cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2002/05/16◆ぼくはこんなにもフランスW杯を(中編)。
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【1998年6月11日】
いよいよ始まりましたねえW杯。と会社で話すと、結構リアクション悪いんです。「あれっ日曜の夜じゃないの?」あんたねえ、W杯に出るのは日本だけじゃないのよ。ガンダムのナレーションを借りれば「闘いは日本代表と関係ないところで進んでいく」んだから。

ブラジルvsスコットランドを視る。ブラジル、どうしちゃったの?というデキの悪さ。でも、それがブラジルなんですよね。ピークはあくまで決勝戦あたり。予選はとりあえず勝てばいいんです。アトランタでは、だから日本は勝てたわけなんですけど。そういう意味ではいつも通りのブラジル、さすがです。

【1998年6月12日】
イタリアvsチリを視る。イタリアのびゅーちふるな先制ゴール====ThisIsTheErrorMessege====に対し、ゴール前の勝負強さのみで逆転しちゃったチリ。サモラーノいいわあ。イタリアはラッキーPKもらって追いついたわけだけど、この試合のすぐあとで主審が帰国させられたそうな。厳しい。

【1998年6月13日】
スペインvsナイジェリアを視る。なんなんでしょね、この試合は。全編スペクタクルのカタマリみたいなサッカーやってくれちゃって。本当に日本はこんな大会に出てきちゃっていいんですかあ?かなり腰が引けました。この試合を基準に日本vsアルゼンチンを観ると結構つらそうな気がする。

【1998年6月14日】
日本vsアルゼンチンを視る。惜敗と呼んでもいいのかな?ただしそれは決して日本の善戦ではなく、ブラジルを同じくアルゼンチンが流した====ThisIsTheErrorMessege====からに他ならない。城のプレーは想像どおりというより想像以上だったから特になんとも。中田のパスはかなり雑だった。というか中田抑えたらハイおしまいなチームなんだもん、しょーがないよね。日本唯一のチャンスは「山口が入れる→秋田がヘッドで折り返す→相馬が飛びこむが届かない」おいおい、みんなDF側の選手じゃないか。

【1998年6月17日】
ブラジルvsモロッコを視る。私がダークホースと目していたノルウェーをさっくり追いつめてくれたモロッコに期待したのだけど、甘かったですね。でも、どうもやっぱりブラジルのサッカーって好きになれないなあ。ヨーロッパ型、それも「どっかーんパス!」「どっかーんクロス!」が飛び交うイングランド/ドイツ型が好きな人間らしい、私は。出来ればブラジルにはどこかで消えてほしいけど、むずかしいわなあ。

【1998年6月19日】
フランスvsサウジアラビアを視る。想像以上にフランスのバランスがいいのに驚く。デサイーとデシャンとジダンのチーム、ってわけじゃないのね。ここまで来ると、アジアと欧州南米とは「ルールは同じだけど違うスポーツ」をやっているとしか思えなくなってくる。4年前の大会でサウジが1次リーグを突破したのは、やはりアメリカの暑さのせいだったのね。ジダンが退場になったのは御愛嬌、ってわけでもないか。

【1998年6月20日】
世間はW杯で賑やかであるが私は九州リーグを観に北九州まで行ってしまったのだなこれが。地域リーグってのは上位同士の対決はライバル心もあって結構面白いのだけどそれ以外はなんだかなあ、ってのは九州でも一緒でした。夕方は関門海峡周辺をウロウロ。久しぶりに火の山下潮流信号所====ThisIsTheErrorMessege====を見る。

hinoyama.gif

はっきり言って河にしか見えない。2時間でも3時間でも眺めていたい光景ではあったけど、クロアチア戦が始まるので人道トンネルを歩いて九州に戻り、宿で観戦。
ひどかったですねえ、クロアチア。日本につきあってくれたのか日本がつきあったのか、かなり退屈な試合でありました。ここまで来て「惜敗」という言葉を使うメディアがあったら見てみたいもんだとその時は思ったのだけど、翌朝になったら「惜敗」だらけで、あーびっくり。前半の中山のシュートが入っていたら流れは変わったかもしれないけど。さすがにジャマイカ戦では城をはずしてくるだろう。と思う。

【1998年6月22日】
イランvsアメリカを視る。イランが32番目の出場決定国だ、ってホントですかね。ダエイは不調だったそうだけど、あれで不調だってのなら日本のFWに好調なんてものはあるんでしょうか。アジジは日本に来ないかなあ。アビスパあたりで爆発してくれると嬉しいのだけど。

【1998年6月25日】
韓国vsベルギーを視る。驚きました。まさかW杯でJFLサッカーを観ることができようとは。バテバテの両チームが後半に展開したのは、中盤って何のコトですかあ?行ったり来たりのテニスサッカー。W杯でもこんな試合があるんですねえ。

【1998年6月26日】
日本vsジャマイカを視る。あれっ、なんでまだ城がいるの?なぜ3-5-2なの?アルゼンチンやクロアチアといった超強力FWチーム対策じゃなかったの?カモさんが最終予選で臆病風に吹かれて3-5-2にして失敗したのを忘れちゃったの?それとも、まさか監督自身がアルゼンチン戦、クロアチア戦ともに「惜敗だった」と思っているの?
というわけで前半0-1は予想通り。盟友Sun'sSon氏と電話で話しハーフタイムでメンバーをいじらなかったら俺は寝るぞと宣言し、メンバー交替がなかったので宣言通り寝ました。試合結果も中山のゴールも朝になって知りましたがまったく後悔はありません。

のちに「城ののびしろに期待したのだが」との監督のコメントを知ってびっくり仰天。まさかW杯本戦を叩き台にする代表監督がこの世にいたとは!W杯本戦で80の実力の選手が100の力を出せるなんてありえない。特に初出場なら。W杯を任された監督の仕事は、せめて80の実力の選手が80の力を出せるようにすることじゃないの?ここに至って、日本の敗因は明らかになりました。監督の人選を間違えたのです。

ジョホールバルで日本が破ったイランが、今回出場したアジア4チームの中で一番強かったというのは周知の事実。あの時イランが調子を落としていなければ……。日本代表はジョホールバルで運を使い果たしたのです。次は自国開催ですので「予選で運を使い果たす」ことはありません。せめて1次リーグの3試合目までは運をためておいてほしいと思う。


後編のつもりが長くなってしまった。これは中編。日本敗退後のW杯については後編で。

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