cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
travelnotes : overseas
【EUROPE-01】 26/04/2003 Manchester Immigration
▲home ▲index <<prev next>>
====ThisIsTheErrorMessege====

Münchenではターミナル内を結構歩かされた。Manchester空港で時間を取られたくなかったので荷物は全部CarryOnにしてもらったのだけど、失敗。とってつけたようなイミグレで出国手続きを行う。
ようやく一息ついたところで、一応自宅の留守番電話が心配なので呼び出してみた。ドイツ→日本の発信方法は知らないけれど、クレジットカード対応公衆電話に書いてあるやり方を読みながらやってみる。すると、呼び出し音もなくテープ音声が「かいねなんたらどーたら」を繰り返すだけ。かいね=Keineだろう。ぼくのつたないドイツ語知識を総動員すると、要するに「そんな番号ありませんよ」ということだと思われる。かけ方を間違えたようだが、これでも通話料が請求されてしまうのだろうか。====ThisIsTheErrorMessege====待合室のベンチで、自販機で買ったアイスチョコバーを囓った。鋳造はこういう局面でアイスを食べる人間なんです。
Manchester行の待合所に降りていく。日本人らしき男2名、中国人らしき男女数名。係員に「ミスター・ヨシダ?」と声をかけられた。あれ、何かしたっけ。係員が搭乗券を貸せというので出したところ、あなたビジネスクラスにしますねと言われ、BusinessClassと刷られた搭乗券ととりかえてくれた。♪なんでだろう~なんでだろう?♪どうせOverBookingかなんかだろうけど、悪い気はしない。
機材まではバスで移動。中国人の若い男女がすぐそばにいた。男の方はCCTV====ThisIsTheErrorMessege====と書いたスタッフジャンパーを着ている。ははーんなるほど。今日はEverton、明日はManCity。====ThisIsTheErrorMessege====ともにホームゲームだ。取材をするにはいいチャンスだろう。

München→ManchesterはCanadianJetっていうの?====ThisIsTheErrorMessege====100人程度が乗れる小さなジェット機。BusinessClassのパスをもらってはしゃげたのもここまで。特に座席がいいわけでもなく、前方の席に座れたというだけ。離陸後しばらくすると機内食が来たけど、もちろん一般客と差があるわけでもなかった。
窓の外はずっと雲が広がっていて、雲が晴れたらそこはもうグレートブリテン島の上空だった。オーストリアやドイツとは明らかに地形が違う。厳しい自然だということが景色からわかる。高度を下げて、Manchesterの郊外を通過。スタジアムが見えた。すぐ近くに鉄道の駅。EdgeleyPark====ThisIsTheErrorMessege====だろう。

====ThisIsTheErrorMessege====
====ThisIsTheErrorMessege====
====ThisIsTheErrorMessege====
====ThisIsTheErrorMessege====
====ThisIsTheErrorMessege====

さて、Manchesterのイミグレ。英国は出国はオープン====ThisIsTheErrorMessege====だけど入国は厳しいという話は聞いていた。ぼくと向き合うのはまだ若い女性。すぐ後ろに先輩らしき女性が控えている。研修中あるいは実戦配備になったばかりということだろう。手抜きはしてくれそうにない。

「何しに来たの?」
「フットボールを観に」
「ふーん」 ここまでは大丈夫だった。問題はここから。

「どこの試合?」
嘘をつくわけにもいかない。「オールダム・アスレチック」。

この答は彼女のアタマの中にまったく想定されてなかったようだ。表情から業務用の微笑が消えた。村上春樹『パン屋再襲撃』に、強盗に襲われたハンバーガーショップのアルバイト店員の話が出てくる。マニュアルにない事態に遭遇すると人間はどういう表情になるのか。なるほど、こういう顔をするのね。などと他人事のように書いてしまったが事態は深刻である。
なにせ手配師たろう君が同様の質問をされて、胸を張って「ManCity」と答えたら「You are CRAZY」と言われなかなか解放してもらえなかったというManchesterのイミグレだ。日本人の野郎がドイツから独りでやって来てサードカテゴリーの試合を観に来たと言って、はいそうですかと通してくれるはずがない。長い話になりそうだ。しかもこちらは英国人とやりあえるほどの英語力があるわけでは、もちろん、ない。
なぜだ。どうしてだ。なぜオールダムなんだ。矢継ぎ早に飛ばされる質問の中から、わかる単語をアタマの中で拾い出して彼女の質問を再構築しなければならない。
「あ、あの、あの、ホントはManCityの試合観たかったの、でもでも、明日に延期になっちゃって、で、えーと、近くで他に試合やってないかって調べて、んでオールダムを見つけて、ロッチデールもあったんだけど」「どうやって調べたの」「えーと、インターネットで」彼女はぼくの話すことを全部メモに取っている。オールダムに「ヘンな日本人が行くぞ」と連絡する気なんだろうか。1分もしゃべってないと思うんだけど、正直言ってすっごい消耗した。イミグレのゲートはEU限定とAll Nationsの2つ。もちろん、ぼくが並んでいるのはAll Nationsの方だ。後ろにはアメリカ人もいる。きっと、なんでこいつはこんなに英語が話せないんだと思っていたことだろう。ちくしょうちくしょう。

空港を出ると手配師たろう君が待っているという話もあったんだけど、姿は見えない。借りてきた香港携帯電話の電源を入れると、しばらくしてVODAFONEの文字が出た。ぼくが使う電話代の一部がベッカムの懐に入るのか、くそ。

▲top <<prev next>>