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【İSTANBUL】04. ウスクダラ地方の天気予報
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ボスポラス海峡を渡る定期船は東へ。旧市街側のトプカプ宮殿やアヤソフィアのシルエットも見える。海峡は想像してたのより広い。やっぱり尾道水道とは違う(笑)。クズ塔====ThisIsTheErrorMessege====も見えたけど、今回はパス。
ユスキュダル-Üsküdar-に到着すると、船を降りた人たちは一斉に目的の方向に散っていく。外国人観光客の姿はほとんど見かけない。普段着のイスタンブールの風景だ。

街をちょっと歩いて、気になったジャーミィに入った。いきなり、猫。事前に買ったガイドブック====ThisIsTheErrorMessege====「イスタンブールはとにかく猫だらけ」と書いてあったけど、ホントに猫だらけ。で、人に対する警戒心が非常に低い。かといって人に媚びてくる感じでもない。「共存している」としか形容出来ない感じだ。

2012年10月のİstanbul
10.ジャーミィ -Cami- と訪問のルール
ジャーミィはイスラム寺院(礼拝堂)のこと。モスクと同意。イスラムでは金曜が集団礼拝の日と定められていて、そのためには規模の大きな礼拝堂が必要となる。その礼拝堂は区別するために「集会モスク=マスジド・ジャーミィ(マスジド=礼拝堂、ジャーミィ=集会)」と呼ばれ、トルコではマスジドが省略されて「ジャーミィ」と呼ばれるようになった。逆に、西欧ではイスラムが伝わるに従って、マスジドが訛ってモスクになったらしい。
基本的に入場料は取らないが、代わりに出口付近に寄附を募る窓口があるところもあり、寄附額によって領収書のようなもの====ThisIsTheErrorMessege====をくれる。建物内部は土足禁止、靴は靴箱に入れるか袋に入れて持って入る。半袖は構わないが半ズボン・裸足は禁止。女性は頭からスカーフを。
現役の宗教施設なので、定められた祈りの時間は異教徒は立ち入れない。====ThisIsTheErrorMessege====それ以外の時間に祈りを捧げる方々の撮影もなるべく遠慮してくださいとの注意書きがある。施設を撮っていると入っちゃうけどね。

ここでは礼拝堂には入らずに、観光地然としてない普通の街並をちょっと歩いて、ジャーミィ前のバス乗り場まで戻ってきた。ここからカドキョイ-Kadıköy-へは調べておいた12系統の路線バスに乗る。本数も多いし、終点まで乗っていればいいのでラクだ。

2012年10月のİstanbul
11.路線バス事情
イスタンブールは街の規模の割に鉄道事情が貧弱なので、公共交通機関としてのバスは重要だ。普通の路線バスの他に、香港の“専線小巴”のような「ドルムシュ-Dolmuş-」と呼ばれるミニバスがあるのだけど、こちらはさすがに外国人観光客には敷居が高いか。
路線バス全体の路線図のようなものはないけれど、IETTの公式サイト====ThisIsTheErrorMessege====で路線ごとの経路や時刻は知ることが出来る。ただ、サイトそのものは英語ページがあるけど、バス停名はトルコ文字でないと受け付けてくれないので、使うにはある程度のコツが要る。ぼくもある程度使いこなせるまでには時間がかかった。でも、おかげでユスキュダル-Üsküdar-→カドキョイ-Kadıköy-の他にもいろいろな路線を利用することが出来た。“初イスタンブール”にしてはがんばった方だと思うよ。

カドキョイ-Kadıköy-のバスターミナルについた。ユスキュダル-Üsküdar-とは賑わい方が違う。ここから環状線トラムに乗って街を見た後でシュクリュ・サラジオール====ThisIsTheErrorMessege====に行こうと適当に歩き出したのだけど、どれだけ坂を上ってもトラムの線路が出てこない。カドキョイ-Kadıköy-の普通の住宅街を視ることは出来たけど、じゃからんには無理をかけてしまった。

上り切ったところにも、また猫。で、こいつらがまた無防備もいいトコでじゃからんに懐きまくり。彼女が離れようとしてもくっついてきて、そんな風景を横で見ていた地元のお爺さんが笑っている。ぼくはといえば、期せずして国鉄線路を跨ぐ橋を発見して“鉄”の血が沸騰したり。で、ようやく「Fenerbahçe→」の看板を見つけた。その先に、ででーんとシュクリュ・サラジオール。でけえ。あれだけデカいとさすがに迷うことはない。道路案内標識にもエンブレムが描かれているのが、さすがビッグクラブだ。で、行ってみると、そんなドデカのスタジアムのすぐ裏道で百合根をバラして売っている親父がいたり(笑)。

シュクリュ・サラジオールといえば、ぼくがテレビ観戦して「この場にいなくてよかった…」と思ったド級に激しい試合====ThisIsTheErrorMessege====があった会場だけど、この日はオフの木曜日、スタジアムも静かなもの。それでもグッズショップ『フェネリウム』はちゃんと営業していた。カッコいいTシャツと、じゃからんはキーホルダーも購入。でも、タオルとかの日用品はあまり置いてないのね。ちょっと残念。

スタジアムのすぐ前に国鉄のソウトルチェシメ-Söğütlüçeşme-駅がある。ここから電車で東へ向かう。じゃからんが猫と戯れている時に跨線橋で見たのは、それはそれは古くてボロい電車(笑)だったのだけど、やって来た電車はこれまたそれはそれは古くてボロい電車(笑)でした。ひあああああああああ。

2012年10月のİstanbul
12.国鉄(TCDD)近郊電車事情
あまり観光客は使う機会がないだろうね。ヨーロッパ側はシルケジ-Sirkeci-からハルカル-Halkalı-まで、アジア側はハイダルパシャ-Haydarpaşa-からペンディク-Pendik-まで運転。各駅停車で、毎時3~4本。これも均一運賃。新型車には一度も乗れなかったのでわからないけど、現在主力の電車では車内灯を点けないから暗いし激しく揺れるし、貫通路がないので、すっごい閉鎖的な印象を受ける。表現は悪いが“有蓋貨車”に乗っているような感じすらしてしまう。当然、車内放送なんて親切なモンはまったくなかった(苦笑)から、途中駅で降りる場合はホームの駅名表示をちゃんと見よう。

エレンキョイ-Erenköy-に着いた。ここから南に歩いていくと、イスタンブールの表参道とでも言うべきファッション・ストリート『バーダット通り』に出るのだけど、ぼくが道を間違えて南に向かっているつもりが西に向かってしまい、ここでもじゃからんに迷惑かけてしまった、申し訳ない。
途中にスーパーがあったのでアイスクリームバーを買った。日本でも売ってるような普通のアイスクリームバーが1本2.5【も】。あら、日本と値段変わらないね。通りががったジャーミィのミナレットから、午後3時前のアザーン====ThisIsTheErrorMessege====が流れている。

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