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travelnotes : overseas
【HONGKONG-03】 2004/01/11 wonderwall to be here
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コントロールを出て南東方向に歩くこと10分ぐらい、到着したのが今回の香港旅行の第一目標・中英街====ThisIsTheErrorMessege====の入口。ででーんと大きな建物が威圧的に見えるが、この建物自体はそれほど緊張感を持って運営されているわけではなさそう。階段で記念写真を撮っても全然怒られたりはしなかった。
このゲートが通過できないのはわかっていたので、そのまま東方向に進むと、南に向かう道があった。おそらくこれが環城街。地図によってはこの道がそのまま南に延びて書かれているものもあるが、それは間違い。ちょっと進むとその先は壁と有刺鉄線が行く手を塞いでいた。その先に軍事基地があったりするわけではなく、向こうにも人が住んでいる。
沙頭角中英街の数奇な歴史はこのサイト====ThisIsTheErrorMessege====をご覧いただくとして、ベルリンの壁がなくなった現在、一つの街が分断されているのは世界中でニコシア====ThisIsTheErrorMessege====とここしかないのではないか。現在は同じ国の国民なのだから壁の向こうとこちらの間で対立関係があるわけではなく、それでもそこに壁は存在する。不思議な世界。しかし同じ国とは言え、香港とシンセンでは明らかに空気感が違うのも事実。この不思議感はクセになるかもしれない。海に出たところで壁は途切れた。人民解放軍の兵士が壁沿いの道で暇そうにしていた。
さて、バスで羅湖に出よう。途中の酒屋で「紅星」という名の20元しない安酒を買う。55度とあるからかなりの強さだが、帰国してからB屋が試したところ「強い割にはすいすい呑めるのですぐにへろへろになる」とのこと。北京のメーカーの酒だから手軽な暖気用なのかもしれない。
ようやく火車站====ThisIsTheErrorMessege====行のバス乗り場を見つけたらそこは沙頭角ボーダーのすぐ前だった。本数は多い。バスの運賃は3元。車内にはゲロ袋用と思われる白いビニール袋が多数ぶら下げてあったが、道自体はかなり整備されていた。もちろん大陸の運転士だから運転はかなり大陸風、乗り物酔いが出ても不思議はない。実際、降車扉近くに立っていた女性はかなりつらそうだった。バスは西に向かう。広い道の左、つまり南側には小さな川が流れていてその先には手つかずの山林が広がっている。香港側の禁区だ。山の上には監視塔もある。

駅前広場は地下鉄工事中====ThisIsTheErrorMessege====でごたごたとしていた。いまや深は地下鉄を必要とするほどの大都市なのだ。しかし、すぐそばに香港という街がありながら、明らかに香港にはなれないその差はどこにあるのか。
羅湖のイミグレで体温チェックがあった。通過して深川を渡り、香港イミグレを通過するとそのまま羅湖駅の改札口。現在、九広鉄道の電車はすべてが終点・羅湖まで来るわけではなく1つ手前の上水どまりも多いのだが、おそらくそれは全列車を終点まで走らせると羅湖ボーダーの処理許容量をオーバーしてしまうから、なのだろう。羅湖駅は高架線の工事中。深側も工事中だった。近いうちにこの羅湖での越境に劇的な変化====ThisIsTheErrorMessege====があるのかもしれない。電車で1駅、いつの間にか禁区境界を越えて上水に着いたのは12時半くらい。ここで屯門の路面や西鉄に乗りに行くB屋&K屋と別れる。彼らとは18時に尖沙咀の九巴サービスセンターで待ち合わせ。

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