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【İSTANBUL】14. フットボールの現場(1)
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タクシム-Taksim-から43ÇY系統でテペバシュ-Tepebaşı-で降りると近いらしい。バスはすぐにわかった。テペバシュ-Tepebaşı-は3つめだよな……と押しボタンを押してバスを降りると、そこには

スタジアムだああああああ

アタチュルク橋につながる幹線道路のすぐ北西側に崖があり、その崖下にあるのがレジェップ・タイイップ・エルドアン・スタジアム。カスムパシャのホームだ。

  2012年10月のİstanbul
38.レジェップ・タイイップ・エルドアン・スタジアム
 -RecepTayyipErdoğanStadyumu-
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スタジアムがいつからこの名前になったのか、調べたけどわからなかった。
パッと見て、この名前の由来が人名だってのはわかる。欧州では、過去のクラブ功労者の名前をスタジアムにつける例は少なくない。サンティアゴ・ベルナベウ====ThisIsTheErrorMessege====とか、ジュゼッペ・メアッツァ====ThisIsTheErrorMessege====とか。しかし、このレジェップ・タイイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdoğan)という人物、ここカスムパシャ出身の政治家なんだけど、なんと現時点(2012年10月)のトルコ首相なのだ。地元出身なのはいいとしても、現役バリバリだぞ。
wikipeで調べたら、多方面外交を展開しつつ筋が通らないことには激情を露にするという、いかにも『トルコのアツい“漢”』っぽい。でも、実は本人はバリバリのフェネルバフチェ・ファンだというのでちょっと笑ってしまった。
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試合開始は午後4時。まだ2時間はあるので、スタ周辺をウロウロしてた。残念なことに、周囲にグッズ屋があるというわけでもなさそうだし、サポが溜まってブイブイ言わす店があるわけでもなさそう。周囲の佇まいなら今日が開催日という気配はなさそうなんだけど、実はちゃんとある。それは、警察官。剥き身の銃を下げて警戒に当たる姿は、オーストリア3部やイングランド3部やドイツ4部では見なかった光景だ。
1時間近く前になって、パラパラとカスムパシャのサポが集まり始めてきた。レプユニ着ている少年とかもいるけど、彼らはどこで手に入れているんだろう。そんなこと思いながら適当に写真を撮っていると、通りすがりのサポさんから「坂の下へ行け、売ってるぞ」みたいな身振りをされた。急な坂を降りていくと、そこにはバナー売りのおじさんが声を張り上げていた。もちろんクラブ・オフィシャルではないだろうけど、応援グッズには違いない。ぼくもバナーを購入、バナー売りのおじさんは顔の前にキッチリ掲げてポーズを取ってくれた。

さて、ぼくもそろそろ中に入ろう。チケで指定されていたゲートでターンスタイルをくぐって中に入ると、そこはセキュリティ・チェック。荷物も外からパンパンなんてモンじゃなく、カバンの中に腕を突っ込んでグリグリする本格的なモノ。両腕を広げてしっかり金属探知。ペットボトルは持ち込み不可、買ったばかりのを没収された。首から提げた携帯電話やカメラについても何か言われたけれど、よくわからない。
ぼくの席は、メインスタンドの前から2列目だった。入口で何か言われたけど、写真撮ってもいいのかしら。で、ぼくのすぐ前にいるちょっとレオナルド・ディカプリオに似た警備の兄ちゃんに「撮っていい?」と訊いたら、全然無問題に「どうぞ」との手振り。前から2列目で撮影には向かないけど、とにかくこの兄ちゃんの近くにいたら問題なさそうなんで、ここで観戦することにする。

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スタンドの上の方に売店があったので行ってみたけど、グッズとかの販売はなし。ミネラル・ウォーターもアヤソフィアの観光地値段のさらに倍くらいする。====ThisIsTheErrorMessege====2本買って5【も】札を出したら「釣りがない」とか言うのでびっくりしてしまった。それくらいは用意して置こうぜ。売店横で軍服で武装した少年サポがいたのでカメラを構えたらしっかりポーズ取ってくれた。
選手の練習時間に、カスムパシャの公式ソングが繰り返し流れている。シシハーネ-Şişhane-で見つけた選手写真幕と同じ画像がビジョンに掲示されるんだけど、写真も歌もとにかく圧倒的に「男クサい」。この公式ソング、7音の繰り返しだから日本語も載せやすいと思うよ。
試合開始直前、全員が立ち上がってトルコ国歌斉唱。いやあ、勇ましい。ずっと戦ってきた民族の国歌だ。FC岐阜の帽子をかぶってR.T.エルドアンでサッカー観戦した人間は有史以来ぼくが初めてだろう(笑)。

TürkiyeSüperLig
Kasımpaşa 2-2 MersinİdmanYurdu

もうね、もうね、カスムパシャがどうしようもないの(苦笑)。スルーパスも合わないしボール運びに連携した意図がないし、右サイドから上がるクロスの精度なんかもう散々。これでリーグ4位っすかあ?簡潔に言うと天皇杯で神戸に勝ったときのSAGAWAなら勝てるなという感じ。いま、トルコ1位って自動でUEFA-CLに出れたんだっけ?なんだかなあ。18チーム中17位と下位に沈むMIYの方がずっとスッキリしたサッカーをやってた。
なもんだから、メインスタンド東端に陣取ったカスムパシャのサポ連はかなりストレスな状況。一方、屋根からネットを垂れ下げられてまで周囲と隔離されている東側のG裏にカタめられたMIYサポは元気いっぱい。いつしか、カスムパシャのサポが向いている先がピッチからMIYサポ集団に移っていって……

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始まってしまいました、両者を隔てたネット越しの乱闘。やっぱ警察が要るわ、これ。待機してた警官がネット脇にずらっと座って両者を分離する。で、ぼくが何に驚いたかって、スタンドで両サポがどかんどかんやってる最中も試合はそのまま平気で進んでいったこと。メイン側を警備しているディカプリオ氏なんか「あ~、始まったかぁ~……」なんて表情すらしないんだもん。

試合は、MIYが左からのクロスをゴール正面でヘッドで叩き込んで先制し、0-1でMIYリードでハーフタイム。で、ここでも事件発生。実は、このR.T.エルドアンというサッカー場は西側G裏スタンドのすぐ脇から選手が出入りする構造で、西側G裏は、いきり立ったカスムパシャ・サポが陣取っている。なもんだから、引き上げてくるMIYの選手達に上から罵声の嵐。もちろん何言ってるかはわからないけど、あれが罵声でなくて何なんだ。後半開始の選手入場には何か投げ込まれてもいいように警察官に白メットをかぶって並ばせて両チームの選手を守る。となると、逆側、さっき乱闘があった東側G裏は警官が手薄になるからまた両サポの小競り合いが勃発する。あ~あ。
後半開始してしばらくして、MIYは右サイドからのハイクロスがまるで待てば片野坂のVゴール====ThisIsTheErrorMessege====のようにそのままゴールインして0-2。おいおいGK何やってんねん。と思ったけど、後で調べたら現スウェーデン代表じゃないか(苦笑)。====ThisIsTheErrorMessege====盛り上がるMIYサポ。そして、スタンドからカスムパシャのサポどもが姿を消した。帰ったわけではない、はず。おそらく、試合が終わった後でMIYサポと一戦交えるために外で待機しているのだ。おかげで、スタジアムはMIYサポのチャントしか聞こえなくなった。後半なかばを過ぎて、選手交代も効いてきたか五分五分くらいにはなってきたけど、それでもカスムパシャに歓喜の時間はやってこないだろうなぁ……という風に時間は過ぎていった。実際、85分くらいになると帰りだす客も少なからず出て来た。ところが。

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89分か90分かだと思うけど、右サイドから中に切れ込んで左足で撃ったシュートはGK正面だったのだけどMIYのGKがキャッチし損ねてコロコロとゴールの中に入ってしまった。1点差。これでスタンドに残ってたホーム寄りの観客に火が点いた。「まだ行けるっ!」とばかりに応援の声が3レベルくらい一気に上がった。選手も勢いづいてカスムパシャが押せ押せになりMIYは防戦一方。そして92分、左CKに10番のアデム・ビュユクがヘッドで合わせてファーサイドに流し込んだ。まさかの同点。スタンドもベンチも爆発したかのよう。直後に試合終了。いやあ、まさかカスムパシャはこの内容この展開で勝ち点1獲れるとは。観客もわかっていて、ドローに大満足の様子だった。

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