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【EUROPE-01】 26/04/2003 微生物の活動
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結局、目覚まし時計は不要だった。3時半に目覚めてしまったから。廊下からは若い連中の騒ぎ声がまだ聞こえてくる。昨夜ぼくが寝付く頃にどやどやとやって来たのだ。まるで修学旅行生みたいだ。投宿が遅くしかも翌朝が早いので寝ないでいようということなのかもしれないが、3時半だぞ!
5時前にチェックアウトして空港へ。München経由Manchesterまでの搭乗手続きを済ませた。実はMünchenまでは国内線扱い====ThisIsTheErrorMessege====だから、こんなクソ早く出てくる必要はなかったのだけど、起きてしまったものは仕方がない。
することもないし、朝飯にしよう。空港バスや電車の出発案内が見えるベンチに腰掛けた。Bratislava行のバスなんてのがあって驚く。スロバキアじゃん。でも実はWien=Bratislavaって50km程度しか離れていないんだよね。
鞄の中から、中央駅のInterSparで昨日買ったパンとチーズと牛乳を出す。牛乳は普通の味がした。そりゃそうだ、欧州の牛はほのかにレモンの味がする乳を出すというわけでもない。パンは、うーむちょっと日本とは違うなあ、微妙な違いなんだけど設計思想そのものが違うという感じ。正直言ってちょっと口にあわなかった。で、チーズ。袋を開けて口に近づける。

「うわああああああああああああ」

なんだこの匂いは?!真っ先に思い浮かんだのは「腐敗も発酵もやってることは同じ」というフレーズだった。そりゃ確かに要冷蔵の食品なのは認めるが、買って半日だぞ?炎天下に放り出しておいたわけでもないのに、これは明らかに人間が食するために作られたものの発する匂いではない。可能性をいくつか考えてみよう。

  1. やはり腐敗しやすいので半日で一気に進んだ
  2. オーストリアのチーズはこういう匂いがする
  3. 単に粗悪な品だった

何事も勇気!とばかりにひとカケラを口に入れてみたが、呑み込む勇気までは湧いてこなかった。ご先祖様、食べ物を粗末にしてごめんなさい。

上にも書いたがMünchenまでは国内線扱いなので出国手続きもない。ようやく開いたばかりの店の前を通って搭乗口へ。途中の本屋でオーストリアのサッカー雑誌を探したが見つからなかった。逆に、見つけてしまったものがある。マンガだ。ディズニーものと同じところに、あるわあるわ。キャプテン翼DNA電影少女OnePieceに。貞本さんのエヴァも発見した。この絵にドイツ語って、似合うなあ。すごく似合う。ぼくはエヴァの設定はよく覚えてないのだけど、たしかアスカちゃんとドイツって深いつながりがあるんじゃなかったっけ。喜びはしゃいで購入してしまった。
Münchenまでは何がどうということもなく。機内食にソフトチーズがついていたので匂いを嗅いでみると、少しではあるけれどやはりあの「うわあああああ」な匂いがした。どうやら正解は「2」だったらしい。

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