cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
travelnotes : overseas
【BEIJING-01】 2002/10/26 京津ダービーはこんな感じ
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工人体育場は総2階建ての陸上競技場で、要するにビッグスワンなのだが、いつ建造されたのかは知らないが、設備は結構古い。階段のコンクリートはそこここで剥げているし、GLAYのコンサートの時には6万人が入ったはずで、ちょっと心配になってしまう。
指定された席はバックスタンド1階席のほぼ真ん中。ぼくの右前には解放軍の兵士が座っていて、その3つ後ろには警察官が座っていた。別にぼくがマークされているというわけではなく、観客席のいたるところに軍人やら警察官やらが座っていて、ぼくの指定座席はちょうどその列のすぐ隣りだったというだけの話だ。

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さっき遭遇した太鼓隊もバック1階席に陣取っている。しかしあまりに数が少ない。盛り上げという意味ではパワー不足は否めない。では、日本ではサポ集団が陣取るゴール裏はどうなっているかというと、2階席には解放軍兵士がビシッとかたまって座っていた。とても観戦に来ているという風には見えない。まるで演習の一部みたいだ。
天津泰達隊の選手が練習に出てきた。すごいブーイング。件のサポ連だけでなく、スタジアム全体から沸き上がる大ブーイングだ。見上げれば、2階席には夥しい数の緑色の旗が。首都と港町。強いて言えば東京と横浜のような。そう言えば、と見回すと天津のサポらしき人間をまったく見かけない。北京=天津は100kmあるが、それでも南西は昆明から北東は瀋陽までをカバーする中国甲Aにおいて100kmは隣り町みたいなものだ。中国人民にとって100kmは好奇心が負けてしまう程の距離====ThisIsTheErrorMessege====なのだろうか。遅れて、北京国安隊の選手が入る。大歓声だ。これは天津の選手たちはやりにくかろう。
北京は乾燥している。喉が渇くと不快なので売店を探すと、なんとそこにはミネラルウォーターのペットボトルが売られているではないか。入口で持ち込みのペットを取り上げたのはなんだったのだ。買ってみると、ボトルのラベルに「国安」と書いてあった。これって、要するにそういうことなのか?ちょっとえげつないやり方だと思うがなあ。
試合開始に先立って、国歌の演奏。五星紅旗がゆっくりとポールを上っていく。しかし演奏と一緒に歌う観客はそんなに多くなさそう。リーグ戦だし、やはり代表戦とは気合の入り方が違うのだろう。

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試合は天津ペース。相手ボールを奪った時の動き出しに約束事が出来ていて、キチンとボールがゴール前に入って行く。天津の19番のFWが、ポジショニングといい体格といい髪型?といい、俺王====ThisIsTheErrorMessege====そっくりで笑ってしまった。一方の国安は行き当たりばったりというか、チームで崩すという姿勢が見えない。これはどう見ても天津のサッカーの方が面白いと思ったのだが、右からのクロスにフリーでヘッドで合わせたのは国安の方だった。ワンチャンスを生かして国安先制。ある意味、これで試合が面白くなった、と思えたのはそれほど長い時間ではなかった。天津のFWと国安のDFが何度もやりあっていて、ついに切れた天津のFWが報復に出て一発退場。これで一気に国安ペースに。天津は、大きくサイドチェンジしたり縦に走らせたりといった序盤に見れた攻撃時の約束事がまったくなくなってしまい、国安のやりたい放題になってしまった。ホームチームがガンガン押しまくるのだから観客は大歓声だが、試合としては壊れてしまった。
ハーフタイム。電光掲示に注意事項が出る。読める漢字だけ拾ったのだが、最近の国安戦はサポが荒れることが多く、先日も7人が逮捕されたそうで、数々の禁止事項が画面を走っていた。そして、違反者は「中華人民共和国なんたら処罰規定により罰せられます」と。間違いなく、日本のような「ご協力をお願いします」なんて柔らかい表現ではなかった。

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サポ太鼓隊のそばには女の子のグループもいて、友達同士でわいわいしゃべっている。かわいい眼鏡っ娘や、鋳造好みの童顔でぽっちゃり気味の娘もいて、試合が壊れてしまったせいもあって後半はサポに注目するような感じで観戦した。しかしまあ、国安の応援を聴いたら、誰もモンテディオ山形の応援を「念仏」なんて笑えなくなると思うよ。

どんどんどんどん
どんどんどんどん
どんどんどんどん
どどんどどんどんっ

繰り返し。これが念仏でなくてなんだというのだ。何年か前のACWCで清水が上海虹口で申花隊と戦った際に、清水サポのダンスが申花サポにかなりの衝撃を与えたという話を聞いたことがあるが、もし国安が好成績を納めてアジア戦に出るようになって、FC東京とか鹿島とか浦和とかと戦ったらどうなるだろう、と考えるとなかなか面白い。
試合は結局国安が4-0とリードしてからやらんでもいいPKを与えてしまい、4-1で終了。天津の自滅って感じでしたね。ゴールのたびに大歓声が挙がるが、ゴール裏2階席の軍人達はビクともしない。さすがである。国安の選手達がサポ連に挨拶に来る、かと思ったらセンターサークル付近で手を振って、おしまい。冷たいじゃないのさ。

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