cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2003/12/25◆『諦めが悪い』ということについて
▲home ▲index

土日と祝日で4試合観たんだけどいずれもスコアは3−2。しかもそのうち3試合は0−2から残り10分くらいになってから3点が入っての大逆転。観戦する側としては白熱した展開で大変面白かったのではあるけれど、追いつかれひっくり返された側としては釈然としないというよりはいい加減にしろ!といったところだろう。しかもぼくが義勇軍的についた柏と神戸がこの被害者になったものだから、これではサポが塩を用意したとしても仕方がない。

もう一つの大逆転劇は関西府県リーグ決勝大会の決勝戦、紀北蹴球団とテクノネット大阪の試合だ。勝った方が自動昇格負けた方は入替戦まわりになるので両チームとも必死の戦い。しかしテクノネットが1−0とリードして迎えた後半なかばに紀北側が1人退場選手を出してしまう。人数が少ない状況で攻めに入る紀北、しかしPKもらったか?と思われたプレーに笛は吹かれず、その流れからのプレーで逆襲を喰らって2−0。これではチームの心が折れてしまっても不思議はない。
しかし紀北の選手達は折れなかった。1人足りないなかでさらに攻めに入る紀北。それもただ放り込むだけではなくサイドをスピード感ある突破で破っていく。1点を返し、同点にし、そしてロスタイムにはJ所属のプロでも簡単には枠に蹴れないようなループシュートを決めて大逆転の完成だ。20数年ぶりに和歌山県が地域リーグ不毛地帯を抜け出した。一方、まさかの展開で敗れたテクノネットの選手達は試合終了のホイッスルと同時に崩れ落ちてしまった。しかし入替戦を戦えるだけのスキルもスピリットも備えている。関西リーグ残留を目指す京都紫光にとっては厳しい戦いになるだろう。


大逆転ではないものの3−2で終わった最後の1つの試合がJFL入替戦・群馬FCホリコシと京都破竹隊の試合だ。群馬方面降雪のため折り返しの特急に20分の遅れが出たのだけど、敷島は赤城山の手前だから大丈夫だろうと思ってたけど甘かった。会場に着いた時にはまだ除雪作業中、「観客の皆さんも手伝ってくださぁーい」の一声にぼくもリアカー転がして微力ながらお役に立てたかと。
試合の方はFT====ThisIsTheErrorMessege====のコメンテーター全員が「第1戦はスコアレスで」と言っていたにもかかわらずサクサクと京都が先制、ぼくらにも「やっぱリーグ経験値が違うね」などと余裕が産まれてしまったものの、前半なかばからはホリコシの前線3人の崩しにあっという間にサイドの空いた5バックという最悪の状況に追い込まれ打たれ放題になってしまう。DFがパニックを起こしているのが手に取るようにわかる。完全に呑まれてしまっている。「呑んでかかれ」どころの騒ぎではない。「タイムアウトが欲しい」という無意味なつぶやきも洩れる中、なんとか同点で前半終了。
ハーフタイムのスタンドの話題は「どこまで修正できるか」に集中したのだけど、後半開始早々に失点してしまう。1−3になった時、DFの選手達はピッチに倒れ込んでしまった。チームが折れてしまったかと思った。それぐらい、勢いに差があった。しかし、もし折れていたらホリコシのシュートがポストに当たってゴール内に入りかけたのをDFがクリアーしたプレーは産まれずに1−4になっていただろう。そして京都破竹はもっと失点を重ねていたことだろう。逆に、カウンターというより縦1本のパスに抜け出してダイレクトで叩き込んで2−3。終了間際は結構押し込む時間もあった。このまま2−3で第1戦は終了した。

1点ビハインドでホームに戻ることになるが、悪くない。必然的に前向きにならざるを得ない状況で過剰にストレスがかかる点差でもない。この日の後半の展開は、まだ行ける!と力強く感じることの出来るものだった。でも、DFの枚数を減らしたらDFが安定したってのはキチンと分析把握した方がいいと思う。


この試合をニュートラルに観たひとたちはみんなホリコシのファンになっただろう。JFLや日本サッカーを俯瞰で眺めて楽しんでいるひとたち来年のJFLで群馬対決を見たいと思うだろう。ぼくは、ミルウォールのサポの気持ちが少しわかったような気がした。「みんなに嫌われて/みんなに嫌われて/みんなに嫌われて/それでいい」。====ThisIsTheErrorMessege====決戦は土曜日。

▲top