吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2002/02/27◆悪魔のゲームがやって来た。
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ついにぼくも手に入れてしまった。噂のサッカークラブ監督シミュレーションゲーム、チャンピオンシップ・マネージャー。英国はEIDOS社====ThisIsTheErrorMessege====製のこのゲーム。クラブの監督になってチーム運営をするもの。となると要するにサカつくねと思う方もいらっしゃるでしょうが、ちょっと違う。ぼくも最初はそう思っていた。

決定的に違うのは、プレイヤーはクラブマネージメントまでは行わないということ。サカつくのように、スポンサーを集めるとかの仕事はしない。もっとも選手の契約には積極的に関与するのだけど。もう一つは、クラブを作るのが目的ではないということ。プレイヤーは既存のクラブの監督になる。世界19カ国だかのクラブの監督になれる。日本でならJ1・J2クラブの監督になれる。選手もクラブも実名で登場する。選手に至っては、かなり無名の選手も出てくる。八戸大学の学生が登録されているのを知ったときは真剣にのけぞった。ホントに英国製か?

グラフィックはほとんどない。だから逆に試合のシーンでは、画面に出てくる文字を追いかけながら状況を想像するという楽しさがある。サッカーのラジオ中継を見ているような感じかな。残念ながら日本語版はないので、必死になって画面に出てくる英語に喰らいつくことになる。サカつくからこども向けの部分を削ぎ落としたものと考えてもらえばいいかもしれない。

さて、さっそくインストール。画面に広がるLet's Kick RACISM out of footballの文字。欧州では真剣な問題なんだろうなあ。ところで、バイエルンミュンヘンとか、クラブ名がついたファイルにはウムラウトが使われていて、これが日本語用OSでは認識できないために、フルインストールをしようとするとコケるので注意だ。リーグの選択。自分がどこの国のリーグでプレイするかと、どこの国のリーグをバックグラウンドで動かすかを指定。ここでバックグラウンドに指定した国のリーグにいる選手は全員移籍などで獲得可能になる。指定をしない国については、有名選手しか出てこないというわけ。ここにSouthKoreaやChinaがないのは非常に痛い。廬相来====ThisIsTheErrorMessege====とかハオ海東====ThisIsTheErrorMessege====とかが獲得出来ないではないか。とりあえず、英独日の3カ国をセット。さて、どこのクラブにするか。ぼくは基本的にジプシーなので特別に思い入れのあるクラブはない。どんな選手がいるかだいたいわかっているところということで、アルビ新潟を選択した。鳴尾君を呼び戻して、右のウィングには大分の梅田かデンソーの徳重を呼んできて・・・ともくろんでゲーム開始だ。


2/9からスタート。さっそくフロントから監督のぼくに今期の目標が伝えられる。Improve the club's squad during the seasonとのこと。要するに、順位などの目標はないからクラブを立て直してくれということらしい。それならこちらもプレッシャーもなくて楽だ、デンソーの徳重に獲得オファーを仕掛ける。徳重は300万だそうで、これはお値打ち。ではさっそく・・・あれ?フロントがこの選手の獲得に出せる金額はゼロだと言っている。鳴尾君にしてもアローズの油谷君にしても、みんな補強予算はゼロ。ゼロって、もしかしていくら順位にはこだわらないから補強なしで臨めというのか?アルビってそんなに貧乏クラブだったっけ?とてもじゃないがそれでは自分が目標とするクラブは作れないので、フロントにもっと移籍金を用意してくれ!と要求====ThisIsTheErrorMessege====を出す。却下。ケチ!すると、クラブに最後通牒を出しますか?これは最後の手段で、あなたの要求が通るか監督を辞任するかのどちらかです、みたいなメッセージが出てきた。おおっこっちは怖いものなどないわ!ってんで最後通牒を突きつけた。却下。もうこの問題をフロントに持ち込むでないなんてことを言われてしまって、このまま新潟の監督を続ける気はなくなってしまった。監督辞任。短いつきあいだったな。しかし、これでゲームオーバーにならないところがこのゲームの面白いところ。あくまで「監督」のシミュレーションゲーム。もし「うちの監督になってくれませんか?」と別のクラブからオファーが来たらそこに行けばいいのだ。もちろん、こちらから売り込むことだって出来る。

ま、とにかく新潟にはケッチン喰らったのでひとまずゲーム終了ということにして、次はべ仙台でやってみよう。もちろんクラブからの要求はキツくなるだろうけど予算も多少は乗るだろうし。というわけで、今後の雑文録で吉田鋳造監督ベガルタ仙台奮闘日記を始めるかもしれない。


しかし、このゲームの日本語版が出ないというのは悲しいねえ。EIDOSはいまのところ作る気がないらしい。結構売れると思うんだけどなあ。

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