吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2002/08/11◆サッカー選手の気持ち。
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金曜は午後に年休をかまして出かけることにした。久しぶりのバイク遠乗りで、とりあえずは京都まで。自宅に一度戻って洗濯してたら雷神様がゴロゴロ言い出して出発が17時になってしまう。まいっか岐阜から京都なら普通に走っても2時間だなと関ヶ原までは一般道をヘロヘロ走ったら、なんと竜王=京都南が渋滞30kmとな!近づいても全然解消の気配がないので事故渋滞ではなさそう。案の定、竜王の下りカーブでゆるゆる運転となった。そこはバイクの機動性!とばかりに路肩を景気良く走ってぶっこ抜いていたら、突然忍び寄る怪しい覆面パトカー!「はいバイクの運転士さん止まりなさあーい」るみゅーん。ついに私の純白が汚されてしまった!免許取得後初の違反検挙====ThisIsTheErrorMessege====で2点減点。「初めてだし、3ヶ月何もなければ点数は元に戻るから。じゃ、7000円は銀行か郵便局で納めてね」まあ今回は自分の違反行為は間違いないし7000円なんかパチンコ行ったらひと負けだし、でも免許が青になっちゃうのはなあ。

それより何より、解放されて渋滞の中を瀬田まで走ってそこから国道1号を京都に走りながら思ったこと。そっちも渋滞していたのだけど、原付やら2輪やらがどんどん路側帯をすり抜けで走っていくのに、ぼくは渋滞の中でおとなしくしていた。そうか、サッカー選手が試合中にイエローカードをもらうって、きっとこんな気持ちなんだ。スカパーでプレミアリーグを視ていると、イエローカードが出た際に選手の名前とBookedという文字が表示される。Bookedすなわち「予約されました」退場という処罰が予約された。だからおとなしくしていなさい。なるほどねえ。
なもんで京都に着いたのは20時半近く。四条大宮から嵐電に乗って待ち合わせの駅へ。サイトお友達のレイムさんと会い、近場の居酒屋へ。「私は日本酒うるさいよー」とジャブを飛ばしてみるが、レイムさんが新潟出身と聞いてすごすごと撤退。とほほ。しかし、初対面なのにいきなり20時半過ぎから1時まで呑んでしまう我々って?私はタクシーに乗ってホテルに戻り轟沈。レイムさんは翌日の夜まで沈んでいたそうだ。


土曜日。むくむくと起きて9時にホテルで朝飯を食べて出発。今日は13時に六甲アイランドで用事がある。でも、昨今の鋳造は喰い道楽が結びつかないと動けないのだ。ちょうど、木曜日の「どっちの料理ショー」で丹波篠山の山芋を取り上げていたので、亀岡からデカンショ街道====ThisIsTheErrorMessege====を気持ちよく走って篠山に着いたのが11時ちょっと前。豊浦太郎氏の同僚で篠山在住の人間から、このあたりに行けば何件かあるよというところを紹介してもらい、せっかくなので2軒でそばを食べた。1軒目は商店街の中の大手食堂。観光客は最初から相手にしてないというような小さな食堂でとろろそば。出てきた山芋は見事な濃い自然薯色で、どろりと重い。濃いめのつゆと見事にマッチしていて美味だ。次に行ったのは、大手食堂の筋向かいの小綺麗な店。ここでは皿そばに山芋が付いているというので皿そばにしたのだがこれがはずれ。普通の長芋を普通にすり下ろしただけという感じ。うどん屋でもそば屋でも、店のなりが立派なところは基本的にはずれ。これ、定説かも知れない。そういえば、あの定説じじいの公判はいまどうなってるんだろう。
かつては賑わっていたはずのJRバスの篠山車庫を見学。国バスが篠山から撤退ねえ。時代の流れとはいえにわかには信じがたい。丹南篠山口ICから舞鶴道→六甲北道路→六甲山トンネルで海岸筋に出る。六甲山トンネルから先の下り坂は、エンジンブレーキのないスクーターには恐かった。六甲山って、高いのね。
六甲アイランドの神戸ファッションプラザで、サロン2002====ThisIsTheErrorMessege====主催のW杯総括シンポジウムにまぜてもらう。この会の話は別の機会に書くのでここでは省略。懇親会を抜け出して18時40分頃に再びバイクにまたがり神戸ユニバーに急行。山麓トンネルの入口が工事でこれまた大渋滞。結局、ユニバーの会場に入ったのは前半30分頃で、すでにTGが先制していて神戸のCBがひとり空欄になっていた。シジクレイも偽シジクレイもいたけど、まあこのまま試合はまったりと進んでいくんだろうなあと後半からはTG側のG裏に移動。グリーンスタジアムで行われている花火大会を観ることが出来てラッキー。しかし試合の方は、神戸の方が1人少ないのになぜか互角。終了ちょい前にはCKのドサクサからシジクレイが押し込んで同点になってしまう。しかし、神戸のシジクレイ頼むぞサッカーはいつまで続ける気なんだろうね。延長に入ってから岡野投入。いやあ速いのなんの。瞬間芸とはいえ、いまのJ1でカネを払って観る価値のある数少ない日本人選手のひとりなのは間違いない。結局、試合はその岡野にどかーんと縦パスが通って倒されてPK、これをこれまた途中出場のカズが決めて神戸のV勝ちという、水戸黄門ばりの予定調和?いやいや前半途中から1人少なかったことを考えればある意味ミラクルでしょう。神戸サポもミラクル神戸!と叫んでいたし。それよりTGが気になった。石川は中に切れ込んでくるとそんなに恐くない。
せっかくなので海沿いに走ろうと垂水まで降りて海岸道路を東へ。神戸の常宿、新神戸のクアハウスに到着、ひと風呂浴びたらそのまま沈没、夢も見なかった。


日曜日の朝。いつものように「目がテン」を視て、朝風呂を浴びて、さあどうする?今日は13時から加古川で佐川大阪とSC鳥取の試合がある。加古川は未観戦、これが今回の旅行の目的の3割は占めていたのだが、バイクにまたがったぼくはそのまま東へ走らせた。なぜなら。

「………だ、だめ…………いやっ…………あ……あ!」
「思ってることとカラダの反応は違うようだなあ、くっくっくっ」

いきなり申し訳ない。B級ポルノ映画で、こんな風にうそぶく悪い親父が出てくることがあるが、まさにそれ。頭では13時から加古川と思っているのに、カラダの方は早く家に帰りたい早く家に帰りたい早く家に帰りたい早く家に以下同文状態で、結局鳴尾浜から湾岸線に入り西名阪→名阪国道→東名阪で桑名から例によって長良川堤防を走って帰ってきたのが正午過ぎ。少し眠ったら疲れも取れました。そしてこの原稿を書いている次第。やっぱトシだなあ。で、注目?のW杯総括シンポジウムについては次の雑文をお楽しみに。引っ張るねえ。

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