cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
motorcycle : motorcycle
tour:08春・九州縦断(その2)
 home  index  prev next 

天気予報通り、午後には止むらしいのだけど。例によって朝のバイキングをがっつりと食べる。ちょっと早く出られたので、熊電の怪しい区間====ThisIsTheErrorMessege====を見に適当に走らせていると打越駅に出た。しかしまあ、この大胆な枯れっぷりはなかなかのものだ。鉄系Jサポには用はなくとも上熊本=北熊本=藤崎宮前は是非乗車をお勧めしたいところ。
では、と熊本市街を離脱しようとして往生。そうでした、今日は普通の金曜日。市街地方面は朝のラッシュアワーで大渋滞。土地勘もなく、雨が降り続いて地図も出せない状態のぼくは、とにかく東に進んでバイパスに出ること、そしてバイパスを南下していけばとにかく熊本港には出られる、としか方針を立てられず走らせたところ、なんとか出港前に熊本港に着けた。島原行の高速フェリーは1日5本、これを逃すと島原半島行きは諦めるしかない。
手続きをしたら「単車はすぐに乗船せよ」とのことでありがたく船内に避難。この時間が一番雨がひどかった。雨の中を走った疲れもあって、船内でぼーっとおとなしくしてたら40分かそこらで島原外港に着いてしまった。こんなもんが出来たら三角港の凋落====ThisIsTheErrorMessege====も、さもありなん。上陸の頃には雨も上がっていた。

Clockwiseに島原半島を回る。島原鉄道の外港=加津佐はこの3月で廃止になる由だけど、並行する国道を単車で走った限りでは、しょうがないかなあ…といったところ。口之津駅が無人だったのには驚いた。当然、加津佐も無人。ちょうど諫早行が出発するところだった。乗客は20人くらい、その7割はマニアさん風。廃止もやむなし、か。駅には張り紙があって、「土日祝と最終日は14時まで駅員が切符を売ります」とだか書いてあった。最終日も途中で駅員配備打ち切りということみたいだが。びっくり。
ここから西側は過去にも通過した記憶がない。単車で北上していくと小浜温泉。そこらじゅうから蒸気が噴き出す景色はまさに温泉街のそれだ。市役所の小浜支所に単車を停めて、市営“浜の湯”で休憩。脱衣場にはほとんど見かけなくなった棹はかりの体重計があって喜んでしまった。もちろん現役。前日に入った指宿の元湯に比べてはるかに活気があり、ひとも大勢入っていた。

ここから北上する際のルートは、もちろん小浜鉄道廃線跡。====ThisIsTheErrorMessege====走ってみればわかるが、誰がどう見たって廃線跡だ。友人がかつて旅行添乗員の仕事をしていた際に、バスガイドが「皆様、左手にご覧いただけるのは廃線跡でございます」と言ったらしい。最近では『鉄腕DASH』でも取り上げられた。====ThisIsTheErrorMessege====学生時代から気になっていた“木津駅跡”バス停もちゃんと存在していた。ホーム跡までちゃんと残っていた。もっとも、いまはもう普通のバスは来ない====ThisIsTheErrorMessege====みたいではあるけど。
愛野から農道を通って堤防道路====ThisIsTheErrorMessege====を越える。風が強い。渡りきって、長崎本線沿いに北上して、これまでの長崎県唯一の単車訪問地だった『県界』のバス停====ThisIsTheErrorMessege====へ。ここを避けるわけにはいかない。

佐賀県側の折返場の酒屋の猫も変わりがない。いや、前回訪問は4年前だ。もしかしたら、グレーの仔猫はいなかったかもしれない。外に出てきた酒屋のおばあちゃんのところで甘えてすりすり。かわいいねえ。
長崎側折返場には既に県営バスが到着して休憩中。もうすぐこちら佐賀側にも祐徳バスが来るはずだけど、時間がおしているので到着まで待たずに出発。佐賀県太良町は『もぐり』の発祥地なのだそうで、思わず停車してパチリ。しかし、もう少し違う表現方法はなかったものかしら。

鹿島の手前でバイパスに入って祐徳稲荷へ。最初の訪問時の印象がものすご過ぎたからだと思うけど、この日も“異世界感”は感じなかった。九州道で筑紫野まで飛んで、いつもの太宰府にも参拝。受験シーズンも終わって、中国語と韓国語が飛び交う最近の太宰府に戻っていた。梅ヶ枝餅をいつもと違う店で頼んでみたら「焼きたてありますよ~」と言いながら、発泡スチロールの箱で保温中の“焼きたて”を提供してくれた。失敗。これからは混んでいてもちゃんとその場で焼いている店にしよう。

都市高に乗って天神まで行き、駐輪場を借りて、これも最近の博多訪問の定番になりつつあるソラリア地下の“ひょうたん寿司”で仕事帰りのじゃからん嬢と待ち合わせ。まあ2人して喰うわ喰うわ。あわせて20皿越えはしたような気がする。

帰りは新門司からフェリーなんで、ここで別れてぼくは都市高から福岡IC、九州道で新門司。フェリー乗り場に着いた時は出港1時間前を切っていた。手続きしてすぐに乗り込み。地元の学習塾の団体さん、受験も終わってUSJに“打ち上げ”ツアーみたい。こりゃ賑やかになるかも…との危惧はぼくの疲れでまったくの杞憂。どかーんと寝てしまって、目覚めたら明石海峡大橋をくぐるあたりだった。こども達やその親が甲板で歓声と記念撮影。海をまたぐデカい橋なら地元にもあるはずだけど、そういうモンでもないのだろうね。

さて、これで宮崎と鹿児島を塗った。沖縄は現実的に無理なんで、残りは東北6県。夜勤明け+2連休があれば行けるけど、いつ行きましょうね。週末に休みが当たれば当然サッカー観戦だから、平日の連休の際にでも。

 top  prev next