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【TAIWAN-01】 2000/05/01 台北は今日も雨だった
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目が覚めたのは6時15分。NHK-BSでは昨夜のプロ野球の結果をやっていた。確かに1時間ずれている。移動は完成していた。

相変わらず台北は雨である。ホテルでじっとしていてもしょうがないので行動開始だ。ホテルからすぐのところに民権中山路口====ThisIsTheErrorMessege====のバス停がある。この東西にのびる民権路では中央にバス専用レーンが設定されていて渋滞知らずの運行が行われている。まさに名古屋の基幹バスだ。
松山機場====ThisIsTheErrorMessege====行のバスはすぐにやってきた。15元。乗り払いか降り払いかは「上車収票」「下車収票」で区別がつくとは観光ガイドの表現だが、その表示が車内にあってすぐには見つからない場合もあるので注意。他の客がいたら先に行かせるのがベストだ。お釣りは出ないので小銭は必須。バスはセンターレーンを渋滞もつぶしきれない蟻の群れのようなスクーターにも無関係に進み、すんなりと松山機場に着いた。

さて、台北=高雄は世界でも有数の競争加熱路線====ThisIsTheErrorMessege====いい加減にしろというくらい飛んでいる。どの航空会社カウンターも何時の便有在空位の表示で客を呼び込んでいる。ゲロ袋オハユニ氏のためにもここは珍しい会社に乗りたいところだが、瑞聯(U-Land)はもともとが金門島路線がメインのため便も劇的に少なく残念ながら搭乗は無理。それではと立栄(UNI)のカウンターへ。ソウルで買った航空券を提示し7:50の便に変更を要請した。ところが、カウンター氏の答えはNoEndorse====ThisIsTheErrorMessege====。ほえ?こっちはどノーマルのオープンチケットだぞ、変更が効かんとはどういうことだ。それではと隣の復興(TransAsia)のカウンターへ。7:35の便を指定した。ところが、先方の答えはこちらもNoEndorse。

なぜだあああああーーーーーっ!
きすみんとっきすみんとっ。

冗談を考えている場合ではない。復興のカウンター氏は華信(Mandalin)なら大丈夫だと親切にも日本語で説明してくれたが、華信には乗れない理由があった。
たろう君は飛行機マニア氏の情報では華信のジェット便は間違いなく中華(CI)の機材を使用するのでゲロ袋も当然CIだとのこと。ここまで来て中華のゲロ袋を持ちかえってもしょーがない。華信のカウンターに掲げられた次便の機材はB737のなんたら。たろう君情報がなければ私は問答無用で華信に変更をかけて機内で泣いていたことだろう。おそらくダメだろうと思いつつ残る1つの遠東(FarEastern)のカウンターへ行ってみたところ、ちょうど7:25の便が締め切られたところだった。次は7:55。
こうなれば選択の余地はない。ソウルの発券カウンターのアガシには感謝してもしきれない。彼女が私の×指定====ThisIsTheErrorMessege====を無視してくれたおかげで、保有する台北→高雄の分は今日使わなくても払い戻しが可能になるのだ。私は再び立栄のカウンターに行き、7:50の便の券を『買う』旨を告げた。カウンターのお姉さんは「華信なら使えるのに」という表情をしたが、その隣のお兄さんは商売上手だった。希望通り立栄の券を手に入れたところ、値段が1391元。定価の7割程度。さすが競争厳しい台北=高雄線、割引指定の便だったのだ。偶然だが、これはラッキーである。

指定の10番ゲートで案内を待つ。構内はガラガラ。しかし週末の台北発地方便は軒並み満席だそうだから、ここに人があふれることもあるのだろう。しかしなんか変だ。10番ゲートの案内に7:50発の高雄行が表示されない。まさか私は買う便を間違えたか?と慌てて確認。大丈夫だ。これは案内放送に注意しなければならない、と思った時、立栄職員のお姉さんが何かを叫んだ。そして10番ゲートの前で待っていた何人かの客が席を立って歩き出した。ついていくと、どうやら機材まではバスで行くらしい。あぶないあぶない、ゲートの前で待たずに売店をひやかしていたら乗れなかったかもしれない。バスに座って発車を待っていると、3人組の御婦人が乗ってきた。3人一緒の方がいいだろうと何も言わずに席を替わってあげたところ、「すみません」と日本語で言われてしまった。

なぜだあああああーーーーーっ!
きすみんとっきすみんとっ。

再び冗談が頭をかすめるが、3人組の会話を聞いていると「すみませんなんて言ってもわかんないわよ」。なぁんだ、こいつらが日本人なんじゃねーか。あーびっくり。
7:50発の高雄行の搭乗率は2割かそこら。安売りを仕掛けてこれかあ。結構大変かもしれない。でも私は気に入った。だってCAさんかわいかったから。おまけに空いていたおかげでゲロ袋の回収もラク。機内ではパン1個と冷たい飲み物が出された。中国茶にしたのだがやはり少々甘かった。さすが烏龍茶に砂糖が入っている国だ。台北は厚い雲に覆われていたが、南に行くにつれて雲が少なくなってきた。50分のフライトで高雄到着。海から進入したので高雄港を見下ろすことになる。さすが「釜山か高雄か」と言われるだけの大貿易港だった。

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