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travelnotes : overseas
【HONGKONG-01】 2000/12/30 さらばクリスマス電球
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太子の聯合広場に80Mという名のバスグッズ屋があるというので行ってみた。店はすぐに見つかったが、お目当ての九龍バスの布製バッグは見あたらない。バスの絵がプリントされたTシャツを1枚買った。そしてホテルにいったん戻り荷物をおいて、夜景用カメラを持ってすぐに出発。空腹で目が回りそうだ。そう、例によってこの日もホテルの朝飯以外食べていないのだ。
地下鉄で中環へ。昨日食べ損ねた「三多麺食」に行く。7時40分頃に店に入ったら客は誰もいなかった。ビジネス街の客を相手にしている店のようだ。雲呑麺と郊外油菜====ThisIsTheErrorMessege====を頼む。この郊外油菜が食欲をそそるあっさり風味。バリバリ食べていると雲呑麺が来た。雲呑が絶品。2品でHK$28。なんなんでしょね。昼飯時に行列が出来るはずである。私が店を出る頃には外の照明は消されていた。どうやら夜8時までの営業らしい。
食べ終わってピークトラム乗場行きのバス乗り場に行ってみると大行列だ。この路線には2階がオープンタイプの観光用バスがやってくる。乗客は我先にと2階席に。私は1階の一番前で夜景を眺めることにした。急な坂道をブイブイ唸りながらバスはピークトラム乗り場に。韓国の観光客グループが乗車券売り場に大行列を作っている。先を見ると改札機にタコカードの端末があるので、駅員にタコカードをかざし「OK?」と尋ねるとこっちに来い、との合図。おかげで上る際のベストポジション進行右側の窓際を確保できた。ゲロ袋オハユニ氏がビルが傾いて見えると言っていたのだが、まさにそう。人間はある程度の傾きまでは視覚からの情報を修正して(自分が傾いているのだと)認識するが、それを越えると本当にモノの方が傾いていると思ってしまうようだ。新鮮な体験だった。

終点にある建物を上って行くと展望台になっている。さかんにシャッターを切る観光客。こんな暗い中でフラッシュ焚いたって背景は写らないってば。ぼくは展望台ビルの隅に行ってセルフタイマーで撮影した。この夜景は確かに綺麗だがいつ見てもきっと同じだろう。クリスマス電球で飾られた尖沙咀からの景色の方がぼくは好きだ。

ピークトラムの下りは大行列だった。もう景色は十分楽しんだので進行右側の山側に座ってぼーっとしていた。帰りのバスは運良くオープン2階建てバスの2階席に座れた。風が実に心地よい。このバスも乗るなら夜だ。
天星渡輪====ThisIsTheErrorMessege====に乗って尖沙咀に渡った。文化中心の裏側にもう一度行ってみる。観光客で溢れていたが、やはりいい眺めだ。香港に来るにはこの季節しかない。そう思わせるに十分な景色だった。ホテルへの帰り道、薬屋に寄って会社の土産にタイガーバームをたくさん買った。コンビニでサンミゲルとソーセージを買って部屋で一人だけの乾杯。明日は日本に戻る。


朝。何気なくTVをつけると、アジアのポップスチャンネルだった。孫燕姿という歌手の曲が流れていた。これが、よい。実によい。帰国の日の朝に宿題をもらった気分だった。もう一度来い、と。
これで出発が遅れ、ホテルの前のバス停から通天巴士に乗ったのが7時半。空港では深のガイドブックを買うのが精一杯だった。チェックインしてイミグレを通過し、家族用に土産を買って搭乗エリアに着いたらすでにファイナル・コールになっていた。帰りの飛行機では行きと同じく白ワインを呑みたくってご機嫌な状態で成田に着いた。実家に戻る方面のバスまで時間があったので東成田でパスネットカードを買った。日本にもタコカードみたいなシステムが出来る日が来るのだろうか。

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