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travelnotes : overseas
【EUROPE-01】 28-29/04/2003 時計だって時差ボケする
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FHからHbfまで駅にして3駅、それで片道3.2ユーロってのは高くないかDB?Hanau行S-Bahnに乗る。最初の駅、Sportfeld駅が渋くて妙に気になった。帰りに寄ってみようか。
Hbfはとても大きな駅だった。夕方の6時、ビジネスマンの帰宅の時間。構内の列車や駅前の路面電車をちょっと撮影、しかしときめきは全然やって来なかった。やはり疲れているのだ。
早々に切り上げて、先ほど気になったSportfeld駅に行ってみた。要するに『運動公園前』。名前から気になっていたのだけど、やはりそうだった。ここはEintrachtFrankfurtのホームスタジアムの最寄駅なのだ。駅を出たところに臨時の切符売場用らしき小屋がいくつかある。かつてEintrachtが強豪の名を轟かせていた頃。この駅を降りてサポが大挙してスタジアムに詰め掛け、ウーベ・バイン====ThisIsTheErrorMessege====らに声援を送っていたはず。しかし経営破綻から2部に降格。それでも現在は1部昇格を伺えるポジションにつけているはずだ。果たして名門は復活するのだろうか。
Sportfeld駅のベンチに腰掛けて、通過するICEとかを30分ばかりぼーっと眺めていた。3泊5日の欧州旅行。周囲には「もったいない、もっと時間をかけてくればいいのに」というひともいた。しかし、ぼくにはこれが許容量の限界。もし、これ以上欧州に滞在しても愉しむことは出来ないだろう。

まだ明るい午後7時、電車に乗って空港に戻った。全日空のカウンターへ。LHとの交渉が成功し、ぼくの航空券は名古屋行に変更になった。「お客様は行きの便もFlightCancelになっていることですし」と彼女。要するに情状酌量の余地ありということのようだ。彼女には感謝、しかし「ホントはダメなんですけどね」と3回も強調したのにはちょっと抵抗を感じた。
イミグレを通過して、職場用の土産を買って、機内へ。食事を済ますと強烈な眠気が襲ってきた。ぼくのすべてのプライドを凌駕する圧倒的な眠気だ。ぼくは隣りの席が空いているのをいいことに肘掛けを跳ね上げ、横になって豪快に眠ってしまった。
目が覚めるころはロシアの東端あたり。そろそろ通貨を日本のものに戻そう。Frankfurtで取り替えてもらえなかったペンスコインがあるので適当に見ていたら、何枚かある20ペンスコインの中に違うデザインのものを見つけた。見れば、刻印にはIsle of Mann====ThisIsTheErrorMessege====とあるではないか。おやおや全然気づかなかったぞ。これはかなりの貴重品だと思う。

成田着。イミグレは冗談のように空いていた。名古屋行まで時間があるので、急がない荷物は宅配便で自宅に送る。それから食事。中華料理店に行ってラーメンのセットを食べた。確かにTraffordでラーメンは食べているのだけど、なんかものすごーい安心感があった。名古屋まで飛んで、帰宅は20時だった。


翌日から通常勤務だったのだけど、しかし時差ボケってのがこんなにもつらいものだとは。それと、これは驚いたどころの話ではないのだけど、なんと普段愛用している現地に持っていった目覚まし時計も時差ボケを起こしたのだ。
だって、セットした時間の40分後にベルが鳴るのだ。最初は壊れたのかと思ったのだけど、1週間ほど経つとちゃんとセットした時間に鳴るようになった。なぜだ。どうしてだ。原因は、やはり「時差ボケ」と考えるのが一番自然だと思うのだけど、どうなのだろう。

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