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travelnotes : overseas
【KOREA-01】 1998/09/13 目は口ほどにモノを言う
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まずはチケットを押さえなければならない。バックスタンドのB席はゾーン指定でW6000。とりあえず2枚購入、これで入れないことはなくなった。しかしここでSun's Son氏が、せっかくだから一番高い席で観ようと主張する。それはごもっともな意見だ。グッズも欲しいし、と正面に回り込んでみる。チケット売場がわからずにちょっと焦ったが、Sun's Son氏が見つけてくれてOK。最高値の特席はW15000である。これでも瑞穂のゴール裏より安いじゃないか。

チケットも確保したし、次はグッズ漁りだ。ところがどこもヒト山のクロダカリといった感じで売場がどこだか見当がつかない。正面玄関あたりをウロウロしていると・・・あったあった旗が飾ってある、きっとあそこだ……と近づいてみてちょっと待った。

水原のチームはブルーウィングスと名乗るぐらいだから旗も青に決まっているのだけど、飾られているのは見覚えのあるオレンジ地に白十字……って、アルビレックス新潟?で、その向こうの青紫色は大分トリニティではないか?!
どーなってんだ、これは?!

実は2002年W杯韓日共同開催についての展示会が開かれていたのです。
飾られていた旗は、他に浦和・鹿島・清水・札幌・C大阪。仙台と神戸がなかったのはなぜかな?それと横浜のところに平塚の旗があったのはご愛敬ですかね。『ホン・ミョンボ効果』とも言いますが。展示会の周囲には、太極旗と日章旗と友情と書かれたTシャツを着たお兄さんが何人もいました。水原はW杯開催地に選ばれ、サポーターも共催に積極的なようです。

展示会のさらに先に、ようやくグッズショップを見つけました。しかしそこもチビッ子でクロダカリ状態。しかも店内に商品見本が飾ってないので、指差して「これっ!」とやるわけにもいかない。カウンターに貼られた料金表にウニホム====ThisIsTheErrorMessege====の文字は見つけたけど、店員と一番デカいサイズくれとかの交渉が出来るだろうか?筆談を仕掛けるには混雑しすぎているし……というわけで、この時はグッズ購入はお預けとなりました。しかし、旗を扱ってなさそうだったのはなぜだろう?

ついにチケットをもぎってもらい会場内へ。なななんと『特席』の入口は1階正面玄関なのですね。そして上がった先は、ロイヤルボックスのすぐ横でありました。ここで試合開始まで練習風景などを観ながらようやく本日最初の食事です。やはり酢飯でないのでキムパプにはちょっと違和感がある。
地元・スーウォンの選手が入ってきました。その瞬間、

きゃああああああああああっ!!!!!

いやはや、オッパ隊のパワーはすごいもんです。声の目標は高宗秀。練習でも、彼がボールに触れるたびにきゃああああああああああっ!!!!!まあホントに、すごいもんです。まいりました。で、シュート練習が始まったのですが・・・。私の横でSun's Son氏が言うのです。

マルホン師の返し馬診断====ThisIsTheErrorMessege====をしてみるとですね、水原に勝ち目はないように見えるんですけど。
確かに、シュート練習でほとんど枠に飛んでいないぞ。うーむ。大丈夫なんだろうか。

まだ試合開始まで少し間があるので、売店を探しに正面玄関まで出てみた。売店はなかったけど、玄関のすぐ外に設置されたテーブルに平積みされているのは・・・
ここここここぉれぇはあああっ!
あればいいなあとは思っていたけどほとんどアテにしていなかったKリーグ現代杯の公式プログラム!なんとしても欲しいっ!とは思うのだけど、値段がわからない。もちろん、オルマイムニカ?====ThisIsTheErrorMessege====と尋ねればいいのだけれど、韓国語で「非売品です」と言われてわかるだろうか。決心のつかないまま積まれた本を じーーーっと見つめていた。係りのお嬢さんが何か話しかけてくるけど、当然のように何もわからない。彼女に軽く微笑み返し、さらにじーーーっと見つめ続ける。すると彼女は「チケットの半券を見せろ」という仕種。私のは最高ランク『特席』である。彼女は、まさにしょーがないわねえという表情をして1冊わけてくれたのでした。いやあ、カムサハムニダ。韓国でも目は口ほどにモノを言うんですねえ。ちなみに、スタンドに戻って本を細かく見てみたら、ちゃんとW4000と書いてありました。

さあ、いよいよ試合時間です。全員起立、バックスタンド上に掲げられた太極旗を向いて国歌斉唱。胸に手をあてている観客も大勢いました。

鋳造はどれだけ引っぱれば気が済むんだ?!
……お待たせしました。次のページから、本当に試合開始です。というわけで次のページへ。

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