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travelnotes : overseas
【KOREA-03】 2001/07/14 インチョンの土曜の午後
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昨年の7月にソウルで買った、SEL-NGO-SDJ-NGO-SEL====ThisIsTheErrorMessege====の航空券の右端部分が未使用のまま残っていた。有効期限は7/15(日)。そのまま捨てるのも悔しいし、でも7/15の帰りの便は満席。となると選択肢は7/14(土)に日帰り旅行をかますしかない。仁川====ThisIsTheErrorMessege====新空港は初めてだし、あそこにはフェリーがあるという話だったし、日帰りでもなんとかなるかなと韓国に向かうことにした。

当日。新岐阜までバイクで行って駐輪場に預け、名鉄電車とバスを乗り継いで名古屋空港へ。チェックインは実にスムーズに進んだ。荷物もカメラバッグ1つだけだし。日本人はEDカードが不要になったのは知らなかった。イミグレを通過して、狭い免税店の香水の匂いに少々辟易しながら出発を待つ。KE752はジャンボ機だ。9時から機内に案内される。入り口に積んである韓国の新聞はカタい内容のものばかり。教科書問題における日本への対抗措置一覧なども載っていた。機内で流された前日のKBSニュースも教科書問題一色。KE752で韓国に向かうのは何度目だろう、もう出てくる食事も記憶にある通りでどうということはない。特に遅れることもなく韓国の仁川空港に到着した。ソウルは梅雨前線の真っ只中で厚い雲の下、でも雨は降ってないようだ。


これで外国人に理解しろというのか?



仁川空港バス乗り場【私が解読した限り。責任は持ちません】
No行先 青字はリムジンバス
 1団体・ホテル・その他
 2龍仁・安城・利川・河南・安山・城南・水原・議政府
 3春川・清州・扶余・全州・原州・大田・泰安・牙山(温陽)
 4金浦空港・貿易センター・都市空港
 5空港循環バス・道峰(蘆山)
 6ソウル市庁・南山・江南
 7蚕室・江南高速ターミナル・ソウル駅
 8梨泰院・仁川松島
 9蚕室(金浦空港経由・未経由)
10東大門・清涼里・九老・衿川区庁
11ソウル市庁・永登浦駅・松亭駅
12永宗船着場・空港新都市・一山・仁川バスターミナル
13団体・ホテル・その他
14団体・ホテル・その他
15龍仁・安城・利川・河南・安山・城南・水原・議政府
16春川・大田・泰安・牙山(温陽)
17蚕室・江南高速ターミナル・ソウル駅
18ソウル市庁・南山・江南
19仁川松島・梨泰院・蘆山(道峰)
20金浦空港・貿易センター・都市空港
21空港循環バス
22蚕室(金浦空港経由・未経由)
23東大門・清涼里・九老・衿川区庁
24ソウル市庁・永登浦駅・松亭駅
25永宗船着場・空港新都市・一山・仁川バスターミナル
26団体・ホテル・その他

仁川空港は鉄道アクセスがなく、すべて高速道路経由のバス輸送。ソウル市内の各地向けバスが6~10分間隔で頻発している。ただ、バス乗り場は全部で26ヶ所もあるので、「ソウル市内のどこそこへ」とピンポイントの乗り方が必要になる。私が今回の目標としていたのは、空港のある永宗島から仁川に渡る船の出る船着場行き。大きなバス停表示から영종선착장====ThisIsTheErrorMessege====の文字を見つけ、25番乗り場まで歩く。バスは毎時20・50分発。空港バスにしては少ない。やってきたのは、エアポートリムジンではなく、韓国では普通に見かける前1扉の古めのバスだった。乗る際に料金W1200を払おうとしたら、料金箱にはタオルで蓋がしてあった。車内には例によってラジオが流れている。英語表記も案内放送もまったくない。
バスは島というか埋立地の南岸を快適に走る。高速道路をはずれてしまえば通行量も知れたものだ。そのまままっすぐ島の南東端にある船着場まで行くものだと思っていた。ところが、バスは埋立地を過ぎてもとの永宗島に入ったあたりで急に向きを北に変えて島の内部に入っていくではないか。道も狭くなり、センターラインもなくなった。バス同士のすれ違いも困難な感じになっていく。窓の外は、農園や田んぼ、埃にくすんだ家。ごくごく普通の韓国の散村。商店街のような所には、タイル屋に理髪店に食堂。学校帰りの生徒がバスを待っている。ここで、一番前に座っていたバス会社の従業員のようなおじさんがやってきた。ヨグン====ThisIsTheErrorMessege====と彼は言って手を差し出す。こっちが日本人だとは思ってもいないのだろうか。言われた通りに料金を払う。彼は空港から乗ってきた客から料金を集めると、このバス停で降りていった。どうやら、この路線はもともと島内バスだったものを開港に合わせて延長したらしい。で、料金は諸般の事情で別精算になっていて、空港利用分だけ回収していく、と。島内バスとしてはW1200はかなり高いもんね。
おじさんが降りると、替わりに生徒たちが乗ってくる。中高生がバスの一番後ろにたむろするのは日韓共通らしい。ところが、話が弾んでいるところで途中から先生らしき人物が乗ってきて、とたんにおとなしくなってしまった。バスはそのまま島の南東端の集落に来た。さっきの商店街よりずっと大きい、けどタカが知れているといった感じの町並み。日本の瀬戸内海に浮かぶ島、伯方島あたりでも似たような光景をよく目にした。看板の色と文字が違うだけだ。バスターミナルというかバス駐車場といった感じの広場にはたくさんのバスが狭そうに止まっていた。203番のバスから降りた乗客たちは小ぶりな海産物の市場を通り抜けて船の事務所まで歩いていく。

====ThisIsTheErrorMessege====
====ThisIsTheErrorMessege====

仁川行の船は20分ヘッド。W1300だ。昔、渡船めぐりをしていて瀬戸内海をウロウロした頃の記憶が蘇ってしまい、船を一本見送ってもう少し桟橋の雰囲気を楽しむことにした。ここは仁川行の乗り場だが、はずれには栗島====ThisIsTheErrorMessege====行フェリーの乗り場がある。小雨がパラつく中、そちらの桟橋にも行ってみた。仁川行側と異なり、ひとの気配があまりない。こちらのフェリーは産業用といった感じで、大型トラックの利用が多いようだ。待合室にはさっきのバスに乗っていた小学生くらいの女の子たちが数人。流行り歌のようなものを歌っている。こちらの船は30分ヘッド、W1000だった。記念に乗船券を購入する。
昼飯時を過ぎたあたり、こちらも食事にしよう。食堂は何軒かあったが、ほとんどの店に客がいない。唯一客のいる店に入った。だいたいのメニューは判読できたが、蒸し暑かったのでオーソドックスに冷麺にした。W4500。冷麺は量もあり、味もローカル食堂の標準クラスだった。食べ終わったところで、さて仁川に行こう。乗船券を2枚買い、改札口で1枚を渡して雨の中フェリーまで歩く。フェリーは、これがまた因島あたりでウロウロしていそうな感じ。船内に売店があり、スナック菓子などを売っていた。乗船客がかっぱえびせんのコピー商品を海に投げると、群がったウミネコがダイレクトでくわえていく。どうやらいつもの光景らしい。
仁川の桟橋がある月尾島====ThisIsTheErrorMessege====は観光地だ。店も多く、遊園地もある。台湾の淡水もこんな感じだったかな。店の並ぶ通りを抜けると、2番系統の市バスが止まっているのが見えた。月尾島=仁川駅と書かれているのを確認して乗車。10分も走らずにバスは仁川駅前に着いた。着く直前に車内放送が入るし、大勢の客が降りるのですぐにわかる。
仁川市は港湾都市の側面もあるがソウルの衛星都市の側面もある。最近は衛星都市化が進んだのか中心部はどんどん東に移っており、おかげで仁川駅周辺は完全に旧市街だ。駅も古いしホームもどことなくかつての仙石線石巻を連想させるような趣き。電車に乗ってソウル市街地に向かう。しかしこの電車のまあ遅いこと。韓国国民のパリパリ気質====ThisIsTheErrorMessege====に真っ向から刃向かうような遅さだ。漢江の手前の永登浦====ThisIsTheErrorMessege====まで1時間かかってしまう。途中、複々線があって快速運転が行われているのは東京に似ているが………。
永登浦にはロッテ百貨店がある。もしかしてスポーツ用品コーナーにサッカーのユニはあるか?と思って行ってみたがやはりなかった。いい加減疲れてきたし、時間もあまりないので結局今回の韓国旅行では漢江は渡らないで帰ることにする。電車で金浦空港まで行こうと手持ちの定額券====ThisIsTheErrorMessege====を改札機に突っ込んだら55と表示されて====ThisIsTheErrorMessege====びっくり。残金W550ということだ。たしか現在初乗り運賃はW600のはず。さあ困った、降りる際に不足が出る。自動精算機なんて見たことないし、私の語彙では窓口で交渉できるはずもない。とりあえず次の新吉で無理矢理降りてみると、改札機はピーッと鳴ったが無事に通過できた。台湾みたいに残高不足の場合も降りることは可能なシステムなのだろうか。で、窓口で金浦空港までの切符を買い直す。これで安心して乗車できた。いつもの地下鉄5号線で金浦空港へ。改札を出るとすぐに仁川空港行バス乗り場はこっちとい案内板が出ていた。指示に従って歩くと、確かにバス乗り場はすぐに見つかった。ちょうどバスが止まっていたので、入口前にいたおじさんにW4000を払って乗り込む。バスは雨の中、仁川空港に向けて走り出した。
仁川地下鉄の車庫や火力発電所のそばを通り過ぎ、海に出た。このあたりはかなり遠浅な地形のようで、ぼくが通った時は干潮だったのか干潟が一面に広がっていた。永宗島に入り単調な景色を走っていると、やがて正面にどどーんと仁川空港が見えてきた。金浦空港から35分かかった。途中、タクシーを何台か追い抜いたから、バスで35分ならタクシー利用ならもっと早いなとか思わないほうがいいかもしれない。あと1時間ちょっとしか時間がないし、バタバタと搭乗手続きをした。仁川空港の空港税はW15000。韓国経済を考えると冗談のような高さだが、カード払いが可能になったのでマイラーには朗報かも。イミグレをサクサクと通過し、帰りはビジネスクラスなのでラウンジで酔っ払うことにした。でもその前に、さすがに昼飯が冷麺一杯では腹が減ってきた。食堂でカルビタン定食を頼んだ。W9000。付属の米を全部ぶちこんでクッパにして食べる。十分腹にたまったところでラウンジへ。生ビールがサービスになっていて3杯近く空けてしまいゴキゲンな酔っ払いの出来上がりだ。これであとは機内でワイン&ピビンパ、お大名になって帰国だと搭乗ゲートへ。18:20。搭乗ゲートでは名古屋に戻る乗客たちが搭乗案内をいまかと待ち受けていた。ここまでは順調だったのだ。

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