできたけど、昨年暮れの鹿島サポの心境だって似たようなもんだろう。ベテランはおろか、降格したわけでもないのに中堅どころも動いていく。====ThisIsTheErrorMessege====チーム内の活性化はいいこと。しかし、神戸のド派手な動きに合わせるようにロナウジーニョがどうとか言い出してるらしい赤軍に理性はあるのか?ギドとの契約条項に「選手補強に関しては監督のワガママをすべて聴くこと」って一文でもあるのかしらん。
そんな中、やはりグランパスの動きはかなり目立つ。秋田にテルに角田に川島にはるちゃん====ThisIsTheErrorMessege====に。でも、勝負をかけてきたというよりは、昨年のJ1をニッサンごときに好き放題にされたトヨタの意地を見た思い。でも、適切な補強が最大効果を生み出すってのならウェズレイ弟ってのはどうよ。どうなのよ。それからゴリ====ThisIsTheErrorMessege====の復帰。驚きました。次は小倉を呼び戻すに違いないって、誰でも思うんじゃないかな。
J2は、静観する仙台と暴走する京都の図式が明確に。ヨンスとクロちゃんの2TOPって、その昔にサットンとシアラーのコンビでプレミアを荒らしまわった薔薇隊====ThisIsTheErrorMessege====を連想させる。もっとも、クロちゃんが京都にいるのは今年限りと鋳造は勝手に決め付けてますがなにか。来年になったらチカラとともに故郷====ThisIsTheErrorMessege====に戻って真の二代目シアラー====ThisIsTheErrorMessege====を襲名することになるだろう。


来る人がいて動く人がいれば当然ゆく人もいる。ひっそりと引退した旧JFLの英雄・岡本隆吾は残念の極み。コジコジじゃからん嬢が隆吾のことを「いないとこれほど不自然さを感じさせる選手って、そうはいない」と、なかなかなことを言っていた。DFでの100試合連続出場は称えられてしかるべき記録。『ミスター大宮』と呼ぶひとも多いし構わないのだけど、やはり彼は『ミスターN関』と呼ぶのが正しいような気がする。「ぼくの『蹴球殿堂』」で取り上げてくれないかしら佐山さん。もしかしたらもうフィーチャーしてくれているかもしれない。

そしてもう一人、ひっそりと引退したJFL戦士・黒田一則。西濃運輸が解散して、一時期は岐阜県のローカルクラブに籍を置きかけたこともあったようだけど、やはり全国リーグと県の草サッカーではレベルが違い過ぎる。彼は故郷に戻ってサッカーを続けることを決意、愛媛FCに移っていった。
香川小坂に四国リーグ時代の愛媛FCと香川紫雲の試合を観に行ったことがある。観客の一人に黒田について尋ねたら、奥様を紹介されてしまった。奥様がぼくのことを「メドウで何度かお見かけしたような………」とおっしゃるのでびっくりしましたね。「いまの主人は本当に生き生きとして、(愛媛に)移ったのは正解でした」としみじみおっしゃる奥様の姿に、黒田一則の将来に幸多かれ!と祈ってしまうのはぼくだけではあるまい。
選手は引退ということだろうけど、指導者としてあるいは観客として、彼の姿を見ることが出来るだろう。彼は『それでもサッカーを捨てられない』男達の一人である、はずだから。

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