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travelnotes : overseas
【HONGKONG-01】 2000/12/29 侵略する香港
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柴湾の売店で買った新聞を整理しているあいだに西湾河====ThisIsTheErrorMessege====に着いてしまった。香港の地下鉄ホームの壁には、駅名を毛筆で書きなぐった感じのアート・センスあふれる部分がある。その壁を撮影したらすぐさま女性駅員にチェックされてしまった。広東語で注意してくるので、パスポートを見せて我係日本人====ThisIsTheErrorMessege====と言ったら、ちょっと不満な表情をしたけど許してくれた。
駅を出ると、真正面に→渡輪の表示。この表示に従って歩いていくと、三家村====ThisIsTheErrorMessege====行きの桟橋に出た。天星渡輪の桟橋と違って実にローカルな味わい。そこだけ切り取ってみれば、瀬戸内海にもありそうな感じだ。だけど、振り替えればそこには日本では考えられない高層団地群がドカドカと………。エキセントリックな世界。最近になって觀塘====ThisIsTheErrorMessege====までの航路もスタートしたようだ。運営会社は、珊瑚海なんたら公司で、もともとは離島航路の会社らしい。西湾河からは基本的に三家村行も觀塘行も30分ヘッド。觀塘行を見送って、予定通り三家村行を待つことにした。船をぽけーっと待つことは、瀬戸内を旅している頃に何度もやっている。
やってきた古ぼけた船に乗った。船から見える対岸の三家村は、ちょっと表現しにくい集落だった。桟橋の右側に見えるのはひなびた漁村。これがそもそもの三家村なのだろう。左側は工場か?そしてその奥の内陸部には、西湾河で見たような高層団地群が触手を伸ばすように広がりつつある。そんな感じだ。
渡船が着いたところは、魚の水揚げ場だった。桟橋の建物は改装工事中らしい。トラックと無造作に魚の入った籠、ホースから出しっぱなしの水をよけながらすぐそばのバスターミナルまで歩く。船から見えた工場は古紙の再生工場だった。ターミナルには藍田====ThisIsTheErrorMessege====行の専線小巴====ThisIsTheErrorMessege====が停まっていた。覗き込むと、なんとタコカードが使えるではないか!さっそくノックして扉を開けてもらい、地下鉄の藍田駅に行くかと尋ねたのだが、残念ながらこのバスは行かないらしい。後ろのバス停から九巴に乗れ、とのこと。九巴は30分ヘッドだそうだけど、5分待ったくらいでやってきた。この頃になると急に暑くなってきた。長袖のシャツを脱ぐ。Tシャツにハーフコートというよくわからんいでたちになった。九巴に乗って藍田駅まで。船から見えた建設中の高層団地群の中を通る。地下鉄觀塘線の支線が将軍澳まで延びるらしい。

10時半を過ぎた。これから沙田に行けばちょうど商場の開店時間だ。藍田から地下鉄で九龍塘====ThisIsTheErrorMessege====へ。隣に座った中学生くらいの女の子がマンガ雑誌を広げて読み始めた。「新少年」という名前の雑誌だったが、彼女が読んでいたのは『GTO』だった。ほかにも『金田一少年の事件簿』とかも載っていた。これはコンビニで入手する必要があるな。
九龍塘からはKCR電車で沙田へ。ゲロ袋オハユニ氏がKCR電車を横須賀線と形容していたが、まさにその通りかもしれない。12両編成で、羅湖側から4両目に1等車がある。1等料金もタコカードで精算できる。====ThisIsTheErrorMessege====なんとも便利なものだ。もっとも私は2駅間乗るだけなので2等車。やってきた羅湖行は満員だったので1本見送ったのだけど、次の電車はガラガラだった。よくわからん。沙田には駅前の新城市広場====ThisIsTheErrorMessege====に九巴のスーベニアショップがある。ゲロ袋オハユニ氏曰く、わかりにくいところにありますよとのことだったが、本当に場所を見つけることが出来なかった。結局、バスターミナルにある小さな売店で、姪と甥の土産に九巴のマグカップを買った。布製の九巴バッグは見つけることが出来なかった。明日朝は紅駅から広州に向かうので、予備知識を得るためにKCR電車で紅へ。

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