cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
鋳造所長雑文録
2002/01/08◆My Dear Christina (鋳造の通販生活2)
▲home ▲index

正月3日。朝7時に目覚めて箱根駅伝の往路ハイライトをほげーっと見ていたら、母親が飛んできて名古屋がとんでもないことになっていると。ヘタしなくてもこりゃ岐阜は大雪だと瞬時に判断したぼくは、朝飯をかきこんで新横浜を10時の「のぞみ」に飛び乗った。鮮やかに青空に映える富士山を見ていると、みんなで結託してぼくをだまそうとしているのでは?と思ってしまうのだが、弁天島近辺で残雪を見つけたときは「これはまずい」と真剣に思った。名古屋で乗り換えてJRで岐阜へ。木曽川を渡るあたりの光景は、ここは山形ですか?それとも新潟ですか?といった類のものだった。

で、雪中行軍の末になんとか岐阜の自宅に辿り着くと、ポストに大きな荷物が入っている。おっ、これはこれは?と取り出すとジリンガム====ThisIsTheErrorMessege====からだった。さて、何頼んだんだっけな。開けてみるとユニとネクタイだった。ネクタイはさすがにアイビーの本場だけあって渋くもカッコいいデザイン。ユニも夏には重宝しそうだ。しかしその他の郵便物を見ていて気づいた。年賀状が1通もない?!いくら鬱病を患う私でも年賀状の10や20は来るぞ、と憤りつつ、要するにジリンガムの荷物がポストを塞いでいたので賀状を投函することが出来なかったのだ、と判断。郵便局に電話すると、最初は「配達しました」と主張するものの10分ぐらい経って先方から電話があり「こっちにありました」ほらやっぱり。大雪の中、郵便局員氏が持ってきてくれました。ご苦労さま。

夕方の6時ごろ、ネットに繋いでメールを覗くと、Christina Strobelという人からメールが来ていた。タイトルはYour order at FCSG.やたっ、ザンクトガーレン====ThisIsTheErrorMessege====からだ!文面に曰くWe are happy to hear that our club has fans in Japan.そりゃそうだろう、スイスの小さな街のクラブのグッズを欲しがる日本人なんて初登場なのではないか?しかし文面を読むと、なんだか怪しくなってくる。「クレジットカードの番号と有効期限を送ってください。VISAカードはOKでしょう。送料分も請求するからよろしくね」というようなことが書いてあった。クレジットカードの番号を直接メールで送るのは非常に危険な行為である、とは12月の某市市民講座で自分でしゃべったことではないか。しかし、こういう時に役に立つ方法がある。数字でアスキーアートを作るのだ。アスキーアート?「2ちゃんねる」なひとならおなじみ、文字を使って絵を描くやり方だ。このやり方で、数字を使って数字の絵を描くのだ。そうすれば盗聴しているヤツにもバレることはない。

というわけで、ぼくはクリスティーナちゃん(名前からしてたぶん女だ)に「12月に商品の代金は国際送金で事務所の住所に送り済みだ。だから以下に記すクレジットカードからは送料分だけ引いてくれ。くれぐれも航空便で頼む。ベスト・リガーズ。」とたどたどしい英語で書いて送った。クリスちゃんはちゃんと読み取ってくれるだろうか。出来れば「まいにちまああちっ」の日産マーチのCMに出てくるような金髪のかわいい娘だったらいいんだけどな。って、会うことなんか絶対ないんだろうけど。


翌日の仕事始め(とはいうものの挨拶まわりで終わってしまった)の1月4日の夕方、愛しの?クリスティーナちゃんからメールが来た。ぼくたちの距離は確実に縮まっているようだった。そのメールは「まだあなたからの送金は届いていませんわ。届き次第すぐに発送するから待っててね(はあと)」と読み取れるような文面だった。やいっ郵政事業庁!俺の国際郵便為替ちゃんと送ったんだろうな!最初、名古屋CPO====ThisIsTheErrorMessege====の窓口の女はスイスとウルグアイの国番号を間違えたのだ。出したのが28日だから、いくらテロの影響で遅れ気味とはいえ、2週間あれば為替は届くだろう。と、クリスティーナちゃんからのメールを待ちわびる鋳造なのでした。「きょうのわんこ」みたいな終わり方だな。

▲top